ここ最近朝から疲れることが多い気がする
「マシロのお部屋ってすっごく綺麗に片付いているね!それに、クマさん好きなの?クマさんの人形沢山飾ってあって可愛い!!」
「このクマの人形…手作りですか?」
昨日啖呵切るように言い逃げしたのに、何とも思わないの?
普通あれだけ言われたら距離置こうとか、放って置こうとかなると思うのだけれど…
あれ?私が変なの?
あの後、後悔して気まずいからどうしようとずっと考えてたんだけど…
何で二人とも平気な顔して人の部屋で寛いでんの!?
「このピンクのフリフリのドレス着たクマさん可愛い!」
「繊細で上品・・手先が器用ですね」
「あ、あまり見ないでください」
バレた・・・私が無類のクマちゃん好きだということがバレてしまった
この部屋に癒しがないからといって沢山作ってしまったが仇となった
なんて恥ずかしいことか!!
「あれ〜?マシロ顔真っ赤〜!やっと表情らしい表情したねぇ〜」
「っ!」
しまった!
恥ずかしさのあまり赤面してしまったか!
顔に出さないようにしていたのについつい出てしまった
「と、ところでお二人は何故?」
クマちゃんから話を逸らす
「あ!ジュリウスがね!起こしに行けって!」
「ジュリウスから、全員ロビーに集まるようにと指示を言われています」
指示なら仕方がないだろう
本当は動きたくない籠っていたいがそうもいかないようだ
重たい腰を上げ着替え始める
二人には廊下で待ってもらうことにした
皆と顔合わせにくいな
シエルとナナは普通の対応をされたが、ほかの人たちは・・・
胃が痛くなってきた
しかし待ってもらっている為動かないわけにはいかない
平常心
マシロ行け!平常心だ!
大きな抱き枕用のクマちゃんをギュッと抱きしめてから扉を開けた
ロビーには皆集まっていたが、誰一人として態度が変わることなく普段通りに接してきた
やはり気にしすぎたのかもしれない
私も普段通りにしていけばいい
そう思っていたら、オペレーターフランちゃんから救援要請の連絡が入った
「オープンチャンネルに救援要請!繋ぎます!」
「こちらサテライト拠点第2建設予定地!感応種と思わしき反応を観測塔から北北東30km地点に確認!複数の通常アラガミを引き連れている模様。至急応援を求めます!」
「感応種・・・・・・!」
「ブラッドに緊急連絡!近くに感応種と思しき反応を確認!先ほどの救援要請地点とほぼ一致。救助ならびに感応種討伐をお願いします!」
感応種・・・かぁ
普通の神機使いは手も足も出せない相手だ
「い、急いで助けに行かないと!みんな、感応種とはまともに戦えないんだろ!?」
「あぁ、つまり・・・今が、俺達の本領を発揮する時だ。感応種討伐!ブラッド、出るぞ!」
「「「了解!」」」
「おーりょーかい。タバコ切れる前に終わらせるかな」
「了解です」
各自準備に取り掛かり始める
私も準備に入ろうとしていたら後ろから声が掛けられた
「すまないマシロ。少しいいか?」
「ジュリウス、さん。なんでしょうか」
「“さん”はいらない。先程から顔色が悪いと思ってな。大丈夫か?」
ジュリウスがそっと、遠慮がちに私の頬に手を添えた
昨日のことを言われるのではないかと思っていたがどうやら違ったようだ
手を添えられて内心ドキッとしたがなんとか平然を保つことができた
「少し嫌な夢を見ただけです。心配されるほどでもありません」
「・・・そうか。急に体調が悪くなったり気分が悪くなったらすぐに言うように」
「わかりました」
それだけ言うとジュリウスは立ち去っていった
ほっ、と安堵のため息が出る
ジュリウスが触れていた所に己の手を置く
久しぶりに感じた人の温もり
ジュリウスの手はとても暖かく心地よかった
「マシロのお部屋ってすっごく綺麗に片付いているね!それに、クマさん好きなの?クマさんの人形沢山飾ってあって可愛い!!」
「このクマの人形…手作りですか?」
昨日啖呵切るように言い逃げしたのに、何とも思わないの?
