今日の授業が全部終わって放課後。
恭祐が待ってる屋上に足早に向かう。
昼休みぶりに会う恭祐はやっぱりカッコ良くて、何度見ても常に見ても、見惚れるほど格好良い…。
「弥生、おいで〜」
ぼーとして恭祐を見てた俺に甘い声が響いた。
ふらふらと手まねかれるまま恭祐のところに来ると、ぎゅうって抱きしめられた。
いっきに俺のすべてが恭祐だけになる。
大好きな恭祐の体温と匂い。
安心すると同時にドキドキしてくる。
「恭祐、帰ろ」
「うん、でもまだもうちょっとだけ〜弥生ぎゅう〜」
甘えるように恭祐の顔が俺の肩にすりよる。
首筋にかかる吐息が熱い。
背中にあった大きな手がゆっくりと下に撫でる。
それはまるでアノ最中のようで、だからつい奥がきゅうって…。
ちゅっ。
軽く首に唇が…。
「…弥生…」
熱のこもった甘い声。
ずくん
愛されることを教えこまれたこの体は正直者。
うずく腰
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