ｴｲﾌﾟﾘﾙﾌｰﾙ種明かしﾍﾟｰｼﾞ１年生

「だだだだーん！た、大変です！」

「どうしたの、壇くん？」

「ページがいきなり英語になってるです！」

「わぁ、本当だ！これってもしかしてバグってやつ？もしくはウイルス？」

「ど、どうしましょうか葵君？」

「うーん・・・・。」

「何やってるの？」

「あ、越前君いいところに！」

「大変なんです！英語に変わっちゃってるページがあるです！ウイルスかもしれないです！」

「英語？」

「そうですよ、何とかしないと！このピンクを乗り越えたら、きっと僕は女の子にモテモテに・・・・・。」

「まだまだだね、今日が何の日か知ってる？」

「今日？4月1日？」

「えっと・・・。」

「わいの誕生日やで！！」

「げ。」

「勝負や、こしまえー！」

「やだ。」

「誕生日なんだ。おめでとう！」

「おおきに！って誰や？」

「六角中一年生部長、葵剣太郎！」

「山吹中の壇太一です！」

「遠山金太郎言うます、よろしゅう、よろしゅう！」

「話、戻っていい？」

「はっ、そうでした！」

「どうしましょう・・・・。」

「何かあったんか？」

「実はページが変になっちゃったです！」

「それなんだけど、あれ嘘だよ。」

「え？」

「え？」

「文章もめちゃめちゃだし、それに今日エイプリルフールじゃん。」

「あ。」

「あ。」

「えいぷ、ふーる？」

「なんだ、そう言うことだったですか。」

「よかった、何事もなくて。」

「よう、分からんけど、よかったな！」

「はぁ。」

「なら、こしまえ試合や！」

「は？何でそうなるわけ？」

「去年は誕生日に試合してくれたやろー。」

「去年の話でしょ。やだ。」

「と、遠山君！な、なら僕と試合して下さい！」

「お前と？」

「はい！」

「・・・・ええで！」

「やったぁ！遠山君に勝ったら全国の女の子の視線は僕のもの！」

「あ、あの、僕ともお願いしたいです！」

「ええで！２人まとめて相手したるで！」

「それって、ダブルスって事ですか！？」

「ちょっと、勝手に、」

「よっしゃぁ、そうと決まればコートに直行や！！」

「「おぉー！！」」

「・・・・・・。」

13.04.01
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