「ニコル!」
「イザーク?」
俺は廊下を歩くニコルの肩をつかんで、その足を止めさせた。
「どうしました?そんなに息を切らせて…」
「ジェニウスは……どこに……」
「アルト?」
ぜぇはぁと息を整える俺を心配そうに眺めながら、ニコルは何かを抱えたままで俺を覗き見る。
「アルトでしたら、先ほどまで一緒に居ましたよ。僕に楽譜を届けてくれたんです。格納庫に忘れてたようでして」
ほら、と見せるその楽譜に俺は何の興味もない。
「どこに…」
「はい?」
「その後、ジェニウスはどこに行った?!」
問いつめるように……というか、すでに問いつめているのだが、俺はキッとニコルを睨んでいた。
「アルトでしたら…確か、待機室に寄ってから…」
「待機室だな?!」
「あっ、イザーク!」
「くそぉぉぉ!ジェニウス〜!!!」
ニコルの声が聞こえた気がするが、変な話題に構っていたら、ジェニウスに逃げられる。
いや、逃げているわけではないのだろうが、ともかくアイツは一カ所に長く留まらんからな!
そうして俺は今度こそアイツを捕まえる為、次こそはと願いながら待機室へと急いだ。
マルチエンディング・ルール
10枚のカードを全て使って、正解ルートを探しましょう。正解のルートを辿ると話が進展しますが、間違えた時点でバッドエンドになりますので、ご注意ください☆
この後、イザークは誰にアルトの居場所を聞くのでしょうか?
残りカード【3枚】
・アスランに聞く
・ラスティに聞く
・母上に聞く