【Rockman.EXEA】
聖夜のアツいサンタガール再び
!
)ローションガーゼ│潮吹き│ハート使用
「アツいサンタガールと過ごす夜」を踏まえたお話ですが、単体でも大丈夫だと思います◎
+
「さーてオッサン! 今年はエエ子にしてただか?」
「おっ、サンタ嬢ちゃん今年も来たんだな」
恋人達のクリスマスイブ。
ヒノケンとアツキは早い時間から出掛ける事にして、お互いには少し似合わないくらいの、お洒落なクリスマスを過ごしてみよう!という話になったのだが。
どちらも「お洒落な雰囲気」が、やっぱり合わず。
途中から路線を変更して、家で楽しむためのチキンやケーキやオードブルを目いっぱい買い込み、夕方前にはヒノケンの家へと帰宅してしまって。
そこからは二人のナビ達と一緒のクリスマスパーティー。賑やかで騒がしくて何時も通り。
ファイアマンは相変わらずお酒に弱くバーナーマンと仲良く喧嘩状態だし、ヒートマンは楽しみながらも喧嘩の仲裁をこなし、フレイムマンは兄達の様子を少し心配そうに見る。
そんな普段通りの自分達に、クリスマスが乗っかった。その位が丁度良く居心地が良い。
───時間は、あっという間に夜。
泥酔で完全に潰れたファイアマンを切っ掛けにクリスマスパーティーはお開き、ナビ達の事をそれぞれのPETに戻して終了処理を行い休ませた後は。
ヒノケンとアツキだけの恋人の時間。
寝室で先に待つヒノケンの元、お風呂を済ませてやって来たアツキは。サンタ帽子にセパレートの上は肩とヘソ出し、下はミニスカートの可愛らしいサンタガールで今年も現れた。
しかし、以前とは異なる点。
「…ん…? …もしかしてだけどよ、今回は嬢ちゃん以外にも何かプレゼントがあるのか?」
「へへン、前回には無かッたコレに気付いただか」
前回のアツキは手ぶらで登場し。
所謂、プレゼントは自分という形だったのだが。
本来のサンタクロースが担ぐ程のサイズ感ではないけれど、アツキの手には真っ白な布袋。
膨らみから中身の想像はし難いが、単純なプレゼントボックスではないような気がする。
「まあ、使用済みのエロい下着も貰ったけどよ」
「アレはプレゼントでねぇだ! ちゅうか、結局オッサン勝手に貰ッてッたンでねぇか!」
背伸びして身に着けていた前回のアツキのセクシーランジェリーは、無事ヒノケンの手元にクリスマスプレゼントとして渡る事になっていたらしい。
正直、アツキはちょっと忘れていたのだが。
行方がどうなったのかを蒸し返され、ズカズカとベッド上で待つヒノケンの傍に大股で近付くと腰に両の拳をあてて顔を寄せ、怒った顔を見せるけれども。
ヒノケンの表情は平然。
寧ろ既に微かに口角を上げ、可愛らしいサンタが何か言っているなぁ程度に見ている模様。
「…ッとに、全然エエ子でねぇだな」
「じゃあ、プレゼントは無しか?」
「…エエ子では無ぇけンど。オッサンは意地悪な子だかンな、そういうプレゼントやるだ」
「ほーお?」
怒った顔からニンマリと意味有りげな笑みのアツキ。
何を贈ってこようというのか、白い布袋の中へ手を入れて弄り、中身を取り出そうとしているアツキの事を静かに見守っていたヒノケンの前に現れたのは。
「ジャーン! プレゼントはコレだべ」
「…はぁ。いやお前ソレ…何処で覚えやがったんだ」
右手にローション。左手にガーゼの袋。
アツキが贈ろうとしているのは、そのものズバリ。
ローションガーゼに違いない。
瞬時に理解をしたヒノケンとしては、呆れと同時にそんな余計な知識を何処で仕入れてきたのかと、少しばかりモヤつく感情も露わにしているのが窺える。
「ふふン、サンタは何でも知ッとるだけだべ」
「…そういう事にしてやるけどよ、それで? ローションガーゼを俺にやろうって事だよな」
「ンだ。ホレホレ、さッさと脱がねッか!」
やたらと乗り気のアツキに強める呆れ。
経験談か体験談か分からないが、ローションガーゼでのオナニーやプレイの話をインターネットで見掛け、これならば自分が優位に立てると思ったのだろう。
ふぅ、と息をひとつ吐き。
それでもヒノケンはアツキの好きにさせてやるらしく、服を脱ぎ去り裸身と自身を晒した。
…バサッ…ブルンッ…!
