「あっ、財前先輩こんにちは。」

「・・・・・・・・。」

「お買いものですか？」

「・・・・・・・・何でここにおるん？」

「友達の誕生日が近いのでプレゼント買いに来たんです。」

「ふーん。」

「ふーんって、聞いておいてそれはないですよ。」

「で、結局何買ったん？そんなにデカいの買うたんか。」

「あっ、これですね？はい。その友達が好きなくま五郎君の抱き枕です。」

「・・・・・くま五郎って何や。」

「えっ、先輩知らないんですか？今話題のCMキャラクターくま五郎ですよ。」

「・・・・・・あぁ。」

「友達がそれのムック本買うぐらい大好きなので、ここにくま五郎のグッズあるの思い出して寄ったんです！」

「ムック本がある事自体驚きや・・・。」

「結構可愛いですよ？今度持ってきますか？」

「えぇ。」

「わー、即答。」

「お前は・・・・・。」

「はい？」

「なんか好きなもんおるんか？」

「好きなもの、ですか？」

「・・・・・まぁえぇ、好きな色でええわ。」

「好きな色ですか？」

「何色が好きなん？」

「えっと、ピンクが好きです。」

「・・・・・・・・・・ちっ。」

「？」

「なら、赤と紫どっちがえぇ？」

「うーん・・・・どっちかって言うと紫の方が好きです。」

「ふーん。」

「あっ、紫のピアスですか？買うんですか？」

「ピンクがあらへんからな。」

「え？」

「・・・・・・・。」

「財前先輩もピンクが好きなんですか？」

「・・・・・・・・はー。」

「え、何でため息？」




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財前のｼﾘｰｽﾞぼつ。
財前で後輩ちゃんやるとすんごい難しい事が判明。


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