...Memo

マンガ語り(一)長ぇ
2013/10/18 00:51
 
私、四人姉妹の三番目として育ちまして、物心ついた時にはもうすでにお手手に本を持っていました。
一番古い記憶は親父工作納戸の子ども部屋でお絵描きしていたとかお姉の買ったガラかめ読んでたとか新潟の親戚のお家でそこんちのお姉ちゃんの王家読んでたという筋金入りの児童です。雪まつりに行けよ。
子どもの頃そんなに裕福だった覚えはないのですが(って考えると二十代のうちに子ども三人産み育ててて土地付き一軒家持ってるって親父けっこう甲斐性あるな……今と時代がちゃうけども)、姉妹が多い分読むものには困りませんでした。
買えなかったときはお姉の友人からも貸してもらえたし。
父が本を読む人なので(社会派ハードボイルドとか時代ものだけど)、子どもがマンガでも本でも読むことを禁止されたりしなかったし。
友達のピアノ教室について行ってレッスン待ってる間マンガ読ませてもらったり。なんだこの天国。(そういやご近所のインテリジェンス一家のお母様に何故か可愛がられていて、よく書斎に入り浸っていたりしました……そこんちの男の子とは喧嘩仲間だったんですが。外国のお家みたいだったんだー。置いてあったのも海外児童文学中心でさー。)

そんな感じでなかよしりぼんちゃお今は亡きひとみというその当時の四大少女雑誌は網羅していました。
購入雑誌歴は小学生⇒なかよし・りぼん・ちゃお、中学生〜大学生⇒プリンセス・LaLa・花ゆめ・少コミ・別コミ・あとなんかコアないろいろ。
りぼんを買っていた期間が長かったとおもうのですが、私はどちらかというとなかよしっ子です。

いまはすっかりよくわからないことになっているっぽいなかよしで一番創作魂に影響を受けたのは松本洋子。ダークとコメディのギャップがアレでしたよね……。黒の〜シリーズは『黒の組曲』が好きでした。コメディ作品の『シンデレラ特急』とか『ストロベリー探偵団』や『すくらんぶる同盟』のノリってまさにベルベットとか影響出てるよだし!
あさぎり夕は後期になるほど読まなくなりましたが『こっちむいてラブ!』から『なな色マジック』まででオサレな王道少女マンガ展開を学び、竹本泉でゆるファンタジーを(この方の作品では『魔法使いさんお静かに!』が一位で、最近のものだけど『さよりなパラレル』と『ねこめ〜わく』が二位三位を争い、ちびっ子時は『あおいちゃんパニック!』のよく真似っこ絵描きをしていましたわ)、曽根まさこの不思議の国の千一夜は何回コミックス新しく買い直したんだろう、メルヘンFTのルーツ(はっ、俺のトランスジェンダー傾向や女装っ子、俺っ娘スキーはここからか……!)な感じです。
あ、高瀬綾さんとか立川恵さんとかも好きだった。
高階良子さんはホラー枠ですよね……。原ちえこさんは秋田に異動してから描かれた花離宮でしみじみ好きだなーと思ったんだけどふと本棚を見返すとしみじみ思わなくてもめっちゃ揃えてた。
中学生になると、なかよし購入は妹にバトンタッチしたので、あると読んだけどそれほどハマったものはなかったかなー。
しかし昔のなかよしってわりと精神的に大人向けの話とか多かった気がする。

りぼんは、創作魂に影響されたというよりも萌え方向が定まった作品が多いです。
というか、アニメ一話でハマった『ときめきトゥナイト』が読みたくて自分でりぼんを買い始めたので、作品が終わるころには自然とフェイドアウトしたというか……。うわすげえ、今計算したらマジでときめきと一緒に成長してるわ。何度も言ってますが蘭世篇が至高です。かえでちゃんが好きです。蘭世は理想のヒロインですが友人にはなれないと思います。真壁君が息子なら喜んで育てます。旦那様にするならジョルジュがいいです。ごめんときめきの話ししたらページ埋まる。
というわけでまたの機会に置いといて、他の先品を。

『銀曜日のおとぎ話』は名作ですよね! カラーが今見ても可愛くてきれいで愛蔵版買いてええええええ!!  でもどちらかというとより好きなのは『小麦畑の三等星』です。ラストで打ち抜かれた。
『月の夜 星の朝』は幼馴染いいいいいい!!! 全プレであのペンダント持ってた! 今やってるらしい大人篇はない方向で! ていうか今思うとこれドロドロ恋愛劇だったよなあ!
『星の瞳のシルエット』も一大ブームを築きましたよね。おさななじみいいいいい! 全プレで星のかけら(ry
あとはりぼん卒業後だけどコミックスは買ってた『あなたとスキャンダル』とか(またトランスジェンダーか)、『赤ずきんチャチャ』はセラヴィー先生とどろしーちゃんの関係性に萌えてたり(どこまでも幼馴染み)、おっと『こどものおもちゃ』もずっと本棚に置いとく作品ですよ。

どれも好きだったけど、影響を受けるまではいかず(ときめき以外で)、途中で趣味傾向がぶーけ系作品に移行したりで特にすごく残ったというのはないかなと。

ちゃおはなかよしりぼんより後進の雑誌で、いまは幼女向けになってるようですが、私が買っていたのは中高生ターゲットの時期に重なる時期です。
ちゃおは完全に赤石路代目当てで買っていて、すぐに別コミにシフトしましたが……。赤石作品は一番を選べない……! どれも好きだ……! あえてというなら『アルペンローゼ』(幼馴染み枠)『ないしょのハーフムーン』(年の差枠)『天よりも星よりも』(トランスジェンダー枠。最初だけだけど。)……おいおい。そらハマるわ。
あと、『その日は金曜日』がもう泣きました。短篇もすごくいいんだ……。
他には『弥生!!』とか(バイオレンスヒロインか……)。河内実加さんはちゃおを離れたあとの『オパーリン』の世界観がだいっすきで、コミックスどこ行ったんだああああorz
そうそう佐柄きょうこさんも好きだった! 『クレッシェンドすけっち』はええハイ幼馴染みものですね。『TONBI!ジェネレーション』もよかった。男の子がかっこいいのに可愛いんだ。ボケボケな女の子に振り回されてるのがいいんだ。
今はお二人ともハーレクインなんだよな……うううオリジナル読みたいよ……。

ひとみに関して語ることはなかった。雑誌の記憶が……ない。
『伯爵令嬢』はコミックスで読んだし、『やさしい悪魔』もコミックスだった……。

お姉が買ったものや自分がおこづかい貰うようになってから買い揃えたものとか妹が買ったものとかごっちゃになっていて、自分でも作品読んでた年代がよくわかりません。
でもってこれググられたら歳がばれる。もう遅いか。

次回は王道ずれ始めた篇をお送りします。


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