「これで良いのかよ、サンタ嬢ちゃん」
「え、あ、まッ、まあ…そうだなや!」
勢い任せで突き進んできたけれど。
実際にヒノケンの逞しい裸身や、まだ勃起していなくても立派だと分かる男性器を直に目にしてしまうと気圧されてしまい、軽く泳いだアツキの目線。
だが、あそこまで言っておいて退くのは出来ない。
ベッドに腰掛けるヒノケンの隠さずに開かれた脚の間に立って、ローションガーゼの準備。
トロ───ッ…トロ…トロ…
「…こンくらいでエエンかな。そ、そンじゃ…」
「へっ…どうした? サンタ嬢ちゃん。実際にヤッてみようと思ったら、戸惑ってんのか?」
「ン、ンな事は無ぇだ! こ…こうだべッ!」
ニチュ…クチュッ…
ヌチュッ、ヌチュッ
ヌチッ、ニチュッ、ニチュ
ガーゼを袋から取り出し、たっぷり流すローション。
セックスは重ねてきたけれど、何だかとてもイケナイ事をしようとしている気がして、内心とてもドキドキしていたアツキだが、ヒノケンに焚き付けられ。
意を決したアツキはガーゼをヒノケンの自身に。
勃ち上がり具合はユルくガーゼ越しの感触なのだが、それでも手が感じ取る男性器の熱。
熱い息を密やかに漏らして、扱き始めた。
クチュッ
クチュ、ヌチュッ
プチュ、ニチュッ
…ムク……ビンッ、ビクッ…
「(おわ…たッ…勃ッてきとるス…コレ、もッと…確か…亀頭責めがエエ…とか、ナントカ…)」
始めたは良いが、先ずはどうしたら良いのか。
取り敢えずアツキは竿を握るようにして自身全体にローションガーゼの刺激を与えていると、手の中で質量と熱が増して勃起したのだと解り。
勃ったという事は性感を与えられている筈。
しかし、ただこのまま単に扱くのみで良いのか考え、匿名の体験談で見掛けた中からローションガーゼプレイは亀頭をメインにするのが良い、といった内容の書き込みを思い出す。
「(となると…こ、こう? なンかな)」
…ヌチュリ…
ヌリュッ
ヌリュ、ニチュッ
グリュ、グリュッ
「……ッ…ふっ…」
「(! …オッサン、声…コレで合ッとるンだなや)」
ガーゼ越しの男性器は間違いなく勃起していたが。
初めて自分の主導で行うローションガーゼという行為に、頭の中はいっぱいいっぱい状態。
故に、ガーゼを亀頭に被せてその上から手のひらで覆う様にして包み込み、右に左に捻り擦って刺激を与える事で漏れ出たヒノケンの微かな声を聞き、漸くアツキは要領を得てきて。
膨らむ亀頭をグリグリ
と責める。
「ふ、ふふン。サッサと出スてもエエかンな!」
言いながらチラと覗き見たヒノケンの表情にはまだ余裕が窺え、亀頭だけの刺激では足りないのかと、今度は裏筋に親指を添えて集中的に扱いてゆく。
ズリュッ
ズリュッ、ヌリュ、ヌリュッ
「(こ、こンならどうだべ!)」
「………」
「ッて、オ、オッサン! …よ…良くないンか…?」
フェラチオを行う際、舌を裏筋に這わせて咥えた時の反応が良い事からローションガーゼでも同じに違いないと思っての扱きだったが、反応は明らかに鈍い。
段々とアツキは、自分の行為がヒノケンにとって気持ち良いモノではないのではと心配になり、手を止めて萎れた声をヒノケンへ向かい投げ掛けた。
「…いや、正直かなりキてるけどよ」
「そッ、そうなンか? …ンでも、そのわりに…」
「ああ…その、な。ローションガーゼは確かにキてるが、どうせ出すならガーゼの中よりか嬢ちゃんの直の手コキで出してぇなって思ってただけだぜ」
「…えッ…そ…そだ…か…」
何と表現するべき感情なのか。
アツキは多分、嬉しいような気持ち。
可愛いコトを言われたとか、そんな様な。
萎れた声や気分を簡単に上向かせ、仕方ないなといった様子でガーゼを自身から取り払う。
…ニチャ…きゅむっ…
「そこまで言うなら、直にヤッてやるだオッサン」
ガーゼの下から現れた自身の屹立振り。
テラテラとローションを纏って鈍く輝き、アツキが手のひらで直接竿を握り込むと、ビクン
という脈動と灼ける程に滾っている熱さが伝わってきて。
艶を含んだ吐息が思わず漏れる。
「(…ス、凄い事になッとるだなや…
)」
勃起した際の逞しさは知っていたつもりだったが、それにしても今夜は相当な勢いなモノ。
