「雅〜、今日の放課後暇ぁ？」

「物凄ーく忙しい、から声掛けんな」

ああ、また始まった、とはクラスメート全員が胸の内で呟いた言葉だ。高校二年のクラス替え直後から、この二人……練紅覇と結城雅の攻防は毎日のように行われている。


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