「宍戸、宍戸。」
「何だよ。」
「はいこれ。バレンタインのチョコ。」
「おぉ、いつもサンキュー。」
「それから、はい。」
「・・・・・・。」
「今年も長太郎君に渡しといて。こっちがチョコでこっちが誕生日プレゼントだから。」
「・・・・お前、今年もか?来年こそは直接渡す!って去年言ってたじゃねーか。」
「無理!絶対無理!!だから宍戸に頼んでんじゃん!」
「何で?」
「何でって・・・・恥ずかしいじゃんか!」
「今更だろ。」
「無理無理!今だって話すだけで心臓バクバクなのにチョコあげておまけにプレゼント渡すとか・・・・絶対無理!!」
「何が無理なんですか?」
「!!??」
「おぉ長太郎、早かったな。」
「こんにちは、先輩。」
「ここここんにちは、長太郎君・・・・。何でここに?」
「俺がケータイで呼び出した。」
「宍戸さん、用事って何ですか?」
「あぁ、ほらよ。」
「・・・・これは?」
「チョコとプレゼントだとよ。こいつからの。」
「ちょちょちょっとぉ、宍戸ぉ!」
「俺が渡すんだから別にいつだっていいだろ。」
「そっ、そうだけど・・・・。」
「先輩。」
「はっ、はいっ!!」
「毎年ありがとうございます。今年も先輩に貰えて嬉しいです。」
「直接じゃねーけどな。」
「それでも、ありがとうございます。」
「・・・・・・・・・・。」
「先輩?」
「こっ、こちらこそ!!!私、ちょっと用事思い出したから帰るね!!!それじゃ!!!」
「あっ、おいっ!!」
「激ダサだな、あいつ。逃げやがった。」
「そうですね。」
「・・・それにしても。」
「何ですか、宍戸さん。」
「お前も、変な奴好きになるよな。」
「そうですか?可愛いじゃないですか、先輩。」
++++++++++
バレキスだし、誕生日だしで美味しいちょた。
2011VD's
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