「おかしい、こんなはずじゃなかったのに・・・・。」

「あーん?」

「ごごごごめんなさい、ごめんなさい!ちゃんとやるので睨まないでぇ!」

「ったく、毎年毎年宿題残しやがって。」

「だって夏休みだよ?遊ばなくちゃもったいないでしょ!」

「・・・・・・。」

「・・・すみませんでした。」

「お前といいジローといい、よく毎年同じことができるな。」

「あれ、馬鹿にされてる?遠まわしに馬鹿にされてる?」

「安心しな、遠まわしにじゃなく馬鹿にしてる。」

「こいつ・・・・・。」

「ここ、間違ってる。」

「え!?」

「rとeが逆だ。」

「嘘。」

「嘘教えてどうすんだよ。」

「跡部はいちいち細かいよね。」

「・・・・・お前、俺様が折角教えてやってるってのに・・・。」

「そもそも宿題やるために跡部に会いに来たわけじゃないもん!」

「あーん?」

「今日は部活も休みだから、デートの約束だったじゃんかぁ!それが何でこうなるの?」

「お前が宿題終わらせてねーからだろ。」

「うっ・・・・・そういう跡部は終わったの?」

「当たり前だろ。んなもんとっくに終わってる。」

「わー、聞くんじゃなかった。」

「いいか、今日中にそのプリント終わらせるぞ。」

「無理無理、だって後15枚あるんだよ!?」

「徹夜すれば終わるだろ。」

「・・・・・跡部の鬼!!」

「見てやってるだけありがたいと思え。」

「・・・・・ん?それって、今日跡部ん家泊まっていいって事?」

「当たり前だろ。」

「・・・・・・・・。」

「・・・・・・照れる暇があったら、さっさと手動かせ。」

「ムードがない!!!」


+++++++++
短いですが、跡部です。
ツンな跡部、どうですか?


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