「あっ、コシマエや!」

「・・・・また来たの?」

「今日こそ勝負や、コシマエ!」

「越前。」

「コシマエはコシマエやろ?」

「・・・・・ていうか、何でそんな恰好してんの?」

「ん、これか?可愛ええやろ?狼さんやで。」

「・・・あぁ、ハロウィン。」

「今日のためにユウジが作ってくれたんや!」

「・・・・誰?」

「あっ、後はろうぃんちゅーのはタダでお菓子ぎょーさん貰える日なんやろ?」

「誰から聞いたの、それ。」

「白石が言ってたで。でもそれにはある呪文を唱えなあかんって言っとったわ。」

「呪文って・・・・・Trick or Treat?」

「それや、それ!とり、とりく・・・・。」

「Trick or Treat。」

「とりっく おあ とりーとや!」

「・・・・・はい。」

「へ、コシマエわいに飴ちゃんくれるん?」

「たまたまポケットに入ってたから。」

「ええんか!?」

「いらないなら返してよ。」

「いるいる!わーい、飴ちゃんや!!」

「・・・・意味まで分かってないでしょ?」

「呪文なんやから、意味なんてないやろ?」

「・・・・・はぁ。」

「あっ、飴ちゃん貰ったお礼に小春特製のクッキーやるわ。」

「どうも・・・・・って誰?」


\アタリ/

2012/10/31
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -