ジェニウスを探せ!
▼ カード:ディアッカ
とりあえず俺は、ディアッカに聞いてみることにした。

「…ムカつくが、アイツなら知ってるだろ…」
「何が?」

シュンッと自動ドアが開いて、この部屋のもう一人の住人が顔を出す。

「ディアッカ!貴様、今までどこをほっつき歩いていた!」
「いや、さっき言ったじゃん?先行っててくれって」
「さっさと帰って来い!遊びに来てるわけじゃないんだぞ!」

俺の怒鳴り声に「悪かったって」と適当に謝ってから奴はベッドに腰掛ける。

「で?俺が何を知ってるわけー?もしかして、イザークもさっきの彼女紹介してほしいとか?」
「誰がいるか!!俺が探しているのはジェニウスだ!」

ニヤついた顔を抑えもせずに俺を見るディアッカに一発殴ってやりたいところだが、ここは抑える。すると、奴の顔はさらにニヤついて、俺の機嫌を傾かせていった。

「へー?イザークは、やっぱアルトが気になる?」
「き、さ、ま……!」
「ちょっ、ストップ!悪い!今のナシ!えーと、アルトの居場所だろ?さっき食堂に居るの見たぜ!」

俺の拳が震えるのを見たディアッカが顔を青ざめさせながら両手を突き出す。


知っているなら、最初から言え!!


「食堂だな?!」

慌てるディアッカの奴に念を押して尋ねると、首を上下に振りながら何度も頷いた。


食堂か…アイツが入り浸りそうな場所だな


俺がしばし思案していると、ディアッカはそっと俺の様子を伺いながら尋ねてくる。

「ああ。何か用なのか?」
「貴様に関係ない!!それと!!俺のエリアに入るな!一歩たりともだ!」
「は?いや、入るつもりも、お前の荷物漁るつもりもねぇけど」
「いいか!絶対だぞ!」

そう言い残して部屋を出た。
ディアッカの奴にジェニウスの荷物を持っているなどと知られるわけにはいかない。アイツは他人の物に手をつけたりなどせんから心配ないとはいえ、万が一の可能性を考えて俺は念押しした。

「ったく…面倒くさい!」

そうして俺は食堂に向かうのだった。

マルチエンディング・ルール
10枚のカードを全て使って、正解ルートを探しましょう。正解のルートを辿ると話が進展しますが、間違えた時点でバッドエンドになりますので、ご注意ください☆

この後、イザークは誰にアルトの居場所を聞くのでしょうか?


残りカード【9枚】
・アスランに聞く
・ニコルに聞く
・ラスティに聞く
・ミゲルに聞く
・オロールに聞く
・クルーゼ隊長に聞く
・アデス艦長に聞く
・母上に聞く
・食堂のおばちゃんに聞く
キャラ投票
嘆きの華キャラに投票しよう!
下記の中からアナタの推しキャラを選んで応援してください★


コメント入力も可能ですよ☆


Homeへ戻る
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -