「36、37、38、39・・・・あれ。」

「どうしたと?」

「んー、白石からボールの数の確認しろって言われたんだけど。これだけ一個足りない。」

「どっかに転がってるじゃなかね?」

「あー、面倒くさいけど探しにいk、」

「えぇ!!!??」

「どうしたの、千歳?」

「・・・・い、今からいくと?」

「うん、さっさと終わらせたい。」

「何して!?言ったらあかんばい!」

「はぁ?何で?」

「俺をこんな所に一人残していくっちゃ?!」

「本当にどうしたの、千歳?」

「・・・・・・・奴がおると・・・。」

「え、トトロ?」

「トトロだったら俺一人でも十分ったい!というか独り占めたい!」

「独り占めかよ・・・・トトロじゃなかったら何?」

「それは・・・・・・俺の口からじゃ恐ろしくてとても言えんばい・・・。」

「えー・・・・妖怪?幽霊?宇宙人?」

「そんなもんよりもっと恐ろしかよ!!」

「あっ、分かった。あれでしょ?くm、」

「あぁぁぁぁぁ!それ以上言ったらいかんばい!それは滅びの呪文たい!!」

「滅ばないよたかが蜘蛛ぐらいで。」

「滅びるばい・・・・、確実に俺のHPは0になるばい。」

「あっ、千歳の後ろ。」

「!!!!?????」

「・・・・・・って千歳さん、冗談です。ごめん。冗談なんで抱き着くのやめていただいていいですか?マジで。私のHPが0になるから・・・。」

「すっ、すまんばい・・・・。」

「でもここに蜘蛛なんている?」

「いたばい!!さっきこんなデカいのがわさわさしてたばい!!」

「わさわさって・・・・・あ。」

「ふふん、何度も同じ手には引っかからん。」

「いや、千歳の足元にほら。」

「!!!!!!???????」




「蝶子、確認終わったか・・・・・って、自分ら床で抱き合って何してるん?」

「し、白石、助けて・・・まじHP0になる!」

「は?」

「蜘蛛、千歳の足元にいる蜘蛛をここから出して!」

「・・・・・この小さいこれか?」

「それ!!」

「そいつは悪の塊たい・・・・。」

「何やよう分からんけど・・・・・・・・・ほら、放ったで。」

「・・・・・・・・白石は命の恩人たい・・・。」

「本当に・・・・・。」

「蜘蛛一匹でか?」

「「うん。」」

「自分ら、ほんまにおもろいなぁ。」




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何がしたかったって、蜘蛛に恐怖する千歳を書きたかっただけです(笑)


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テーマ「人外ファンタジー」
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