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決着は早かった。グリーンはその巨体からは想像がつかないほどのしなやかで素早い動きで怪人に接近すると、ナイフを蹴り上げて払い退け、さらに柔術の投げ技で怪人を床に組み伏せた。

「げほっ、がっ……くそ……いって……離せ!」
「ダメだよ。ブルーがよく言うんだ、悪い奴らには遠慮なくお仕置きしろって」

ぎり、と怪人の足の関節を極めながら、グリーンが言う。
息苦しくなったのか、フルフェイスを外して床に置く。グローブも脱ぎ、指を鳴らした。
温和そうな優しい面立ちの表情を僅かに曇らせ、グリーンは告げる。

「お仕置きする。……お尻ペンペンだ」
「……はぁ?」

怪人は思わず声を上げる。
ガキじゃあるまいし、お尻ペンペンって…。
だが、直ぐにグリーンが本気だと気づかされる。
ずり、とズボンとパンツを脱がされ、尻を剥き出しにされたのだ。ぴょこ、と隠していた短い尻尾が飛び出し、少しだけ赤みがかった臀部が暴かれる。

「なっ!? お、おいっ!」
「それじゃ……一回っ」

ぱしん!

グリーンの手のひらが怪人の右の尻たぶを打つ。
衝撃が尻に広がり、直ぐに鋭い痛みが怪人を襲う。

「ひっ! ぎ…っ」

怪人は歯をくいしばる。
グリーンは続け様に手を挙げた。

「二回目っ」

ぱしん!

「三回目っ」

ぱしっ!

「四回目っ」

ぱん!




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