「ジェニウスー!!!!」
俺はすぐさま奴の自室の呼び出しボタンを連打する。だが、部屋の主からの応答はなく静かなものだった。
「まさかアイツ!!もうどこかへ行ったのか?!」
なんて奴だ!アイツは一カ所に留まる事を知らんのか?!
俺がアイツの部屋を殴りつけていると、背後から怪訝そうな声がかかる。
「イザーク?何、荒れてんの?」
「誰だ!!」
「おわっ。俺だよオロール」
苛立ちもあらわに後ろを振り返ると、不思議そうな顔をしたオロールが立っていた。
「オロール!どこから沸いた!」
「俺はどこからも沸かないよ。つか、沸くわけないじゃん人間がさ。虫かよ」
「今は貴様に構っている暇などない!!ミゲルなら格納庫だ!」
「よくわかるなー。さんきゅ。あ、それとアルテミスなら…」
オロールが立ち去ろうとする間際、思い出したかのように呟いた。
「ジェニウスの行方を知っているのか?!」
「ああ。さっきぶつかったんだよなぁ。なんか書類みたいなの持って慌てて右の方向へ曲がって…」
「それを先に言え馬鹿者ぉぉぉ!!」
オロールの言葉を全て聞く前に俺は走り出していた。
ぶつかったと言う事は、まだ近くにいるはずだ!!
そうして俺は全力で廊下を走った。しばらく走るが、もうすでにジェニウスの姿はない。
あたりを見回しながら俺は闇雲に廊下をさらに走る。
そうしている間に、前方から赤い隊服が見えた。ジェニウスではないが、あの姿は…
マルチエンディング・ルール
10枚のカードを全て使って、正解ルートを探しましょう。正解のルートを辿ると話が進展しますが、間違えた時点でバッドエンドになりますので、ご注意ください☆
この後、イザークは誰にアルトの居場所を聞くのでしょうか?
残りカード【4枚】
・アスランに聞く
・ニコルに聞く
・ラスティに聞く
・母上に聞く