▼星が消えたら死にましょう



星のささめく夜にだけ、ヒロトは俺をリュウジと呼ぶ。輝く日々の中でしたサッカーを思い出す、愚かだ。本当に宇宙人みたい。
「リュウジ、ココア飲む?」
「砂糖いれろよ」
「面倒くさいからナシね」
「訊いた意味…」
ヒロトの部屋は(社長室もだが)カーテンがなくて、俺1人では日光は隠せない。
ゆっくりと朝日が俺の町とヒロトの部屋を照らす。
「朝が来たよ、緑川」
「…はい」
それでもヒロトがちゃんと笑ったり困ったり怒ってくれるから、俺は正常でいられるのだ。





-------
死体はだれだろう




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -