【Rockman.EXE@】
犬耳の恋人
◆EXE6の前に書いたので遠距離状態設定
取り敢えずケモ耳で尻尾えっちが書きたかった(…)
EXE6でヒノケンの先生設定が来る前のヒノアツはまだ方向性が定まらず、しかしえっちなお話も書きたい等の結果、この頃は明確に「恋人」にしたかった模様
今の考え方とは異なるノリなので、加筆修正作業の際に下げようかと思いましたが…これもまた自分のヒノアツが通った道。最低限の修正で残しています



「な、な、なななななななンねコレーっっっ!?」
「…何…つってもな…耳?」
「ンな事は分かってるべ!オラが聞いてるンは、耳は耳でも…なスて犬耳がオラに生えてるンかっちゅー事だっぺぇ!!」

さて。
事の発端は数刻前に遡る―――

本日のヒノケンはというと、極めて機嫌が良かった。
今日は久し振りにアツキが遊びにやってくる…上に、先日ウラのマーケットで見掛けた「薬」が届いた日でもあった。
ヒノケン自身、道具やら薬やらを使う趣向を基本的に持っている訳ではないが、数ヶ月待ちに待ったというフラストレーションがある。
そこで、情事後の怒声と罵声と枕投げは覚悟でいつもより乱れてもらおうと、軽い気持ちでソレを購入していたのだ。
その時聞かされた、「面白い事になる」との店主の弁を、その時は聞き流していたのだが…

「…確かに、面白ぇ事になったな…柴犬辺りか?ソレ」
「おもスろいことあっかーっ!こ、これちゃんと戻るンか!?オッサン!!」
「…さぁ?」
「あのなぁオッサンーっっ!!」

いちいちアツキの言う事は正論だとヒノケンも思ってはいるが。
…正直なところ、目の前で起こったアツキの変化に思考回路がまだ追い着いていない状態だった。

(…あの店のオヤジ…どうなるのか、ちゃんと言いやがれ。こんな趣味は無えっつうの…)

ようやく完全に事態が飲み込めたのか、アツキの頭にちょこんと付いてるふさふさの犬耳を弄りながら、深く溜息をつく。

「オ、オッサン、話聞いとるンか!?」
「ああ、聞いてるけどよ…」
「大体オラに何スる気だったンだべ!ま、また、その、エロい事ば考えてたンだべ!?」

その通り。

「…ま、否定はしねぇけど」
「こ、こ、こンの、エロオヤジーっっ!!!」
「誰がエロオヤジだ、誰が!」
「オッサンの他にいね、ぇ…べ…っ!」
「…?…アツキ?」

今までベッドに腰掛けていたアツキだったが、怒りに任せてヒノケンに食って掛かるべく立ち上がった途端、直ぐにもう一度ベッドにへたり込んでしまった。

「な、なんでも…ね、ねぇ…べ…」
「オメエは分かりやすいなホント。…他にも変わったところがあんのか?」
「な、ない!ど、どっこも変わってねぇべっ!!」

力強く首を左右に振るものの、明らかにヒノケンの台詞は図星らしい。
目を合わせず、ひたすら何事かを悟られまいとしている。
その様子をしばらく見ているだけのヒノケンだったが…ふと、ある一点に違和感を持っている様子が伺えた。

「…ケツ…?あ、尻尾か?もしかして」
「ち、違うべ!ン、ンなもん無ぇべっっ!!」
「ほ〜…んじゃ見せてみろよ」
「や、やめっ!へ、変態ーっっ!!」

そんなアツキの台詞もどこ吹く風、素早くアツキを組み敷くと、ズボンとパンツを一気に剥ぎ取った。

「…あるじゃねぇか」
「オ、オッサンのアホ〜っ!」

ふさ…と揺れて現れたのは、間違いなく尾てい骨から成る尻尾。

「ふーん…まぁ、こうして見ると、これはこれでイイな…」
「な、何がだべ…っ」
「獣姦になんのか?コレ」
「…!ン、んなことオラが知るべかーっ!!ちゅーか、オラは絶対ヤらねっかンな!!」
「我慢出来んのか?コッチはそうは言ってねぇみたいだがよ…」
「…っ…!や、ぁ、さ、触るで…ね、ぇ…っ」

ヒノケン自身、あまりの事態にすっかり忘れていたが、そもそもこの「薬」は「媚薬」。
加えて遅効性だった為に、ヒノケンもアツキも今まで気が付かなかったが…その効果は確実に現れ始めていた。
熱を帯びたアツキの自身は上を向き、ヒノケンが触れると先走る蜜が流れる。

