5

葬式で久々にお前の家に行き、その帰りの足で俺は此処に来た。喪服のまんま、ふらっと立ち寄っただけ、お前に会えるとは思ってなかった。

「リュウ」

でも、お前は此処にいた。最初は幻覚だと思った、ハッキリとした姿のお前。
最後に会った卒業式の日の頃と殆ど変わらないお前の姿に、俺はわんわん泣いて、自分の感情をぶち撒けた。

「リュウ、またちがうこと考えてる……はぁ、いま、SEXしてんだから……ん、俺のことだけ見て?」

シバが激しく律動する。ズポズポと肉棒で穿たれ、俺は鳴いた。

「はぁっんっ! あっあっ、つぁっ、はぁ、シバ……シバっ、あ、あっ、も、無理ぃ……はぁ、いく、いきそ……あっや……ひぁっ!」

俺は自分の腹に精子を撒き散らした。シバの腰使いが早まっていき、きつく抱き締められる。

「リュウ、俺もいく……っ、あ、いくぅっ」

どくん、とシバのモノがはじけて俺の中を汚していく。蕩けるような眩暈、俺は無意識でシバを抱き寄せ、キスをした。






[ 36/95 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -