【Rockman.EXE@】
放課後の恋人/保健室
キーン コーン カーン コーン…

五限の授業開始を告げるチャイム。
普通に考えれば教室に収まるべき生徒の一人が、廊下を歩いていた。

『…マジで次の授業サボるのか?アツキ』
「どうせあの授業の大半はオラ寝てるから、出ても出ねくても一緒だべ」

あっけらかんと。
PETのバーナーマンに向かって言ってのけるその様に、後ろめたい気持ちは無いらしい。
別段アツキは不良でもないし、素行が悪い訳でもないし、問題児と言われるものでもない。
しかしながら性格は基本的に自分本位であり。
アツキとしては、単に本日の気分としてサボる事にしただけである。
そんなアツキが今現在向かっているのは保健室。
仮病で時間を潰そうという魂胆だ。
とはいえ、入学一年目にしてアツキの健康優良運動馬鹿っぷりは校内に轟いている。
そう簡単に保健教師がアツキの病気を信じるとは思えず、バーナーマンはさして制止をしなかった。

「あれ…何だべ?コレ」

保健室の前に来ると、ドアに下げられたプレートが目に入り。
そこに記されていたのは"只今、外出中です"の文字。

『…つーことは、鍵掛かって…』

ガラガラッ

「あ、開いたべ、ラッキー」
『……掛け忘れかよ』

アツキはさっさと保健室内に入って中を見回すと、確かに先生は居ない。
室内に備えられた仕切りの奥にはベッドがあり、そこを覗いても先客は居ない無人の様だ。

「へへん、コイツは丁度いいべ」

どかっとベッドに腰掛けて、脇にあった棚にPETを置く。

「これなら先生が戻ってきても、"寝たら治った"って言えばそれで言い訳出来るかンな!」
『…しょーがねーな…ま、確かにあの授業つまんねーしな』

このオペレーターにして、このナビありというか。
一応バーナーマンにはさっきまで、アツキのサボりを止めようという気持ちもあったのだが…
ここまでお膳立てされているなら仕方ないか、という結論に至ったらしい。

「ンだべ?バーナーマンも、ちょっと休むといいべ」
『そうだな』

アツキはPETを今一度手に取ってバーナーマンに終了処理を施すと、棚へと再び戻し置く。
無事に処理が終わったのを見届けると、ごそごそとベッドに潜り込んだ。

「ふぁ〜あ…こうスてると…やっぱ、眠いべな…」

静かな保健室内には、少し離れた校庭から聞こえる体育の授業の歓声が霞の様に聞こえるのみで。
そして春眠を覚える麗かな気候は、アツキをすぐに微睡ませるのに充分だった。
それに抗う理由は、アツキには無く。
瞼を閉じて、そのまま眠りに落ちてしまおうとした。

その時―――

…コツ…コツ…

(……ン…先生…戻ってきたンか…?)

誰かが廊下を歩いている気配を察し、眠り落ちるのを一時停止する。
徐々に近付く足音に耳を傾けていると、その主は保健室の前で立ち止まった。

ガラッ…

「ってぇ〜…授業中にヘマするとはな…」
(…!…こ、この声…は…オ、オッサン…っ!?)

ガンッ!

保健室内に入ってきた人物は、間違いなくヒノケン。
そのまま大人しくしていればいいものの…アツキはつい、反射的にやり過ごそうと頭からすっぽり毛布を被り込んだ。
その際あまりに慌てて、足がベッド端のパイプを蹴り飛ばしてしまう。

「ん…?誰か居るのか?」
(ここここげな状況でオラだとバレたら…あンのエロ教師、何スるか分かったモンでねぇべ〜っ!)
「おい?」

一層近付いた足音と、仕切りから覗き込んでいると思われる様子。
アツキはどうにかこのままヒノケンに自分だと気付かれず、具合を悪くした生徒が寝ていると思わせたかった。

「……寝てるか」

シャッという仕切りを閉める音が聞こえ、アツキは上手くやり過ごせたと安堵する。
後はこのまま出て行ってくれれば、それで万々歳なのだが…察するに、授業中どこか怪我をしたのだろう。
ヒノケンが自分で手当てをしている音が微かに聞こえる。
そしてその音も徐々に収束へと向かい、コツ、とドアに向かって歩き出た音へと変わった。

(…よ、よし!バ、バレねかったべ…)

…ガチャガチャ…ッ…

(……へ?)

