「私、あの群れにはイライラしてるの」



毎年毎年…、むしろイベントに関わらず、毎日自分にプレゼントを渡してくれと頼んでくる女の子達に。




「今年は、あんたたちも卒業だから、余計増えると思うし」

「だろうな。
高等部だが、同じ校舎だといっても、中学とは離れているから、確率を出さなくても増えることは分かりきっている」



柳の言葉に腕を組み、満足気に頷く名前に、冷や汗をかく。


名前は、笑顔ではあるが、目が笑っていない。
そうとう、イライラしているのだろう



プリガムレッドもおろか、真田ですら怯えるほどに。


「女の子の気持ちも分かるから、断りたくはないし」



できれば断ってほしい。


自分達の気持ちにも気づかない、鈍い名前に、若干嫌気がさす。


まあ、そんな名前に惹かれている自分達がいるのも事実。




かなり複雑な気分だ。


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