四天と六角が練習試合だよっ。
その2。「・・・・・。」
「何だい、忍足?俺の顔に何か付いてるかい?」
「いや、佐伯ってほんま無駄に男前やな。」
「ははっ、無駄は余計だよ。」
「あかん!」
「うわっ、びっくりしたぁ・・・・・。」
「いきなり何や、白石!」
「無駄はあかんで!佐伯!」
「じゃぁ男前?」
「自分で男前言わんで。なんやめっちゃへこむ。」
「何でだい?忍足だって男前じゃないか。人を立てられるなんてなかなか普通の人にはできないよ。」
「せやな。まぁ謙也はへたれな部分もあるけど、そういう所は男前やと俺も思うで。」
「白石、佐伯・・・・・。」
「だから、自信を持って忍足も男前っていいなよ。」
「せやで。俺達が言うんやから間違いない!」
「・・・・・あー、自分らから言われたらなんやめっちゃ自信なくなってきたわ。」
12.6.29
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