「っは、ぁ…っ」
「一回ヌいとくか…」
「え!?ちょ、ふ、ぁ、ああああンっ!」

前置き無しにいきなり自身を咥内に含められ、先端を甘噛みされただけで達しそうになる。
つう…っと唾液と先走りを混じらせた糸を引いて、一度口を離す。

「…でも、イくにはまだ早ぇぜ…」
「ぁ、ん…っ…やぁ…」

ちゅる…ぢゅっ…じゅぷっ…

再び咥内に含み、緩急を付けてじっくりと舐り、弱い部分を掠めるようにして責める。

「ひ、ぁ…ンっ、そ、れやだ…べっ… …っ!?あ、あンっ!ひゃ、ぁあっ!」

達するギリギリで弄んでいたヒノケンだったが、急に激しく吸い上げ、搾り出す様にアツキの自身を擦り上げた。

びゅく…っ…びゅる…

塞き止められていた白濁はその刺激で一気に解放され、吐き出されたソレを余すことなく腔内奥深くに収める。

「…さて、一回イったくらいじゃ、収まりつかねぇよな?」
「は、ぁ、はぁ…じょ、冗談でねぇべ…っ…も、もう…いいべ…っ」
「そんなに元気なのにか?」
「る、るっさいべっ!!」

とは言うものの、アツキのソレは一向に萎える様子はない。
むしろ、本格的に薬が効き始めているのか、先程よりも硬度を増してすらいる。
そして自身だけではなく…後孔が埋め込まれることを待ち望むかの様に熱く蕩け、卑猥にヒクつく感覚が伝う。

「辛ぇだろ?…言えよ、素直に…なぁ?」
(…〜っ!こ、こンの変態エロオヤジは〜っ!!)

自分に何を言わせたいのかは、火を見るより明らかだ。
アツキは徐々に薄まる思考と理性を怒りとプライドで支え、どうにか「欲しい」とは言わないでいる。
しかし、それも快楽の前に脆く崩れる寸前…その上、今日は媚薬の効果付き。
言い渋るにしても、いつもより楽に自分を求める台詞が出るとヒノケンは踏んでいた。
その魂胆をはっきり見て取れるのが、アツキには気に入らない。

(…勝手にオラをこげな身体にスといて、反省スっとかねぇンかこのオッサンは〜っ!)
「ん〜?ホラ、睨んでてもしょうがねぇだろ?ココに…どうされてぇんだ?」

ちゅく…つぷ…っ

と、アツキの先端からトロトロと流れ続ける蜜を指に絡ませて後孔を撫で回す。

「ひ、ふぁ、あっ!や、止めるっぺ、ぇっ…」
「焦らされンの嫌だろ?…言えよ」
(っは、ぁ、ンん…っだ、だ、めだべ…ぇ…っ…い、言っツまったらこのオッサン、ま、また調子サ乗るべ…っ)

しかし、元々「我慢」というのが欠如している性格。
限界はもう目前だった。

(うが〜〜〜〜っ!で、でも、言いたくねぇべ〜っ!…こ、こうなったら…っ)

「…オ、オッサンっっ!!」
「ぁ、ぁあ!?」

虚を突いて飛び起きたお陰で、組み敷いていたヒノケンからどうにか逃れると、アツキはヒノケンのズボンに手を伸ばした。

「な、なンね…オッサンこそ、辛そうでねか…」

言いながら、ぎこちなくズボンの中からヒノケンの自身を取り出す。

「…あん?」
「く…口でヌいて…やるべ…オ、オッサンから、オラがほスいって…い、言わスてみせっから…っ!」
「…へぇ、面白ぇじゃねぇか…やってみろよ」
「…ン…っ」

勢いでいつもの展開を引っくり返したものの、アツキがフェラをするのは初めてで。
咥内にソレを完全に含むのは躊躇しており、ちゅぱ、ちゅく…っと、先端を舐める程度にしかならない。

「ンぁ…っはぁ…」

ぺろ…ちゅ…ぱぁ…っ

不慣れな行為で勝手がまだ分からない所為なのか、先走る蜜を口の周りに散らせながら、どうにか奉仕し続ける。
その様子を見ていると、愛おしさと共にヒノケンが生来持っている嗜虐心が顔を出す。

