やっとみつけた。
私の大切な幼なじみ。
でも久々にみた彼は、今にも死んでしまいそうだった。

「やっぱり俺が悪いのかな」

「そんなことない」

いきなりかけられた声に驚いたのか
彼はその大きな瞳をさらに大きくしてこちらをみた。

「え・・・」

「綱吉は、悪くない」

「名前・・・?」

「そうだよ、綱吉の味方の名前ちゃんだよ」

ここにくる前に、沢田家によった。そこで彼の母親は言いづらそうに彼の現状を話してくれた。
そこで私は彼が陥れられたことを知る。
一人の女のせいで、彼の人生は壊されたのだ。
その女の名前は"花野美華"そいつを綱吉が無理矢理襲おうとしたと奈々さんは言っていた。
しかし綱吉はやっていないとなかなか相手に謝らないのだ、と悲しそうに彼女は目を伏せた。


綱吉はやってないといったのですね?

ええ、そう、よ。

では、何故彼を信じないのですか。

っそれは!
美華ちゃんが凄い傷ついていたし、嘘吐くような子にもみえないから!!

綱吉は

え。

綱吉はそんな嘘吐くような子でしたか。

それ、は

ここにはいないんですか、綱吉

い、今呼び戻すわ!


「結構ですよ、私が綱吉と一緒にいますから」


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テーマ「人外ファンタジー」
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