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しゅるしゅる、衣擦れの音と共に新造はアイマスクを除く一糸まとわぬ姿を晒した。
「鳥羽さん、いい御身体をお持ちですね」
店長がそう言いながら、新造の下半身にオイルを垂らす。
ごく普通の中年体型で、腹や足には脂が乗っている。店長は足首を掴み軽く持ち上げながら、ゆっくりとオイルでシゴいていく。
「はぁ……んぁ……ぉお」
店長に触れられた肌が熱い。ジリジリと焦がれるような感覚に、股の間までくすぶり始めた。うつ伏せで寝転がっていれず、新造は無意識に腰を浮かべていた。
「ふふ……気持ちよくて元気になりましたね」
店長は手のひらにオイルを継ぎ足し、新造の腰を掴んで引き寄せ、新造のペニスに手を回した。
にちゅ、にちゅ、ぬちゅ
「ひっんんっ……そ、そんなところまで……っ、あ、あ、だ、だめだぁ」
「大丈夫、僕に体を預けて。ほら、気持ちよくて蕩けてきましたよ」
とろ、先走りがオイルに混じり始める。
新造は快感と羞恥に悶えていた。振り払おうと思えば出来る、だが、体は店長の手の虜にされていた。
頭が痺れてぼんやりとする。与えられる快感に抗えなくなり、新造は甘く喘いだ。
「ん……ふ……ぉぁ……」
ぬる、店長の手がペニスからゆっくりと降りていく。睾丸を揉み、内腿を撫でながら、じわじわと双丘へ向かっていった。
つぷん……
「んひっ!? あ、ぁあっう、そこはっ」
「大丈夫、息をゆっくりと吐いて……リラックスリラックス」
つぷ、くぷぷ……
店長の指が新造のアナルへとゆっくり侵入してくる。ローションを継ぎ足しながら、優しい手つきで孔を解されていき、新造は開きっぱなしの口からだらりと唾液を零しながら呻き喘いだ。
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