自己の消失
東野圭吾さんの「パラレルワールド」読み終わりました。
科学ってこわいな、って思いました(笑)
そして恋愛と友情の中で苦しみながらも、自分の悪についてしっかり捉えられている主人公の正直さに感情移入がしやすかった。罪悪感に埋もれるキャラクターってなんか読みたくなっちゃうんだよなあ。
ホラーとは違う意味での怖さがあった。思えば京極夏彦さんの「姑獲鳥の夏」でも同じ恐怖に襲われた気がする。
世の中で1番怖いことって、お化けでもなんでもなく、こういうことなんですかね。