放課後パラダイス2
夕食に行くと、シェリーが笑顔で迎えてくれた。怒られるかと思ったからビックリしちゃった。
「私、さっきのでロックハート教授に幻滅しちゃったわ。」
「「私もよ!」」
話に入ってきたのは、同じグリフィンドールのマリア・インテグラル(マリー)とソフィア・コートリル(ソフィー)だった。
ソフィーもマリーもいい子で、すぐに仲良くなった。絡まれたら、いつでも助けてくれるとまで言ってくれた。
それからみんなで、寮の談話室に戻り課題をしたり、いろいろと話した。
他の寮生が私に対し、何か言ってるようだったが3人といたら不思議と気にならなかった。
途中、ハーマイオニー先輩を見つけたので、みんなに断って先輩に質問しにいった。
「ハーマイオニー先輩、ちょっと聞きたいことがあるんですけど、お時間大丈夫でしょうか?」
すると先輩は快諾してくれた。
魔法史でわからないとこを説明してもらった。優しくて賢明な先輩が近くにいてよかった。
先輩にお礼を言って、シェリーたちのところに戻ろうとすると暴れ柳さんを傷つけたウィーズリー先輩とポッター先輩に話しかけられた。
「君、桃子・白鳥さんだよね?」
「えぇ、初めまして。先輩方はどちら様でしょうか?」
ハーマイオニー先輩の方を見ると、呆れた顔をして二人の先輩を見ていた。
「僕はハリー・ポッター。こっちの馬鹿が「ロナルド・ウィーズリー。噂通り、可愛いね。」」
「可愛くなんかないですよ?ハーマイオニー先輩の方が凄く可愛いじゃないですか。
ポッター先輩にウィーズリー先輩、どうかなさいましたか?」
「いや…あの〜…
ロン、君が聞いて。」
「あのさ、僕の双子の兄に聞いてこいって言われたんだけど…」
「何ですか?」
「ロックハートの野郎に求婚されたって本当なの?」
一瞬、球根の間違いですよって言いたくなったのは内緒。
「それは事実です。
申し訳ありませんけど、不快なので私の前でその話はしないでください。」
「ごっごめんね…」
ハーマイオニー先輩がもの凄くイライラしてる。
「いえ、わかってくれたならそれでいいんですよ。先輩方にも、嫌な思いをさせてしまって申し訳ないです。
失礼します。」
普通に笑えてたかな?顔がひきつってないかな…
それから、みんなのところに戻ってお菓子パーティーをした。
あれから、毎日放課後はスネイプ教授の研究室に通った。
もちろん、質問に来るのは私だけじゃないわけで、いろんな人にあった。
不思議なことに、毎日会う人がいる。その人の名前はわからないけど、分かっていることはハッフルパフの先輩。
チョコレートブラウンの髪色で、肩まであるふわふわくせっ毛の先輩。
きっと、その人はスネイプ教授のことが好きなんだと思う。
目が違うの…。
例え、私の恋が叶わなくてもスネイプ教授を好きでいさせてください。
一目惚れって厄介ね。だって、彼のことがどんどん好きになっていってしまうんだもの。
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