ダーク「可愛いお嬢さん、よく来たな。ここからは俺様のプライベートに関する情報を──」
大助「ダーク! そんな時間じゃないよっ」
ダーク「大助、お前は俺の邪魔をする気か!?」
大助「邪魔も何も、寧ろダークのほうが邪m──」
ダーク「だーいーすーけー……それはどういう事だぁ!!
大助「だからそういう事だって! うわっ、ダーク! 魔力使うのは止めてよ!!」
(しれっと日渡登場)
日渡「それでは、今からテーマトークを始めます」
ダーク&大助「日渡(君)、いつの間に!?」




テーマ『好きな時間は何時ですか?




大助「僕は……」
ダーク「どうせ、梨紅といる時間だろ」
大助「ちょっと、勝手に言わないでよ!」
ダーク「お? 否定はしないんだな」
大助「うっ!? ……ダークの馬鹿」
ダーク「ほう? 言ってくれるじゃないか、大助」
日渡「進まないので次」
ダーク「日渡、勝手に進めるな!」
笑子「はいはーい! 私が言うわよっ」
大助「か、母さん!?」
笑子「私はね、大ちゃんが活躍している時も好きだけど、やっぱり小助さんと一緒にいる時が一番だわvV」
(笑子、陰に隠れていた小助を無理矢理引き出す)
笑子「ね、小助さん♪」
小助「そ、そうだね……」
大助(父さん。母さんの尻に敷かれてるよ……)


(日渡、原田姉妹がいる公園に移動)
日渡「次、原田姉妹」
梨紅「何よ、その紹介。まぁ別にいいけど」
梨紗「梨紅ぅ、靴が無いっ」
梨紅「はぁ!? ここまで履いて来た靴はどうしたのよ!?」
梨紗「そうじゃなくて、新しい靴を買おうと思って雑誌見てたの。でも欲しい靴がなかなか無くて……」
梨紅「……まぎらわしいわね。それより、質問に答えるわよ」
梨紗「はぁい。私は勿論ダークさんといる時! キャー!! 考えただけでドキドキしちゃうvV」
梨紅「梨紗、あんな変態のどこが良いのよ」
梨紗「梨紅、解らないの? ダークさんは変態じゃなくて、素敵な怪盗、ううん、紳士よ!」
梨紅「……アイツが紳士なら、世界中の男全員が紳士よ」(小声)
梨紗「何か言った?」
梨紅「何も言ってないわよ。私が好きな時間は……」
梨紗「丹羽君と一緒にいる時で〜す」
梨紅「梨、梨紗! 何言ってんのよ!?」
梨紗「別にいいじゃない。本当の事なんだし」
(梨紅、顔を真っ赤にして黙り込む)
梨紗「梨紅ったら、顔に出てるわよ」
梨紅「う、うるさいっ」
日渡「長いので次」
(日渡、丹羽家に戻る)


大助「ところで、日渡君は何時が好きなの?」
日渡「……言って良いのか?」
大助「う、うん」
日渡「丹羽、君を観察している時が一番d──」
大助「そ、それ以上言わないで!!
日渡「言って良いと言ったのは丹羽だ」
大助「僕が悪かったよ。だからそれ以上言わないで……」
日渡「そうか。丹羽が困るようならば止めよう」
大助「ありがとう、日渡君」
ダーク「……お前ら気持ち悪い」


大助「そう言えば、ダークは何時が好きなの?」
ダーク「俺か? 俺は……」
大助「女の子と一緒にいる時、とか駄目だよ」
ダーク「何でだよ」
大助「(やっぱり言うつもりだったんだ……)アバウト過ぎるから」
ダーク「じゃあ美術品を盗る時だな。成功した時には気持ちがいいぜ」
大助「さすが怪盗……」
ダーク「お前も一応怪盗だろうが」
大助「僕はダークとは違うから」
ダーク「何だよ、それ。俺とお前は一心同体だろ?」
大助「……そうだけど──」
日渡「それではこの辺で終了します」
大助「えぇ!? 日渡君まだいたんだ! ってまだ僕とダークの話は終わってないよっ」
日渡「時間切れだ、丹羽」
大助「そんなぁ……」
ダーク「諦めが肝心だぞ、大助」
大助「……ダークに言われたくないっ!




<完>

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