「…そんなんじゃ、いつまで経っても俺はイけねぇぜ?」
「…ぇ…ふ、う…ン、んんっ!」

不意にアツキの髪を掴むと無理矢理引っ張り、アツキの咥内に自身を咥え込ませた。

「…ッ!いってぇな…犬歯も出てんのか?おい、歯ぁ立てんじゃねぇぞ。…ま、返事出来ねぇだろうけどよ」
「んンぅっ…ンん…っ…!」

無理矢理熱い塊をねじ込まれて、咥内は圧倒的な質量に襲われる。
喉元近くまで圧迫され、それでも咽返すことが出来ず…うっすらと、生理的な涙が滲む。
そんな潤んだ瞳で懇願するように上目で見られては、決して巧いとは言えない奉仕にも興奮を覚えてくる。

「…へっ…いいぜ…もうちょっと頑張ってみろよ…イけるかもしれねぇ」

髪を掴んでいた手を離し、代わりに犬耳の方を弄ぶ。

「ん…っ!ふ…ぁ…ンぅ…っ!」
「あん?この耳がイイのか?」

弄った瞬間、アツキの身体はビクン、と快感を示す反応をした。
必死に這わせていた舌の動きも、突然与えられた快感に飲まれて止まっている。

「ふーん…ホラ、どうした?続けろよ…」

アツキに何が起こっているのかを当然理解しながら、ヒノケンは弄び続けるのを止めなかった。

「あ…ふ…ぅ…や、や、める…べ…っ…!」

髪を掴まれていた時とは違い、軽く弄られているだけなので頭部は殆ど自由になっている。
伝わる快感に負け、アツキはヒノケンの自身から口を離した。

「だ、め…っ…ふ、アぁ、ああんっ!」
「ぁあ?…ッ!お前…っ」

びゅく…っ…ぱたっ…ぽと…っ…

「っはぁ…ン…は、ぁ…」

シーツに白濁を放ち、アツキは達してしまった。
ヒノケンも、まさか達するまでだったとは思っておらず流石に困惑の色は隠せない。
だが、その顔は直ぐに「いい事を思い付いた」笑みに変わる。

「…しょうがねぇなぁ…」

まだ、イった快感で身体を動かすことがままならず、ヒノケンの太腿を枕にして横たわっているアツキの髪をくしゃ、と軽く掴む。
そしてアツキの身体を抱え上げ、耳元で囁いた。

「…だがよ、俺をイかせられなかった上に、一人で勝手にイくのはナシじゃねぇの?」
「ふぇ…あ…っ」

アツキの身体をベットに投げ出し、うつ伏せのアツキに圧し掛かってもう一言、耳元で囁く。

「飼い犬はちゃんと躾ねぇとなぁ…?」
「な…!ちょ、ま、待てオッサン!誰が…っ!ぁ、あン…っ」

左腕はベッドとアツキの間に滑り込ませ、しっかりと抱き締める。
右腕は…アツキの後孔へと伸びていた。

くちゅ…つぷ……ずっ…

一本、指が埋め込まれてゆく。

「は、ぁ、ンっ…!や、め…ぃ、イったばっかスで、ぇ…っ」

媚薬の効果と達した直後で敏感になった身体は、いつもより過剰に快感に反応する。
おかしくなるくらい身体は熱に包まれ、蠢く指が益々その熱を上げてゆく。

「ひ、ぁ、はぁっ、あんっ…あぁンっ!」

く…
と、不意にヒノケンはある場所で指を曲げた。
ソコは…弱い部分。

「そ、こ…だっ…駄目だべ、ぇ…っ!」
「イイ、の間違いだろ」
「ち、が…ぁ、あンっ…ひゃ、あンっ!」

ずぶ…ぐちゅ…っ

二本目、と、三本目の指をほぼ同時に差し入れる。

「熱ぃ…へっへっへ…イイな…燃えるぜ…」

ちゅ…ぐ…じゅぷ…ずちゅ…っ

三本の指をアツキの中でバラバラに動かせば、指が蕩けるような感覚に襲われる。
その心地良さに囚われ、徐々に動きは激しさを増す。

「ふ、ぁ、ああンっ…!お、オッサン…や、ぁ…ん…っ」
「…っと、そろそろイイか…」
「ひ、ぁ…」

ずる、と指を指を全て引き抜かれ。
今のアツキにはそれすらも快感で…甘い声を漏らす。
その感度の良さにヒノケンは満足気な笑みを浮かべ、両手でアツキの腰を浮かせて強引に四つん這いに近い格好にさせた。

「ま、待つべ、オッサン!!う、後ろからスる気なンかっ!?」
「犬にはソッチの方がお似合いだろ?」

ぬりゅ…と、自身を散々弄んだアツキの後孔に宛がい…一気に貫く。

ずぷ…ズ…ッ…!

