ブリッジに到着すると、まだ艦は発進前のせいか人が見当たらない。
中央にある作戦画面とにらめっこをしている人物以外。
「失礼ですが、アデス艦長」
「ん？イザークか。何か用か？」
アデス艦長は顔を上げて俺を見る。
「申し訳ありません。アルテミス・ヴァル・ジェニウスがこちらに来ていたかと思うのですが…」
「アルテミス？ああ、来ていたよ」
「どこに行きました？！」
アデス艦長は、艦長席に座りながら記憶をたどっている。
そんなに前なのか？！アイツがここを離れたのは！
「そうだな……確か、次の指示を仰ぎに隊長室へ…」
「隊長室？！」
「おそらく艦の事について聞きに行ったんだろう」
「どれくらい前にです？」
「五分ほど前かな」
五分くらい前のことなら、さっさと思い出せ！！！
アデス艦長が思い出すまで、２〜３分はかかっているはずだ。俺は何度、艦長相手に「さっさと思い出せ！」と怒鳴りたい衝動を抑えたかわからない。
「わかりました。お手間をとらせ、申し訳ありません」
「いや。アルテミスは急いでいたみたいだから早く行きなさい」
「はっ！失礼しました！」
敬礼をして、ブリッジを出る。それから、今度は隊長室へと足を向けた。
ジェニウス…あいつ、どこまでもウロチョロと…！！
もはや俺は競歩並みの速さでスタスタと歩く。次は隊長室だ。次こそ、奴を捕まえて見せる。
マルチエンディング・ルール
１０枚のカードを全て使って、正解ルートを探しましょう。正解のルートを辿ると話が進展しますが、間違えた時点でバッドエンドになりますので、ご注意ください☆
この後、イザークは誰にアルトの居場所を聞くのでしょうか？
残りカード【７枚】
・アスランに聞く
・ニコルに聞く
・ラスティに聞く
・ミゲルに聞く
・オロールに聞く
・クルーゼ隊長に聞く
・母上に聞く
