時計が深夜零時を回った。今生き返ってる人がいるのかと思うと、なんだか変な感じだ。まあこの感覚にも多分そのうち慣れるだろう、そう思い眠りにつこうとした、が
「…!!」
「?…!」
小さくて内容までは聞き取れないがなにやら話し声がする。しかしそれはだんだんと大きくなり、はっきりと聞こえるまでになった。ていうか家入ってきてね?
「ししっ!ここが新人の家か」
「…なんにもねーじゃんか」
「でもせっかくだしなにか盗ってこうぜ」
「そうだな」
これさぁ、泥棒じゃね?
泥棒の対処方法なんて知らないんだけど私はどうしたらいいですか神様仏様フリッピー様。
どうしよう…フリッピーさん、いや、フリッピー様呼んでいいかな…夜中だけど。頼れる人がフリッピーさんしかいないとか私寂しい。
「うぅ…」
「なんだ、起きてんじゃねぇか」
「本当だ、起きてんじゃねぇか」
「げ」
見つかってしまったようです。
「お前、新人だな?」
「そうですが…」
「アホそうだな」
帽子被ってない方にそう言われた。
お前あれだぞ、お前もアホそうにみえるぞこの野郎。てか似すぎでしょ、双子か。イケメンだからって調子のんなよ爆ぜろ。
「てか、警察呼びますよ」