綺麗に澄み渡った青空の下・・・
外で食べるご飯っていいよね!
ねっ!と言うとえ?ああう、うん!とあわててツナが答えた。
私達は屋上に来ていた。
昼休みといえ、屋上は人が少ない。
こーんなに天気がいいのに教室で食べるなんて勿体無い!
せっかくだから外でツナと食べることにした。
ツナと食べることにした。
ここ大事。
あれ・・・なんで山本と獄寺がいるんだろう。
「ツナ、これ私が作った卵焼きなの!食べて!」
「え、本当に?ありがとう」
「十代目、そんなもん食ったら腹壊しま「美味しい?」
「美味しいよ!上手だねぇ」
「そうでしょ!今回はね、上手くできたの」
「ちょ、お前聞いて「また作ってくるね!」
「獄寺・・・頑張れよ」
流石の山本も少し哀れむ目で見ていた。
というか君は私の卵焼き勝手に食べないで下さい。
「お前十代目に馴れ馴れしくすんじゃねえよ!」
「え、何、獄寺いたの」
「居たよ!気づけよ!さっきから話してたよ!」
「そう。」
「そう。ってお前・・・!」
「ていうか私はツナと話したいの。ツナと一緒にご飯食べたいの。獄寺帰れ。寧ろ土に還れ」
「存在否定!?」
「名前酷いのなー」
「二人共喧嘩しないでよ!獄寺君も相手は女の子なんだから・・・」
「ツナ・・・!」
十代目がそういうんだったら・・・と獄寺は大人しくなった。
獄寺は私の恋には本当に本当に邪魔だと思う。
人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られてなんとやら、ってやつね。
獄寺ももうちょっと静かだったらこう・・・イケてるメンズだと思うんだけどなぁ。
口開くとすぐ十代目十代目って・・・
「思ったこと全部口に出てるのな、名前面白れー」
山本は何故か居るし。
私の弁当がっつり食べてるし。
ツナはそれを止めてるし。
嗚呼、私のツナとラブラブ生活は何処へ?
BANG!!
(君のハートを 狙 い 撃 ち !!)
(「十代目とラブラブ生活なんてさせやしねえよ!」)
(「ばーかばーか!獄寺のばーか!ツナ愛してる!」)
(「えええええ!?」)
(「名前、おかわり」)
(「いやもう無いから!何平然とおかわり要求してんの!?」)
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