...Memo |
雑談 2013/09/03 01:33 |
誰かさんについての書籍レビューで、“真面目にラブシーンやってほしかった”、“透子が真面目に恋愛してなくてどうかと思う”という感じの意見がチラホラ見受けられて、(そんな風に書いたつもりはないけど読み取ってもらえなかったかー)とショボンとしたことがあったんですよ。 (あっ、打たれ強くなった今はどんな意見も次の作品に生かせるようにもぐもぐしてますから忌憚ない感想ご遠慮なくどうぞ書き込んでくださいですよ!) ラブシーンに関しては、透子がセックスに重きを置かないタイプで、でもそれなりに気持ちいいことは好きですよーという肉食的な部分もある女で、苑生と五つ離れている余裕で、あんな感じになったのです。 縁側茶飲みカップルをどう赤の雰囲気に持っていくか苦悩して書いたのにと、ちょっと言われたくらいでヘコむ私何様ー、と今なら思うんですが(はじめて尽くしでテンパっていたものと思われ)。 いやしかし待って、そもそも、透子は残念女子だ! 恋愛力ゼロの淡白女子なんだよ! 奇跡的に好きな相手が出来たからって、急にうるうる乙女になるわけあらへんわー、とションボリする意味がなかったと思い出しました。 ようするに誰かさんは、 透子→恋愛KYでデリカシーのないダメ彼氏 苑生→彼に喜んでもらおうと一生懸命な彼女 と置き換えて読むのが正しい。 そう思って見返すと、うん、こいつらもヒーローがヒロインかもしれないカップルだった……。 (苑生も微妙にヤンデレ入ってるんだけど、だからこそ透子という付き合うにはかなりめんどくさい女を好きになったんだろう……) 誰かさんのコンセプトは、山も谷も何もない日常でも物語になるんだよということが書きたかったのでした。(当時、ンなわけあるかい!と突っ込みたくなる恋愛命ゴーカンニンシンジサツ事件事件揉め事いっぱいケータイ小説に対して反抗期だった私……) 編集さんから「どうせならラブ盛りで! ドキハラな展開入れましょう!」とダメ出しくらっている間に、その事を私すっかり忘れていたようです。 恋愛物のヤマタニって、お互いが本心を話さない思い込みによる誤解のすれ違いとか、昔の女が彼が現れて不安になるとかパターン決まってますよね。 その心理はよくわかるのですが、うちのヒロインみんなメンタル強でズバッと訊いて喧嘩上等なので、恋愛的に盛り上がりが……最初からダメダメや……。 深月作品にうっとりロマンティックを求めないでくださいって注意書きしたいです……。 |