普通あれだけ言われたら距離置こうとか、放って置こうとかなると思うのだけれど…
あれ?私が変なの?
あの後、後悔して気まずいからどうしようとずっと考えてたんだけど…
何で二人とも平気な顔して人の部屋で寛いでんの!?
「このピンクのフリフリのドレス着たクマさん可愛い!」
「繊細で上品・・手先が器用ですね」
「あ、あまり見ないでください」
バレた・・・私が無類のクマちゃん好きだということがバレてしまった
この部屋に癒しがないからといって沢山作ってしまったが仇となった
なんて恥ずかしいことか!!
「あれ〜?マシロ顔真っ赤〜!やっと表情らしい表情したねぇ〜」
「っ!」
しまった!
恥ずかしさのあまり赤面してしまったか!
顔に出さないようにしていたのについつい出てしまった
「と、ところでお二人は何故?」
クマちゃんから話を逸らす
「あ!ジュリウスがね!起こしに行けって!」
「ジュリウスから、全員ロビーに集まるようにと指示を言われています」
指示なら仕方がないだろう
本当は動きたくない籠っていたいがそうもいかないようだ
重たい腰を上げ着替え始める
二人には廊下で待ってもらうことにした
皆と顔合わせにくいな
シエルとナナは普通の対応をされたが、ほかの人たちは・・・
胃が痛くなってきた
しかし待ってもらっている為動かないわけにはいかない
平常心
マシロ行け!平常心だ!
大きな抱き枕用のクマちゃんをギュッと抱きしめてから扉を開けた
ロビーには皆集まっていたが、誰一人として態度が変わることなく普段通りに接してきた
やはり気にしすぎたのかもしれない
私も普段通りにしていけばいい
そう思っていたら、オペレーターフランちゃんから救援要請の連絡が入った
「オープンチャンネルに救援要請!繋ぎます!」
「こちらサテライト拠点第2建設予定地!感応種と思わしき反応を観測塔から北北東30km地点に確認!複数の通常アラガミを引き連れている模様。至急応援を求めます!」
「感応種・・・・・・!」
「ブラッドに緊急連絡!近くに感応種と思しき反応を確認!先ほどの救援要請地点とほぼ一致。救助ならびに感応種討伐をお願いします!」
感応種・・・かぁ
普通の神機使いは手も足も出せない相手だ
「い、急いで助けに行かないと!みんな、感応種とはまともに戦えないんだろ!?」
「あぁ、つまり・・・今が、俺達の本領を発揮する時だ。感応種討伐!ブラッド、出るぞ!」
「「「了解!」」」
「おーりょーかい。タバコ切れる前に終わらせるかな」
「了解です」
各自準備に取り掛かり始める
私も準備に入ろうとしていたら後ろから声が掛けられた
「すまないマシロ。少しいいか?」
「ジュリウス、さん。なんでしょうか」
「“さん”はいらない。先程から顔色が悪いと思ってな。大丈夫か?」
ジュリウスがそっと、遠慮がちに私の頬に手を添えた
昨日のことを言われるのではないかと思っていたがどうやら違ったようだ
手を添えられて内心ドキッとしたがなんとか平然を保つことができた
「少し嫌な夢を見ただけです。心配されるほどでもありません」
「・・・そうか。急に体調が悪くなったり気分が悪くなったらすぐに言うように」
「わかりました」
それだけ言うとジュリウスは立ち去っていった
ほっ、と安堵のため息が出る
ジュリウスが触れていた所に己の手を置く
久しぶりに感じた人の温もり
ジュリウスの手はとても暖かく心地よかった