ドアを"開けた"音ではない。
その音は…ドアに"鍵を掛けた"音である。

「おい……起きてんだろ?アツキ」
(〜〜〜〜〜っ!?!?)

何事かとアツキが判断を巡らせる間も無く。
再び仕切りが解放される音と、自分の名前を呼ぶヒノケンに思考は鈍る。

「うわぁっ!な、何スるべオッサン!!」
「ほらみろ、起きてるじゃねぇか」

どう対処したものか固まっているアツキを余所に、ヒノケンは毛布を引き剥がした。
その行動と口調に全く迷いが無いところを見るに、間違いなくアツキだという確信を持っていたことが伺える。

「な、なスてオラだと分かったべっ!?」
「どう見てもそこに置いてあるのは、お前専用カスタマイズジャケットのPETだろうが」
「……ぁ、ああっ!わ、忘れとったあーっ!!」

理解はしたが、まだ面食らっているアツキを余所に、というよりもその隙に。
ベッドを軋ませて覆い被さり、アツキの逃げ場を塞ぐ。

「病人って態度じゃねぇな…サボりたぁ、いい度胸だ」

くい、と顎を掴まれて目線を合わせられる。
…アツキしか知らない、顔。
即ち。
アツキからしてみれば非常に嫌な予感が働く、顔。

「そんな悪い小僧には、教育的指導が必要だよな?」
「オッサンの場合、教育でも指導でも何でもねぇべっ!…っ、ふ…!」

掴まれていた顎を、更に上に向けられて口付けられる。

「…んっ…ふ…ぅ…」

強引に侵入されて、交わりを強要され。
アツキはキツク目を閉じて、蕩けそうになるその感覚に抗おうとした。

しゅる…っ

「…っな…!?」

不意に軽く口唇が離され。
これまでの経験から考えるに、角度を変えて咥内を犯される―――
そう思った瞬間、アツキの目に何かが巻かれた。
慌てて目を見開くが、既に何重にも巻かれて視界は機能していない。
巻かれたモノは…恐らく、包帯。

「なっ、何スてるべっ!オッサンっ!!」
「たまには、こーゆーのもいいじゃねぇか…ん?」
「よ、よくねぇべーっ!!…ふ、ぐ…っ…」

悪態をつく暇も与えられず、また口を塞がれる。
だが、これ以上ヒノケンに勝手な真似をされる訳にいかないアツキは激しく抵抗した。

ぐい…っ

「ったく、邪魔くせぇ腕だな」

口唇を離されると同時に、振り上げた腕がヒノケンに掴まれる感触。

「は、離すべっ!」
「冗談、目隠しだけにしといてやろうと思ったんだがな…暴れるんじゃ、しょうがねぇ」

言うや否や、掴んだ両腕をアツキの頭の上に押さえつける。
そして、手際よく残っていた包帯で固く結び付けた。

「や、やめねっか!オッサン!…オ、オッサン…っ…?…ぐっ…!」

結び付けられた感触が確かになったと思った、その時。
自分に覆い被さるヒノケンの気配が一瞬消えた。
それに疑問を持つと、途端に圧迫感がアツキを襲う。
どういう状態になっているのか、アツキには推測するしかない。
胸を襲う、この圧迫感。