アツキはつい、まじまじ見詰めながら自身を興味津々といった手つきで弄り、そろりと伸ばしたもう片方の手で睾丸を優しく包み込んでみると。
ズシ…ッ
「(わわわッ、重ッ…沢山…詰まッとるンか…)」
大量の精が詰まっているであろう重み。
コレが今からどんな形で射精されるのか、想像するアツキは甘い疼きを覚えて捩る身体。
「…焦らしプレイ中に悪ぃが、そろそろイイか?」
「えッ、焦ら…そ、そげなつもりでねぇだ! ホレ!」
ヒノケンから降ってきた言葉で我に返ったアツキ。
もう少し余裕があれば、その通り焦らしプレイだという事にして優位に進められたかもしれないが、アツキはそれよりも自身を真剣に弄っていた自分に気付かされた思いの方が強く。
気恥ずかしさからヒノケンの思惑通り手コキを開始。
ニチュッ、シュッ
チュコッ、クチュッ、クチュ
…ビクビク…ッ
ビキッ…ビクッ…
「(…うひゃあ…も、もう出そうなンでねか…?)」
「…おい、嬢ちゃん」
「ふぇッ!? なな、何ねオッサ…ンむッ?!」
ぐいっ…! …むちゅう…
今にも射精しそうな自身を扱き、熱に充てられ。
脈打って浮かぶ筋の感触、うっとりとした心地で居たところに急にヒノケンから呼ばれて、何事かと慌てて顔を上げると身体を抱き寄せられ重なる口唇。
ヒノケンの舌がアツキの咥内に入り込み、舌同士を絡み合わせる情欲に満ちたキスの中。
このまま射精に至ろうという意思を汲み取ったアツキは、扱く手を止めず続ける手コキ。
ヌチュッ、ニチュッ
シュ、シュッ
クチュッ
…ちゅく…ニュル、ニュルッ…
「ンふッ
ンンッ、ふぅンッ
…ン…ッ!
」
「…ッ…ふ…ぅッ…!」
どびゅるっ!
びゅるるるるっ!
びゅーっ
「
…ふ、ンぅ…ッ
」
ローションガーゼで射精寸前まで追い込まれていた自身がアツキの手コキで堰切れ、鈴口から迸った白濁の勢いは量も相当。アツキの手は勿論サンタ服にも飛び。
射精が落ち着くまで尚も舌は強制的に交わる内、ゾクゾクとした快感も全身を走り出して。
もう、きっと。
ショーツの内で愛液を溢れさせているに違いない。
…にゅむ…ちゅぽんっ…
「…ぷあッ…! はーッ
はー…ッ…
」
「へっ、ヨかったぜサンタ嬢ちゃん。…って、今度はサンタ嬢ちゃんを満足させねぇとな」
「…そげに立て続けで…平気なンか?」
「いいから、ベッドに仰向けで寝転びな」
「…ン…そだな、分かっただ…
」
濃厚なキスと手に残る射精の熱さ。
すっかり蕩けたアツキはヒノケンに言われるがまま、脇をすり抜けベッドに身体を転がす。
チラリと覗き見た自身は射精したばかりだが萎える様子は無い。それがこれから自分のナカへ埋め込まれるのだと思うと、また愛液が溢れるのを感じた。
スルスル…っ…
ぐいっ…
…ニチャッ…
「へっへっ…今年の下着もプレゼントか?」
「ンだから、ソレはプレゼントでねッちゅうの!」
「それはそうと、とっくに濡れてるみてぇだな」
「…ス…スッかたねぇべ…あンなの…」
寝転んだアツキにヒノケンはショーツを脱がし脚を割り開く。前回のセクシーランジェリーはやり過ぎたと思ったのか、そこまで刺激的ではないがキレイ目の勝負下着といった物。
だが、クロッチにはひと目で分かる位の愛液による染みが付いており、厭らしさが滲む。
サンタ服のミニスカートを捲り上げられ晒す女性器。
濡れているのはバレているのだから、手マンによる愛撫をされるのだろうなとアツキがヒノケンの男らしい指を思い浮かべて触れられるのを待っている、と。
…カサッ…トロ───…ッ…ニチュ、ニチュ…
「(? ン、んンッ? オッサン、何スて…)」
ヌチャ…プチュッ…
「ひゃッ!? えッ、ま、まさか…! オ、オッサン!」
自分の性器、特に陰核に触れたモノは指ではない。
愛液よりも粘性を伴い潤滑させ、それでいて───そう、何か布的な物にたっぷりソレを染み込ませているようなモノ。となれば考えられるのは一つ。
先程までアツキが行っていたローションガーゼを、ヒノケンはアツキの陰核で行う気だ。
「ば、バッカ! オラはソレやらねくてエエだ!」
「"今度はサンタ嬢ちゃんを"って言ったじゃねぇか」
「そげな意味だと思わねぇべ! ま、まま待ッ…!」
ヌリュッ
ズリュッ
ズリュッ
ヌチュヌチュッ
「ひァッ、あアッ
ああ〜〜〜ッ!
