3-6と愉快なバカップル

「あれ、手塚!?」

「あぁ、不二と菊丸か。」

「くすっ、手塚眼鏡は?」

「・・・・。」

「どっ、どうしたんだよ手塚?」

「もしかして・・・・コンタクト?」

「・・・・・・あぁ。」

「えぇー!?て、手塚がコンタクト!?」

「・・・・声が大きいぞ、菊丸。」

「ごめん。」

「あー、なる程ね。」

「え、不二は分かったのかー?」

「まぁ。手塚、君彼女と喧嘩したんだって?」

「・・・・・。」

「いったい何したんだよー、手塚?」

「それは・・・・。」

「デートをすっぽかした、って俺は聞いたけど。」

「すっぽかしては、いない。ただ急に生徒会の打ち合わせが入って・・・。」

「にゃーるほど、それで彼女怒っちゃったんだ。」

「どうやらそうらしいね。」

「今日一日これでいたら許す、と言って聞かなくてな。」

「・・・(・ω・;)」

「・・・(^_^)」

「何だ?」

「それで彼女のためにやっちゃうなんて、手塚も可愛い所あるんだね。」

「可愛い?」

「うんうん、意外だにゃー。」

「今回の事に関しては俺に非があるからな。」

「でも手塚、普段眼鏡だからつい眼鏡かけちゃったりしちゃうんじゃない?」

「あぁ、それは問題ない。」

「え?」

「俺の眼鏡は・・・彼女が今日一日預かっている。」

「彼女が?」

「寂しくなったらかける・・・と言っていたな。」

「・・・( ̄ω ̄;)」

「・・・(^_^)」

「・・・何だ?」

「いや、仲がよくて羨ましいなと思ったんだよ。ね、英二?」

「う、うんうん!」

「・・・・そうか。」

「とりあえず手塚。」

「何だ、不二。」

「コンタクト姿の手塚、写真に撮っていいかな?」

「・・・・・。」



12.4.12


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