カチャ…カチャッ…

突如耳に届いた音は、自分の眼前から聞こえた。
…ベルトを、外す音。
つまり自分の上には今…ヒノケンが跨っている、という事になる。

「ななな、何をスてるべ!オッサ…!…っ…!」
「どうすりゃいいか、分かるだろ?」

頬に当たる感触。
まだ確たる芯を完全に持ってはいないが、熱い塊が押し当てられた。
何か、と。
この状況では、考えるまでもない。

「…こンの、エロオヤジ…」
「るっせぇ」

悪態をついたところで、状況は変わりそうに無い。
アツキは視界が利かないながらに、ゆっくりと舌をヒノケンの自身に這わせた。

ちゅぷ…ちゅくっ…

「ん…っ…ふ…」

軽く、先端を唇で愛撫する。
徐々に咥え込もうとはするが、なにしろ視界の他に腕も自由を奪われていて。
更に極めつけなことに、ヒノケンが身体の上に乗っていて身動きがとれない中での奉仕。

れるっ…ちゅぱ…っ

「ふぅ、ン…っ…」

裏筋や先端、鈴口を中心に精一杯奉仕をして、段々と熱い塊は硬度を増している。
しかしやはり…ヒノケンを達させるのに充分ではない。

「ん、く…っ…むり、だべ…っ…こ、こげな体勢じゃ…っ…」
「じゃあ、手伝ってやるよ」
「…へ?…ン、んんっ!?」

ちゅぷっ…じゅぷ…っ…!

一層の圧迫感。
それは喉元近くにまで達し、ヒノケンが身体をその位置まで進めたことを物語る。
そして、無理だと抗議の為に離した口には再び―――

熱い塊が咥え込まされた。

「ん、んンっ…!ふぐっ…んんぅ…っ!」

喉元への圧迫感は、ヒノケンの体重によるものだけではない。
ほぼ先端だけだった先程とは違い…深く、それこそ喉元近くまで咥え込まされているのだから。

じゅぷっ…じゅぽ…っ!

間髪を置かず、ヒノケンはアツキの後頭部を押さえて無理矢理抜き挿しする。
その行為に、アツキの意思は無い。
されるがままにヒノケンの欲を受け止めて、行き場の無い唾液と先走りが口端から零れ落ち。
征服欲を満たすのに充分なこの状況と行為に、ヒノケンの顔には興奮の色が表れてアツキに欲情する。
そうして湧き上がる熱は、行為の激しさを加速させた。

「ふンっ…ふぐぅっ…んン…っ!」

ぢゅぷ…っ…じゅぷぅっ…

「…イイぜ、アツキ…!」
「ん、ンぅ…っ…!」

びゅるっ…びゅるるっ…びゅくっ…

一際深く、アツキに自身を咥え込ませて。
白濁の熱を咥内に納めさせる。

「ン、く…ぅ…」

注がれたソレをどうにか飲み込み。
ずる…と自身を引き抜かれたアツキの口唇には、精の糸が引かれ落ちた。

「かは、ぁっ…」

それを見届けると、ヒノケンはアツキの身体から離れたが。
激しいイラマチオに、アツキは虚脱にも近い状態で身体を投げ出す。
けれど、湧き上がる熱はアツキにも訪れていて。

「俺のを咥えて、興奮したか?」

途中から、ヒノケンは気が付いていた。
逃れようとする為ではなく…
甘い疼きを抑えきれず、アツキが腰を揺らしていた事を。

「ひゃ、あっ…!や、止めるべっ…!」

バタつくアツキの足を押さえ込んで、ヒノケンはアツキの下肢から衣服を剥ぎ取る。
そうして露にされたアツキの自身は、上を向いて主張していた。

ぴちゃ…れるっ…

「ひぁ…ン、んンっ!や、止め…っ!」

アツキのソレに口唇を寄せると、緩急をつけて愛撫を始める。
響く水音はいつもよりも大きく、わざと立てている様に聞こえた。
自分の意思で視覚を思う様に出来ないアツキには、他の器官が補おうと働く。
触れられる感覚はより過敏に情報を得ようと反応して。
そして、耳からは淫猥な音で犯されて。

