リドリーを追って


今日はいい天気だ。そろそろ洗剤とかがなくなりそうだし買い出しに出かけよう。
そう思って玄関で靴を履き替える。外へ出た瞬間、目の前をすごい勢いで何かが通りすぎた。

「きゃっ」

目をつぶってしまったが、一瞬だけ見えた紫色の龍のような生き物……つまりリドリーさんだ。
リドリーさんの方を見ると、空の方へ飛んで行ってしまったようだ。そこへプラグスーツを脱いだサムスさんがやってきた。

「ななし、大丈夫か?」
「あ、はい、大丈夫です。今さっきリドリーさんがすごい勢いで飛んでいきましたがなにがあったんですか?」
「ああ、それはな……私が休憩中に攻撃してきたからだ」
「それは大変でしたね……」
「まさかあいつも休みとはな。元々狡猾な奴だったが今度という今度は灸をすえてやる」
「が、頑張ってくださいね」
「ありがとう、ななし。では、私はこれで失礼する」

そう言って、サムスさんはリドリーさんの後を追い始めた。リドリーさんが見えなくなっているとはいえスターシップが飛んでいくのが見えた。
それを遠目に眺めつつ、私は買い出しに出かけるのだった。

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