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「んん……ん、やぁ、やだ……ん……」
「逃げんな、ちゃんと舐めろ。此処にお前がはいるんだからな」
ブルーは怪人の顔に跨り、双丘の谷間を押し付けた。他人の孔なんて見たことも無かった怪人にとって、いきなりそこを舐めろと言われても抵抗感しかない。
ブルーは怪人の股の間で暴れる尻尾を掴むと、きゅっ、と引っ張った。
「きゃぅん!」
「お、いい悲鳴だな。おら、しっかり舐めろ。じゃねえとこの尻尾……引っこ抜くぞ?」
脅しではないかもしれない。この男ならやりかねないと、怪人は掴まれた尻尾の感触に怯えながら覚悟を決めた。
ちろ、とおそるおそる舌を伸ばす。
「ん……そうだ、そうやって、やらしく舐めろ」
孔の周りを舌先でぐるっとなぞる。石鹸の香が少しばかり有難い。
唾液でたっぷり濡らすと、視界に収まっていたブルーのペニスが緩やかに怒張し始めた。
平常時でもなかなかの大きさだったブルーのそれは、勃起するとかなりの重量感を見せ付けた。ごくん、とその淫靡な姿に喉が鳴る。
「ん……ふ……はぁ、勃ってきたか……。まあまあだな……犬っころ、舌を孔に入れてみな。安心しろ、ちゃんと洗っておいたからな、感謝しろ」
なんの感謝だよ! 怪人は涙目になりながら、素直に舌を尖らせて孔に進入させる。
ぴくん、とブルーが揺れた。
「あっ……はぁ……そこだ、その浅いところ……ふぁ……」
とろ、とブルーのペニスの先端から透明な汁がこぼれ、怪人の鼻先を汚す。不快感より先に、妙な興奮と劣情が湧き上がってきた。
「き、きもちいのか?」
「あぅ……ん、気持ちいぜ。お前の舌、思った通りいい具合にザラついててよ……」
ブルーは艶めかしく笑うと、怪人の股間に手を伸ばした。
ブルーの手がズボン越しに怪人の雄を撫でる。はっきりと興奮しているそれは、硬くて熱を帯びていた。
「お前も勃ってきたな」
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