「…っ!く、ぁ、あああンっ!んぁあっ…!ア、あんっ!」
「挿れただけで鳴き過ぎだぜ、アツキ…まぁ、これからもっと鳴かせてやるけどよ」

―…動くぜ。

ぽそり、と呟く様に告げると…緩急も何も無く、激しく突き立てる。

「ひぁあんっ…!ひぁっ、アぁ、あ…っ!」

ぎり、と軋む音が聞こえそうな程アツキはシーツをきつく掴み、与えられる快感に悶えている。
その様子がとても淫猥で、もっとその姿を見たくなる。

ずちゅ…ちゅ…ぐちゅ、ぐちゅぅっ…

打ち付ける度に響く卑猥な水音。
その中で、ふわ…と腹に触れた尻尾に意図せず手を添える。

「ぁ、あっ、お、オッサンっ…!アぁ、だめだ、っぺ…ぇっ!」
「…ッ!と…ああ、そうか。耳でアレなら…尻尾だって感じる訳か」

尻尾に触れた途端、アツキの中はこれまでにないくらい締まり、思わず吐精しそうになった。
折角の新しい発見…そうそう簡単に達するのは勿体無い。

「ふうん…」

口の端を歪めて怪しげな笑みを漏らすが、アツキからは見えない。
そして腰を押さえていた左手を、再び硬度を増したアツキの自身へ伸ばした。

「な!?な、にす…っ…!っふあ、ぁン…っ…あっ、あンっ!」

左手でアツキの自身を擦り上げ…右手で、尻尾を同じ様に扱き始めた。

「や、ぁ…っ…お、おかスく…な、るべ…ぇ…っ!」

ビクビクと、アツキの身体が快感で跳ねる。
自身と後孔…それに加えて、尻尾の三点を責め立てられているのだから無理もない。

「っはぁ、あンっ…ふ、アぁっ、あンっ!」

ドクン…と、掌の中のアツキが脈打ち。

「イきそうか…?」
「あ、ン…い、イク…っ…で、ツま…う、ぅ…っ!」
「俺もだ…中に出すぜ」

深く、自身をアツキの最奥に突き入れる。


「―――――っ!」


びゅ、く…っ… …ぽたっ…ぱた…

アツキは再びシーツの海に。
ヒノケンは達して収縮したアツキの中へ…白濁を放った。

「は…ぁ…っ…はぁ…」

荒い呼吸を繰り返し、アツキは達した快感に身体を任せる。

ずる…っ

「ンぁ…!は、ンぅ…っ」

不意に埋め込まれていたモノを抜かれ、甘い声を漏らす。
後孔とソレは名残惜しそうに白濁の糸を繋ぎ、切れた。
同時に、アツキの身体を支えるものが無くなり…最早、自分で身体を支えられないアツキはベッドに倒れ込む。
うつ伏せで倒れ込み、続け様に行われた射精の余韻で放心するアツキを、ヒノケンは仰向けにさせて覆い被さった。

「良かったぜ?アツキ…」

生理的に零れた涙で濡れ、快楽でトロンと蕩けているアツキの眼。
その瞳はゆっくりと伏せられる。
閉じた目蓋にヒノケンは軽くキスを落とし…耳朶に口唇を寄せて囁く。

「…けど、ちょっと足りねぇな…」
「は、はぁっ!?アホかオッサン!オ、オラはもう三回もイっツまってるべっ!」
「一回はオメエが勝手にイったんじゃねぇか」
「元を正せば、全部オッサンのせいでねかーっっ!!…っ!ン…ぅ…」

ヒノケンはアツキの反論を取り敢えず聞き、言い切ったところで唇を重ね合わせた。
暫く唇の感触を味わい…口唇を割って咥内へ舌を差し入れる。

くちゅ…

「んンぅ…っは、ぁ…」

歯列を軽くなぞり…舌を絡め取っていく。
そうして一通り咥内を犯すと、唇を寄せたまま口を開いた。

「うるせぇ口だな、まったく…ま、そんだけ元気があンなら…まだ鳴けるよな?」
「じょ、うだん、じゃ…っ…んく…っ…ンんっ…」

今度は抗議を最後まで聞かず、再び深く咥内を貪る。
甘く、痺れる感覚。

徐々に…虜になる―――…

気が付けば、アツキはヒノケンの背中に腕を回して自分から求めていた。

ちゅく…ぴちゃ…

「はぁ…ン…ふぁ…っ」

拙いモノではあるが、アツキからも舌を絡め始める。
その仕草に満足したのか、ヒノケンは犬耳の辺りを重点的にアツキの頭を撫でてやる。
ほろ苦い、咥内に残る精の味が互いを支配してゆく。

