【1059taisen】
年の瀬な佐竹主従2016
◆2016年も多数の御来訪ありがとう御座いました(*´ω`)
会話文な上に小品ですが…1年の感謝を込めての佐竹主従です。



義宣「今年の師走は誠に過ぎるのが早かったな、内膳」
政光「ええ、義宣様。…しかし無事に正月を迎えれますな」
義宣「合戦に明け暮れたが心残り無く迎える正月だ、ゆるりと過ごしたいものだ…とは思うが」
政光「義宣様?」

義宣「早春を迎える頃には、長き休戦に入るのだ…戦に関わる時間が減れば、この師走を懐かしんでしまうのかもしれぬな」
政光「…武で鳴らした家の当主としては、寂しく思われますか?」
義宣「そうだな。…ふふ、だからといって内政がつまらぬ等とは言わぬから安心してくれ。これからは別の忙しさが始まる」
政光「戦場ではあまり義宣様のお役に立てず…ですが、藩政においてはその分まで尽力致します」
義宣「頼りにしているぞ、ふふっ…ああ、そうだ内膳」
政光「何でしょうか?」

義宣「今年中の合戦については心残り無く、と言ったが」
政光「ええ」
義宣「他に無いと言えば無い…が、つまり…その…去年の今時分に告げた様な事は思って―――」

……ちゅう…っ…

義宣「…!…んんっ…」

ぎゅむっ…

政光(私の身体に縋る義宣様…その御手の何と、何と…)

力強く刀を振るい。
我らに采を飛ばす。
勇なるその御手が。

政光(…こんなにも愛しく、愛らしく感じられるものか…)

……ちゅ…っ……

政光「お話を最後まで聞かず…無礼でありましたでしょうか」
義宣「ふふ…総て理解の上であろう、少し…意地が悪いぞ内膳」
政光「申し訳ありませぬ、つい…義宣様が愛しくて堪らず」
義宣「む…そ、そう…なのか?」
政光(?…ああ…その様な事を言われ慣れていらっしゃらないのか。益々、愛しさが込み上げる…)
義宣「その…内膳…」

―――…しん…しん…

義宣「…また、雪が降りだしてきたみたいだ…な」
政光「そうですな義宣様」
義宣「この地の春は遠いのであろうな…だが、必ず巡り来る」
政光「ええ、必ず」
義宣「遅い春が来るまで…俺を冬の寒さから守るのだぞ内膳」
政光「えっ?…ははは…この身で宜しければ、幾らでも義宣様を温める為に尽くしましょうぞ」
義宣「ふふっ、口唇を温める程度では…俺は満足せぬからな…」

北国の厳冬を忘れる程に、貴方の体温は温かく心地好く。
寄り添う身体と心。
つのる想いは雪の様に雪の様に。
純白の恋心、春を迎えても溶け消える事の無い確かな想い。

■終幕■

◆2017年2月いっぱいで戦国大戦の事実上の稼働終了が発表。
12月下旬には三国志大戦4の稼働が決定し、三大も3の終了から待ち望んでいた事ではあるけど…
戦国で辿り着いた大好きなマイデッキで、三大稼働前に全国対人戦で納得の結果を残したい!と。
その結果、12月1日〜7日の期間の合戦報酬であるぷちちかなおくんをメインICに獲るべく出陣。
獲得後は正四位昇格を目指し、ぷちちかなおくんと共に達成。
それから別ICを金ぺか位階にするんだ!と、正三位に昇格達成。
総ての目標を達成すると同時に三大4が稼働して…少し早いですが戦国大戦ロス気味になっていたら気付けば年末でした(苦笑)
三大4は三大4で受け入れ始めてますが、佐竹さん家で…特に内膳義宣で書きたい事はあるので。
2017年も、のんびりお付き合いいただければ幸いです(*´∀`)

2016/12/31 了
clap!

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