「・・・・・・。」

「どうしたの、藤咲。」

「あ、不二。いや、ちょっとね・・・・。」

「手塚の背中を凝視してどうしたの?」

「ばれてる?」

「うん。」

「いや、手塚の背中って・・・・いいよね。」

「君って時々突拍子もない事言うよね。」

「え?」

「ううん、続けて。」

「いや、背中だけじゃないけどね。なんて言ったらいいのかな・・・・飛びつきたくなるよね。」

「君の考えはよくわからないけど、背中で語ってる感はあるよね、手塚。」

「そう、それそれ!跡部君みたいに『黙って俺についてきな★』って感じはないけどそれに近いものを無言で語ってるよね背中が。」

「賛同はできないけど、君がそう思ってるならいいんじゃないかな。」

「してくれないんですか。」

「うん。でも手塚も同じような事言ってたよ。」

「え!?」

「『藤咲を見てると守ってやらねばと思う』って言ってたよ。」

「本当!?」

「うん、嘘。」

「・・・・・・・・・・・。」

「君ってさ、からかいがいがあるよね。」




「手塚。」

「どうした、不二。」

「背後取られないように気を付けた方がいいよ。」

「背後?」

「くすっ。」



++++++++++++
暇を持て余した不二の遊び(笑)

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -