「おい。」

「・・・・・・。」

「おい。」

「な、何、日吉君?」

「・・・・大丈夫か?」

「だ、大丈夫じゃ、ない、です・・・・・・。」

「お前、本当にダメだったんだな。お化け屋敷。」

「だ、だから入る前に言ったのに、苦手とかそう言うレベルじゃなくてダメなんだって。」

「冗談かと思った。」

「冗談じゃないよ!あぁ、怖かった・・・・。」

「そうか?」

「うん。」

「逆にお前、よくあんな子供だましので怖がれるな。」

「逆に日吉君は、よくあんな中を平然としていられるね。」

「まぁ、好きだからな。」

「テニスと同じぐらい?」

「テニスと比べる方がおかしいだろ。」

「そっか。」

「・・・・・・・瀬名。」

「な、何、どうしたの日吉君?なにかついてる?」

「あぁ、お前の後ろに・・・・・。」

「きゃぁぁぁ、え、えぇ!!??」

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・からかったでしょ、日吉君。」

「あぁ、こんなにからかいがいのある奴はいないな。」

「うっ・・・・・・。」

「でもまぁ、これ以上機嫌を悪くされても困るからな。次はお前の好きなものに付き合う。」

「本当?」

「あぁ。」

「じゃぁ、メリーゴーランド。」

「・・・・・・・・。」

「・・・ごめん、冗談です。何か飲みたいな。」

「分かった。行くぞ。」

「うん。」

「・・・・・・・・・瀬名。」

「何、日吉君?あっ、もうさっきの手にはのらないからね!!」

「お前、可愛いな。」

「・・・・・・・・。」

「フッ、ほら、行くぞ。」

「・・・・・・うん。」





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