「切原、お願い!」
「絶対、嫌だ!」
「何でこんなにお願いしてるのに聞いてくれないのさ!」
「はぁ?お前馬鹿だろ?俺に頼むなっーの!!」
「頼める相手が切原しかいないから頼んでるんじゃん!!」
「絶対嫌だ!何で俺が副部長の写真撮ってこなきゃいけねーんだよ!」
「だって、今度部活でハロウィンパーティーするんでしょ?」
「そもそも、誰から聞いたんだよそれ?」
「丸井先輩。」
「・・・・・・・・。(あの人絶対いつか殴る!)」
「しかも仮装してくるのが義務なんでしょ!?これは撮るしかないでしょう!!」
「大体なんな事してみろ?副部長が黙ってるわけねーだろ?」
「そこをなんとかするのが切原でしょ!はい、これ。」
「え?」
「これカメラね。もうこの際贅沢言わない!真田先輩のピンとか頼もうと思ったけど、もういい!!写ってればいいから!集合写真とかでもいいから!」
「・・・・・・・・・分かったよ。」
「本当に!?ありがとう切原!!」
「ただし!」
「え?」
「条件がある。」
「何?」
「俺へのハロウィンのお菓子、くれよ・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「・・・うん、分かった。」
「ほっ、他の奴らと違ったやつだからな!!」
「はいはい分かったよ。」
2011's Halloween!
「あいつ何落ち込んでんだ?」
「貰ったハロウィンのお菓子が、市販品の物で落ち込んでいるみたいですよ。」
「好きな子からだから尚更じゃろーな。」
「気の毒にね・・・・・ぷっ。」
(・・・・本当に何で俺あいつの事好きなんだろう?)
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