駄目ッ、ダメッ
オラ、コレらめぇええッ
」
「そんなのを俺にヤッてたんだ、公平にな」
「無理ッ
ムリ、オラすぐにイッツまぅうッ
」
ヌチャヌチャッ
ヌリュ、ヌリュッ
ズリュッ
…ビクンッ
ビク、ビクッ
「お、ぁあッ
あああッ
イッとるッ
イッとるからぁッ
イクの止まンねぇだ
」
男性に対し亀頭責めの一環として行うように。
ヒノケンはローションガーゼでのクリ責めに耽る。
開始されるや陰核が弱いアツキには強過ぎる快感が瞬時に襲い、瞳にハートの焔が浮かび見える程に即堕ちして甘イキの連続に善がり身体を跳ねさせ。
逃れようにもヒノケンから先手で足を押さえられていて叶わず、ただイキ続けるしかない。
擦られる陰核は、ガーゼの下でぷっくりと膨れた。
ヌチョッ、ヌチョ
ズリュッ
ニチュニチュッ
「あンッ
アンッ
イクッ、またイグぅッ
オラ、オラぁ…ッ
ああああ〜〜〜ッ
」
ビクビクンッ…
…プシャアアァァアアッ!
「! …こいつは…潮吹きしたのか、へっへっ…」
「…は、ぁ…はぁ…はぁ…ン…
」
執拗に陰核をローションガーゼで責められたアツキは絶頂に至り、大きく喘ぐと同時に。
ガーゼの下から潮吹きをしてシーツを濡らし。
ぐったりと放心してピクピクと余韻で震えているアツキの様子から窺える、快感の強さ。
卑猥なアツキの姿に、一度の射精など吹き飛ぶ。
…カサッ、ピリッ…スルスルスル…ピチッ…
ぐい…っ…ぷちゅ、ぷちゅっ
「はンッ
アンッ
」
傍に投げ置いていたコンドームの封を切り、手際良く屹立しっ放しの自身に装着すると、ヒノケンはアツキの脚の間に押し入り、亀頭で潮や愛液やローション塗れの女性器にキスを。
それだけで今のアツキからは艶声が零れてしまう。
「へっ…挿れるぜ嬢ちゃん、平気か?」
「…はぁッ…はッ…
…さ…散々、勝手スといてからに…今更、オッサンのクセに気遣ッたりスるでねぇだ。…早く、オラにそのプレゼントを寄越すべ…
」
「サンタの方がプレゼントをねだってどうすんだ。…ま、それもアリか。そらよぉっ…!」
ぬぶっ
ずぷぷぷぷ〜っ!
ずちゅんっ!
「お
あ
アアッ
オチンチン、奥までぇ…
」
キスしていた女性器に亀頭を呑み込ませると、そこからは竿の根本までナカに埋め込む。
快感に戦慄き、恍惚とした声を上げ受け入れるアツキの顔には雄を悦ばせる雌が持つ表情。
見下ろすヒノケンはアツキのナカで一段と大きくし、口角を釣り上げ笑むと腰をガッチリ掴んで、自分だけのサンタガールにプレゼントを贈り始める。
じゅぶっ、じゅぽっ
ずぽっ、ずぽっ
ずちゅっ
ぱちゅんっ、ぱちゅっ!
すぷっ、ぱちゅっ!
「あンッ
アンッ
ケンッ、イチのぉ…エエッ
ローションガーゼより、エエだぁ
」
「へっ、やっぱりそうだろ? 俺と同じってこった」
「うンッ、うンッ
もッとケンイチの、欲スぃ…
」
「やれやれ、欲張りなサンタだな。…へっ」
ずぶぶっ!
