くちゅくちゅと堂本の唇と舌に俺の口は弄られ喰われて、乱される。
「…ン…ふぁ…んんっ…ん、ん、んぁ…はぁ、ふぅ…ン、」
堂本の首と背中に回した俺の手は力が入らなくて縋りついているのがやっと。
堂本の膝の上に倒れずに座っていられるのは堂本が背中を支えてくれているから。
布が擦れて、金具が外されてる音が下からする。
縋りついてるだけの手をやんわりと外されて、するりと腕から制服を落とされた。
インナーのタンクトップ越しに、確かめるように脇腹から胸を撫でられる。
胸にある手は弄るように探るように腕を動かして、擽ったい。
薄い布越しに俺の弄られて立ち上がった突起をコリコリと指先で押される。
しつこいほどに弄られるソコはどんどんジンジンするようになって、それに引きずられるように身体の奥がゾクゾクする。
「…んン、ぁふぅ…ふ、ふぁ…ぁん…!」
あ、どうしよう。下がむずむずする。
しつこいほど胸を弄っていた手がソコから離れ下の方に、俺よりも熱い熱が脇腹を撫でた。
とっくに腰の締め付けがなくなったソコからタンクトップを捲りあげられる。
布越しだった俺の背を支えていた堂本の手が直接、俺の肌に触った。
背中にある手が楽しむように、指先が俺の肌を撫でている。
火照っている俺の身体はそれだけで更に熱を上げた。
ゆっくりと舌を抜かれ唇が離れる。
口の端から零れている唾液を舐めとられて、顔が離れると俺の腕を上げられタンクトップを抜きとられる。
脱がされたタンクトップが床に落とされる音が聞こえると、獰猛な顔になってる堂本が俺の口元に迫ってきた。
キスされるとキスに夢中になるから、伝えたい事を言えない。
だからその前に言わないと。
「こんな所でエッチしたくない」
少しばかり目を見開いた堂本は、俺たちが居る場所を見渡した。
「初めてのエッチはベッドがいい…」
堂本の顔を見つめて言うと、次の瞬間、嬉しそうに笑った。
ああ、めちゃくちゃ、カッコいいなこの男。
「ああ、悪い。そうだな」
そう言うと首に腕をまわされて、腰を支えられて立たされる。
ベルトとか外されていた制服のスラックスがストンと落ちた。
足首に絡まるスラックスなどお構いなしに膝裏に腕をまわされて、所謂お姫様だっこ状態に。あ、スラックスがズルッて落ちた。
「ちゃんとつかまってろよ」
確かな力で支えられて、落とされるなんて微塵にも思わないほど安定している。
堂本の厚みある胸に頬寄せている間に、ふわふわのベッドの上に下ろされた。
俺が堂本の首に腕をまわしてつかまってるおかげで、堂本は俺の上にいたけど腕を外されてちょっと離れる。
堂本は自分のベルトを外してスラックスを下着ごと脱ぎすてた。
俺の眼前に晒されたのは見惚れるほどの肉体美と、ボロンと出てきたブツは凶悪なぐらい肉食獣だった。
惜しげもなく晒してくれている堂本の均整のとれた肉体に相応なデカさの一物。
俺は思わず目を見張らずにはいられない。
て言うか、俺はアレを挿入れられるのか?
まだ半立ち、だよな、アレは…。
ちょっと早まったかも…。
とか思ってても、堂本の嬉しいって言ってる顔とか、真剣な瞳を見てると、この男が好きだって感じずにはいられない。
俺の足を取った堂本は踝を舐めたと思ったら、まだ履いてた踝丈の靴下を噛んで引っ張った。
脱がされた靴下をポイッと捨てられると片方もそうやって脱がされる。
素足の項にチュッとキスをおとされ、肌を吸われ舐められた。
そのキスはだんだんと上がっていき、堂本にとられたままの足は堂本の思うまま開かされて、股を見た堂本はふっと笑った。
「もう、濡れてるな…」
染みをつくってるソコに堂本は躊躇うことなく吸いついた。
「──んあぁっ!!」
直接の愛撫に、腰が震える。
ああ、もう、早くこの男が欲しい。
- 36 -
prev | next
back
(C)もうゆる