汽水域
心地よい幻影
エチュードはもう弾かない
この両手に握れるだけの幸せ
息するためにまた嘘を吐いて
微笑みがあらわす哀憐
またなの、可哀相
終焉が近い
背中の爪傷に愛を
淋しいなんて言わないで
触れ合うくらいマゼンタブルー
ずっと遠くの空は澄んでみえる
幼気な涙はきみのかけら
右手はつめたい
お別れの時間

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