「12月だね。」

「・・・・・・・。」

「く、クリスマスの飾りつけとかも、増えてるよね。」

「・・・・・そうだな。」

「・・・・やっぱり怒ってる?」

「怒ってない。」

「眉間に皺よってる。」

「寄ってない。」

「寄ってる!」

「・・・・・・・。」

「・・・・・・・。」

「・・・・・・・。」

「・・・・ごっ、ごめんなさい。」

「それは何に対しての謝罪だ?」

「たっ、誕生日のお祝いできなかった事・・。」

「ふーん、俺の誕生日はお祝いできないが、鳳と宍戸さんとは話してられると。」

「あっ、その、それもごめんなさい。」

「・・・・・・・まぁ、いい。」

「・・ごめんね、日吉君・・・・。」

「謝るな。俺も最初から怒ってない。」

「・・・本当?」

「信じないのか?」

「・・・・信じます。」

「ほら、さっさと帰るぞ。」

「うん。あっ!プレゼントもちゃんとあるからね!はい。」

「あぁ。」

「手袋とかにしようとおもったんだけど、やっぱりタオルにしたの。タオルなら幾つあってもいいでしょ?」

「まぁな。」

「・・・・・・・・・・。」

「何だよ、俺の顔に何か付いてるか?」

「・・・ひっ、日吉君ちょっと屈んで・・・。」

「はぁ?」

「いっ、いいから屈んで。」

「・・・・・これでいいのか?一体何する気」




ちゅっ




「・・・・・・・・・。」

「一日遅れだけど・・・・誕生日おめでとう。」

「・・・・・・・・・・ありがとう。」





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