▼ 狩人×マギ、紅覇トリップ【ネタ】
※一次試験
焦る必要性を感じなかった。なのでのんびりと走っていた。そうしたら何か面白そうなことが始まった。
ラッキーだ。
紅覇はにこりと口端を歪めて笑った。通常ならば怯えるか警戒心を最大値まで上げるかするような強大な殺気の中に居るはずの紅覇の笑みは、単体で見れば可愛らしいものなのだが、この時ばかりは恐ろしい。
投げ付けられた、何故か殺傷能力を持つカードを如意練刀で軽く防ぎ、相手の強さに瞳を輝かせた紅覇は、相手……ヒソカに向かって突っ込んでいった。周りの死屍など気にも留めず、血だらけの地面を蹴る。
「ん〜◆ 君、面白いね★」
「お前、強いんだね〜。……じゃあ、少し本気出しても平気でしょ」
金属器としての能力を発動しないままの如意練刀で軽くやり合っていたが、やはりちまちまとした戦闘は性に合わない。久々に骨のありそうな相手に、ぞくぞくと何とも言い難い快感が襲ってきて、まだまだ余裕そうな不気味な笑顔を描くヒソカの首を目掛けて、如意練刀を振りかぶった。
なんてことを考えてみた。二人がやり合ってたらきっと周囲への被害が尋常じゃないことになりそうだ。
2013/04/02 01:25prev|
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