「好き、です」
「好き」
「好き」
「ねえ綱吉くん」
「わわっなまえ!?なに勝手に部屋に入ってんだよ!」
「いいじゃない、私と綱吉の中でしょう?それより、ねえ」
誰が好きなのよ。
私の可愛い可愛い綱吉をたぶらかしたねはどこの馬の骨かしら。
場合によっては、そいつを見つけ出して殺してやる。
そうしてもいいでしょ?だって綱吉
マフィアのボスになるんでしょ?
長年一緒にいる私には一言も言ってくれなかったくせに、転校生や人気者、挙げ句の果てにあのマドンナまであなたのファミリー、家族、なんでしょう?
綱吉のことなんてなんでも知ってるのよ。私に隠し事なんてしないでちょうだい。
「綱吉」
「えっと、実は」
ああ、やっぱり彼女だった。
安心して?もう彼女は