「は、ぁンっ…ひゃ、ぁっ!あっ、あンっ!」

じゅぷっ、ぢゅぷっ…

五感の一つが正常に働かないということには…「恐怖」という感覚が生まれ、付きまとう。
「何をされるのか分からない」…
視覚は特に顕著であり、それがまた皮肉にもアツキの身体を敏感にさせてしまう。
ヒノケンが咥え込んで愛撫をする頃には、アツキは素直に嬌声を上げていた。

「あっ、アんっ!あっ…ぁあっ…!」

びゅくるっ…びゅるっ…

ごきゅ…

「随分と早ぇな…相当、感じてるみてぇだな」

アツキが放った熱を飲み込んで、その感度の良さに満足を覚える。
元々はヒノケンとしても、軽い気持ちで目隠しをさせた。
しかし、思いがけず良い反応を見せるアツキに対して芽生えてしまった加虐と嗜虐の心は止まらず。
ヒノケンの自身は、熱を取り戻してアツキのナカを求めようとする。

「はぁっ…あっ…ま、ま、つべ…オッサ、ン…っ…!」

足を割り開かれて。
見えずとも、次に何をされるのかは明白だ。

つぷ…ぐち…

「ぁ、や、やめ…っ…!」

零れ伝っていたアツキの白濁と先走りを絡ませて、指をナカへと挿し入れる。

ずっ…ぐちゅ…っ…!

「ぁあっ!あンっ…ひゃ、あっ…!」

指を増やし、アツキのナカを貪欲に掻き回す。
萎えかかっていたアツキの自身はまた熱を上げ。
過敏な身体は、はっきりとヒノケンの指を捉えて快感を伝えた。
イイ場所を意図的に掠められる度に、反射的にナカを締めてしまい…指の形がリアルに感じられる。

ソレを意識して、高まる羞恥。

けれど、今のアツキには全ての感覚が熱を上げる材料にしかならなくて。
意に反している筈なのに…ヒノケンを求めようと、受け入れようとナカは蕩け解れる。

ぐちゅ、ぐちゅっ…

「は、ぁンっ、あっ…あンっ!」

頃合を見計らうかの様に指を広げられ、アツキはうっすらと外気を感じた。
その具合に納得したのか、ヒノケンは全ての指を引き抜く。

ず…っ

「ンっ…ふぁ、ン…」

快感に支配されて漏れた甘い声は、今のアツキの本心。
咥え込んでいた指を失ったアツキの秘部は、埋め込まれるのを待つ様にヒクついているのが分かった。

にちゅ…

先走りを覚えているのはアツキだけではなく、ヒノケンも。
ヒクついて震えるアツキの後孔に自身を押し当てると、卑猥な水音が響く。
しかし早急には行為を進めず、焦らす様に後孔を先端で撫で回す。

「あ、やぁ…っ…そ、げなンじゃ、ねく、てぇ…っ…」
「俺のが欲しいか?…ちゃんと言えよ…」

ぐちゅ…

「く、ふ、うぅンっ…!」

軽く、先端を沈めてアツキの疼きを増長させた。
先端だけでも、アツキの後孔はヒノケンを咥え込もうとしていて。
その感覚に囚われそうになるのを堪え、ヒノケンはアツキに自分を求めさせる。

「ほ、ス…ぃ…べっ…オッサ、ンの…せんせぇ、のぉ…っ…!」
「イイ声で鳴けよ…」

ずちゅッ…じゅぶっ…!

