日記 | ナノ


▼ 最近無性にグロが書きたい【SS】

※純恋夢主
※夢主デフォルト名:蒼麗



べしゃり、と温い液体が散った。首を刎ねられ一瞬で絶命したそれに背を向けて、頬を伝ったドロリとしたモノに顔をしかめる。

「蒼麗〜……って、血まみれじゃん、何かあったの〜?」

名前を呼ばれて振り返って、蒼麗の主である紅覇の姿を認めると、身体から力が抜けた。へたり込みそうになるのを意地で堪える。

「いえ……。ただ、紅覇様に手を出そうとした愚か者を見付けまして」

「あ〜、成る程ねぇ。ありがと〜。……早く帰って湯浴みした方が良いよねぇ」

「お気になさらないでください」

自分の事情で紅覇の予定を狂わせるわけにはいかない、と蒼麗は慌てて袖で顔に付いた血を拭おうとした。その手を紅覇に掴まれ、紅覇は蒼麗に顔を近付ける。

「返り血浴びた蒼麗も綺麗だけどぉ……やっぱり普段の蒼麗の方が、僕好きだよ」

否応なく顔が朱に染まる。それを隠すように紅覇から顔を逸らして掴まれている手とは逆の手で、軽く返り血を拭った。
ぬるりとした感覚は、何とも言えず気持ちが悪かったので、紅覇は蒼麗に気を使ってくれたのだろう。
それを申し訳なく思いながら、蒼麗はどうしようもなく嬉しく感じた。そろそろ末期だと思う。



おわれ。

何だよ結局いちゃこらしてるだけかよ。
多分くっついた後ですね、これ。無事に本編でくっつけますかね。

2013/04/25 23:08

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