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「ぅウ……悪かったよ。ごめんなさい。謝る、何度でも謝るから……俺のこと、嫌いにならないよな?」
「……当たり前です。もう9年……坊ちゃんの半生を側でお支えしたのですから。この程度であなたを見損なうほど私は薄情者ではありませんよ。坊ちゃん……」

暗がりの中でもはっきりとわかるほど坊ちゃんの表情は輝いた。

「じゃあさ、好きって捉えていいんだなっ?! 巴、両思いなんだよなっ!」

ぐい、と坊ちゃんが垂れかかってくる。そのまま押し倒され、キスの雨が顔に降った。

「巴っ、好きだ! 好き、お前しかいらないっ、なあ巴、巴は? 俺、少しは好かれてるって思っていいんだな? 言って? 聞かせてよ巴っ」
「坊ちゃん……んぁっ、ま、待ってください、ダメです、パーティの時間が……」
「そんなのどうでもいい! 祝ってくれるのは巴だけで充分だからっ、巴っ、な、しよ? 俺、まだ童貞なんだっ、巴と初めてをしたくて、ずっと待ってた。巴、巴っ」

坊ちゃんの腕が私の膝の裏を再度持ち上げてくる。
ぐいっ、と孔に硬いものが押し当てられ、私は息を飲んだ。

「坊ちゃんっ、ま、待って……」
「巴っ!」

ずぷぷ、ぁっ、あ、入ってくる!
坊ちゃんの怒張した雄が、私のローションで蕩けたお尻の孔を押し進んで来る。初めての感覚に私は悶え、身体を強張らせた。

「ぅあっあっひぁっ! や、あっ、坊ちゃんっ、きつい…っ」
「はぁっ、締まるなぁっ、あんなに慣らしたのに……っ。ともえ、舌だして? キスしよう、たくさんっ」

ちゅっ、ちゅる。ちゅぱ、くちゅ。

舌を絡ませ、濃厚な口づけを交わす。坊ちゃんは喉を鳴らして喜びながら、私の身体を貪った。

ずぱん、ぷちゅ、くちゅ、ずぷぷ、

「ひっあっ! や、まだ、まって、も……むりぃ……あっあっ、坊ちゃんっ、ぼっちゃ……ふぁっ、だめ、まえこすったらっ、あっんっ!」

坊ちゃんが突き上げながら私の前をしごく。堪らない私は坊ちゃんに訴えるが、それは別の解釈をされた。

「きもちぃ? 巴、すげートロ顔っ、はぁっ、いきそ、な、巴。中に出していいはぁっ、ゴムつけ忘れちまったけど、いいよな? はぁっ、んっ、出るっ、巴っ、巴!」

どくんっ、と私の中で坊ちゃんが達した。

「ふぁっ、坊ちゃん……わ、たしも……あっあ、いくぅっ」

私の中に注ぎ込まれる熱々の飛沫。私は快感に溶けながら、続くように精子を放った。




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