「…随分、積極的じゃねぇの…コッチも…準備出来たみてぇだしな…」

媚薬の効果があるとはいえ、立て続けに三度の吐精を行った後…流石にアツキの自身は萎えかかっていた。
しかし、激しく口付けを交わす内に、また熱を取り戻す。
それはヒノケンの自身も同じ。

「抱いてる奴の顔を見ながらじゃねぇと、やっぱ燃え上がれねぇな…」
「え、ぁ…っ…」

口唇を離して身体を起こすと、アツキの足を広げて硬度を増した自身を再び後孔に当てる。
ず…と軽く先端を沈めると、恍惚と切なさの混じ入った表情をアツキは見せた。

「…ソレだ。その顔がねぇと…燃えねぇ…っ!」

ずちゅ…っ…

アツキの腰を掴み、深く…埋め込む。

「ぁはっ…ああンっ…!」
「いいツラだぜ…アツキ…」

もっと、そのカオが見たくて。
性急に抜き挿しを繰り返す。

ぐちゅ…ちゅぅ…っ…ずちゅっ…じゅぷっ…

先程出したヒノケンの精が掻き回されて、アツキの中から淫らな音が響く。
吐精欲は直ぐ二人に訪れた。

「お、オッサ、ン…ぅ…オラ、ま、また…っ」
「…ッく…」
「あぁ、あンっ…あ、ぃ、イク…っ…!」

びゅく… ぽた…

ビクン、と痙攣してアツキは四度目の絶頂を迎えた。
白濁…とはもう言えない、薄い熱を自分の腹に放つ。

びゅる…るっ…ぱた…ぱたっ…

そしてその上に―――ヒノケンは自身の熱を吐き出した。



へんじがない
ただのしかばねのようだ ▼

…後始末を終え、バスルームから出るとアツキは直ぐベッドに入り、この状態になった。
要するにアツキが情事後にとった行動は、怒声でも罵声でも枕投げでもなく…完全無視。

「あーつきーぃ。悪かったって」

隣には、同じく風呂上りのヒノケン。
アツキからの返事は勿論、無い。

「機嫌直せよ、アツキちゃーん」

どう聞いても反省していない物言いをしつつ、アツキの背中に軽く抱き付く。
ついでにくしゃくしゃと、風呂上りで少し濡れた髪を撫で回し始めた。
その頭に…犬耳は無い。
尻尾も同様である。

「戻ったんだからいいじゃねぇか。新鮮でお前もヨかっただろ?」
「ちっとは反省せンかぁ!こンの変態エロオヤジいいぃぃいいっっ!!」

無視をするにも我慢が必要。
…アツキはわりとあっさり口を開いた。

「だから、誰が変態の上にエロオヤジだ!誰がっ!!」
「オッサンの他にいねぇべっっ!!」

ヒノケンの方に向き直り、怒っているからか行為を思い出して恥ずかしいからか、とにかく顔を真っ赤にして反論する。

「も、もうソレは御免だかンな!!」

ソレ。
ベッドサイドのテーブルに置かれた件の媚薬を指す。

「ンだよ…お前だって燃えただろ?それに、結構高価かったんだぜコレ。楽しまねぇと勿体無いだろ」

その小瓶を手に取り、掌で弄びながら悪びれもせず言ってのける。

「ンなことオラが知ったことでねぇべっ!オ、オラばっかりこげな目に合わスて〜っ…」
「んじゃあ、俺も飲むならいいか?」
「…はあっ?」
「お前ばっかじゃ確かに不公平だ。…だから俺も飲む、って言ってんだよ」

直感的に嫌な予感がして後退るアツキを追って、じりじりと距離を詰める。

「そ、それが、なンの解決に…っ」
「なるじゃねぇか。不公平じゃねぇし、二倍早く薬は無くなるし、俺もお前も気持ちイイし」
「使わないっちゅー選択肢はねぇンかオッサンー!!」
「無いねぇ。…じゃ、とっとと口開け」

後退するアツキとの距離を一気に詰めて組み敷くと、アツキの眼前で小瓶の蓋を開け始めた。

「ま、ま、待て待て待てオッサン〜っ!い、今からっ!?」
「当たり前じゃねーの、まだまだ夜は始まったばっかだぜ?」
「アホ―――っ!!止めねっか―――っっ!!!」

じたばたと自分の下で暴れるアツキを楽しそうに見ながら、ヒノケンは小瓶の蓋を完全に開けきった。


そして…


―――もう1ROUND追加されたかどうかは。
昼の光が西日に変わる時間に起きた、アツキの腰痛だけが知っている。

■END■

2005.06.03 了
2020.02.01 加筆修正
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