アリサ
−sideアリサ−


彼女と目があった
一瞬。一瞬目があっただけで確信した
彼女は私たちが探し続けてきたマシロだと


彼女は少し変わった
3年前は髪が肩につくかつかないかぐらいの長さだったのに、くくって止めるほど伸びている。前よりもっと可愛くて綺麗になっている


変わっていないのは、彼女の鮮やかな髪の色と、黄金色の目・・・そして




コチラを見て怯える表情






彼女が生きていて心から嬉しいと思っていたのは私だけだった
彼女の表情は、私を拒絶していた


当たり前だ
彼女が私を許すわけがない
それだけのことを言って、してしまったのだから・・・


再会を喜んでいたのは身勝手な私
彼女の笑顔が見たいと、厚かましく思ってしまっていた私


私にそんな資格はない
彼女を理解せず拒絶し続けた結果がこれだ


目から涙が流れ落ちる


今更だ
本当に・・・
会って、謝りたいと・・・
そしてこれからも共に戦っていきたいと・・・
でもそんなことは許されないのかもしれない


私が、私達が彼女にしてきたものが大きすぎた
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい


あの時、あの時から彼女のことを信じていれば、私の身勝手で理不尽な嫉妬など彼女にぶつけなければ
こんなことにならなかったのに・・・


彼女の笑顔は、私の憧れの彼女は、もういなかった
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