「海堂か。タフでいい選手だ。特にあのスタミナとスネイクを日々磨いている事は関心している。しかしあいつは頭に血が上りやすいのが弱点だな。桃城ともすぐに言い争いになっている。あいつらは次期青学を共に引っ張っていく二人だ。お互いの力は認め合っているのだから、もう少し協調性を学んでほしいものだ。そうすれば、来年も全国優勝を成し遂げてくれるだろう。」

「赤也かい?そうだなー、一言で言うと可愛い、かな。テニスの話?そうだな、テニスに関して言えばまだまだ、かな。ぼうやみたいな言い方をしたけど、まだ俺達3人を倒してないからね。プレイヤーとしてはいい選手だと思うよ。ちょっと馬鹿だけどそこも可愛いからね。でも次期立海はあいつが背負うんだよ。赤也ならきっと来年こそ優勝して王者を奪還するよ。」

「日吉?ふんっ、あいつはまだまだ氷帝200人の頂点に立つってのが分かってやがらねぇ。俺の真似じゃねぇ、あいつ自身のコールを見つけねぇ限りな。下剋上下剋上、いつあいつが俺を下剋上するのか楽しみだぜ。ふんっ、おそらく一生かかっても無理だろうがな。でも、日吉と鳳と樺地が次の氷帝を作っていくには間違いねぇ。そして来年こそは全国制覇、当然だろ?」

「財前か?準決勝であんまし試合やらせられへんかったんは申し訳なく思っとる。あの時は納得してくれたけど・・・。あいつは四天の天才。でも陰で努力してんのも俺は知ってた。せやから口には出さへんけどきっと悔しさも感じてると思うねん。まぁ、終わってからアホやらウザイ言われはしたけど。でもその悔しさ知ってるのは大きいで?それが来年までの糧になるかなら。財前と金ちゃん二人で、来年こそ優勝は俺らがいただきや!」

「・・・・・。」

「・・・・・。」

「・・・・・。」

「・・・・・。」

「自信満々じゃねーか、手塚。」

「跡部、お前もだろう。」

「なんか次期部長の自慢大会みたいになっちゃったね。」

「せやな。でも来年は優勝は俺らがいただくで?」

「ふふ、何言ってるの王者の実力はこんなものじゃないよ?」

「あーん、俺達氷帝を舐めてもらっちゃぁ困るぜ。」

「俺達もここで歩みを止めるわけにはいかないからな。」

「・・・なんかうちの子自慢してる父親みてぇだな。」

「ん、どうした赤澤?カレーのおかわりならまだ沢山あるぞ。」

「おぉ、そうか。すまんな橘。」

「おーい、お前らもそんなとこでつっ立ってないでこっちに来て俺の料理を食べてってくれ!」


\部長’s/



「おい橘、お前一流シェフだったのか!?」

「ははは、それは大げさだ跡部。」

「へー、すごく美味い。」

「ホンマや、めっちゃ美味い。」

「流石だな、橘。」

「褒めても何も出ないぞ。」
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