「あっ、あン…っ…ああっ、ひゃぁンっ…!」

一気に最奥まで挿し込まれ、アツキのナカはヒノケンで満たされる。
そのまま、がくがくと身体が揺れる程ストロークを繰り返され…お互いを求めて離さない。

ぢゅぶ…ずっ…ず…っ…

「っあぁっ、あンっ、はぁンっ…せ、せんせ、ぇっ…目、だけ、でも…取ってほ、スぃべ…っ…」

抜き挿しの激しさに身悶えながら、アツキは目隠しの解放を望む。
今までに無い程、高められた感度は感覚の一つを失う事で得られたものだ。


けれど。

やっぱり。


五感の全てで…感じたい。


そういう意思から出た、言葉。


「…」

ヒノケンは打ち付けるストロークを止め、アツキの目に巻いた包帯に手を掛けて。
しゅるしゅると包帯を巻き取ると、アツキの瞳には光が戻る。

「…ン、ぅ…せ、んせ…ぇ…っ…」

包帯には濡れた跡があり、それが涙だと気が付くのに時間は要らなかった。
行為の途中に、生理的な涙を零すことは承知している。
けれど、この量と…不安を湛えたアツキの顔。
快感に勝るとも劣らない恐怖が、アツキを襲っていたことにヒノケンは気付かされる。

「…悪かったな…ちょっと、調子に乗っちまった…」

まだ、不安気なアツキの瞳から唇で涙を掬い…腕の包帯も解放する。
そうして全ての戒めを解かれたアツキは、自由になった腕でヒノケンを抱き締めて。
どちらともなく、口付けを欲した。

「ふ、うぅ…っ…ンっ……ん、んンっ!」

溢れ出る唾液に構わず、お互いの咥内を貪る。
昂ぶった感情と欲情は止まらなくて。
ヒノケンは止めていたストロークを再開して、アツキの熱を求め奪う。

じゅっ…ぢゅぷっ、じゅぷっ…!

「んっく、ぅ、あっ…あンっ!アンっ…せんせぇっ…せん、せ…っ…!」

酸素を求めると同時にヒノケンを求めて喘ぐ。
それに答える様に、アツキの顔に幾度もキスを落として。
ヒノケンはアツキの身体を抱え起こし、深く自身を咥え込ませた。

「…っく…ぅ…っ…」
「あっ、あンっ…ああッ、あ…っ!」

びゅくっ…びゅる、びゅるる…っ…

キツク抱き合う二人の間にアツキは熱を放ち。
ヒノケンはアツキのナカに、所有を示す様にありったけの熱を注いだ。



キーン コーン カーン コーン…

PiPi…

『ん…おい、アツキ!五限が終わったぜ!』

五限が終わる丁度。
内蔵していたタイマーで電源がONになったバーナーマンは、まだ毛布を被っていたアツキに向かって呼び掛ける。

『おーい、アツキー?』
「バ、バーナーマン…ほ、放課後まで…ね…寝させてほスぃべ…」
『えっ、お、おい、どうしたんだよアツキ!?』

やっと自分の方に振り向いたアツキは…熱っぽい様に顔が赤くて。
自分がスリープ状態になっている間に、本当に具合が悪くなったのかとバーナーマンは心配した。

と。

ガラッ…

「あら…どうしました?火野先生」

保健教師が戻って来たのだと分かったが。
この時点でもう一つ、バーナーマンが理解したことがある。

『(…オッサン…?)』
「ああ、ちょっと授業中に怪我をしただけッスよ」
「そうでしたか…ごめんなさい、急用を頼まれてしまって」
「何、大した怪我じゃあないんで……そうそう」

仕切りの為に物音だけでしか判断は出来ないが、どうやらヒノケンは保健室のドアへと向かっていたらしい。
保健教師と入れ違いで入り口に立ち、振り向いて一声掛ける様子が伺えた。

「…ウチのクラスの火村が寝てますんで、そのままにしといてやって下さい」
「火村くんが?」
「はぁ…ちょっと、具合が悪いみたいッス」

…何も言わなかったが。
アツキが「誰のせいだ」オーラを発している事を、バーナーマンはすぐに感づく。

「そんじゃ……放課後に、また様子見に来ますんで」

ガラッ…パタン

『……アツキ』
「…な、何も言うでねぇべ…バーナーマン…あ、あンのエロオヤジ…ほ、放課後って、まさか…」

遠ざかっていくヒノケンの足音を聞きながら。
全てを察したバーナーマンは、また毛布に包まって潜り込んだアツキを見守っていたという。

■END■

2006.04.10 了
2020.02.01 加筆修正
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