…ヌチヌチッ
ニチュッ、グチュッ
ヌチュッ!
「ひゃあンッ
ケンイチのオチンチン…ズッポリ挿れられたまンまぁッ…
クリなンか弄られッツまッたら、オラもうイクの止まらねぇでねかぁッ
」
「勿論、ローションガーゼよりイイよな?」
「そだべぇッ
ケンイチの指のが、エエッ
はンッ、アンッ
イク、ズッとイクぅ
」
キュウウッ
キュウンッ
キュンッ
理性を吹き飛ばしてアンアン
と善がるアツキに、ヒノケンはぐっぶりと限界まで自身をアツキのナカへ埋め込ませた状態から膨れた陰核を嬲り擦ると。
甘イキが止まらないナカはヒノケンの自身をキュウキュウに締め付け、アツキは顔を仰け反らせて喉を晒しながら、「あ〜…ッ
アア〜…ッ
」っと繰り返す。
制御など出来ず締め付けてしまう度、コンドーム越しでも自身に浮かぶいきり立った筋の感触も感じてしまい、その刺激でまたイッてしまっている身体。
ひとしきり堪能したヒノケンは。
アツキの腰を掴み直して、淫らな聖夜の終わりへ。
「…はアッ
…はあッ…
ケンイ、チ…
」
「へっ…一緒にイクか、アツキ」
「う…ン…
」
ずるるる…っ
ばちゅんっ!
じゅぷ、ずぷっ
ずちゅんっ、じゅぷんっ
すぶっ
「ケンイチ、ケンイチッ
イクッ、今日いッちばンおッきいの来とるッ
ケンイチぃ
」
「ふぅっ…! 出すぜアツキっ…!」
ずぬっ、ずぬっ
じゅぶっ、じゅぷ
…ずんっ!
…ぶびゅっ
どびゅるるるるっ
ぶびゅ〜っ!
「お
おッ
分かるだ…
ゴム越スだけンと…ぉ
ア、アぁ、あああ〜〜〜ッ!
」
ビクッ
ビクッ
ガクガクッ
肥大した亀頭とガチガチに昂ぶった竿で、射精寸前までアツキのナカを獣の如く抜き挿し。
しっかりと咥え込ませて及ぶ射精。
コンドームが受け止めきれるのか心配になる勢いと量の白濁を放ち、ドプドプッ
と注ぐ。
薄い膜の隔たりの中でも敏感な身体はナカで出されているのだと認識し、絶頂に導かれて。
総てを吐き出した後も、二人は暫し繋がったまま。
互いが持つ熱を貪り合う、余韻に浸っていた。
───…
…モソモソ…ゴソゴソ…むく…っ…
じー…っ…
「…すかーっ…すかーっ…んが…すかー…」
「…オッサン…ちゃンと寝とる…べな」
眠りを阻害しない程度の明るさを保つ常夜灯の中。
ローションガーゼを含めた激しいセックスを終えてクタクタになり、どうにか身体は洗ってパジャマに着替え、シーツが取り換えられたベッドに潜るや眠っていたアツキが目覚めた。
身体はまだまだ気怠く、眠たい。
けれどもアツキはモソモソ蠢いたかと思うと、身体を起こして隣で眠るヒノケンの様子を観察し始め、本当にしっかり眠りに就いているのかを確認しだす。
「このオッサン、狸寝入りスとる時があるかンな」
騙された経験からの念入りな確認。
暫く注視していたが、どうやら眠りは本物か。
「…すーっ…すかーっ…すかー…っ…」
「…大丈夫そう…だなや」
ヒノケンにしても先の情熱的な交わりに精を使い果たし、こんこんと間違いなく夢の中。
ふうっ、と短く安心したような息を吐いたアツキは。
ベッド傍のナイトテーブル上へ、無造作に放り置いていたプレゼント用の白い布袋にゆっくり手を伸ばして掴み寄せ、見た目には空の袋の中に手を。
もう、「プレゼント」と称したローションもガーゼも入ってはいない。けれど、実は奥底に。
「…ちゅうか、オッサンに見付からんで良がッた」
確かに、場合によっては見られていたかもしれない。
どうやら無造作過ぎて何か仕込まれているとはヒノケンも思わなかったし、気に留める事も無かったのだろう。中身を覗かれてしまった痕跡は見当たらず。
そうして安堵の息を、もうひとつ。
アツキが布袋の中から取り出したのは。
……シュル…ッ…
「…変な折り目とか、付いてねぇだな」
青色の、細身のリボン。
大切に手のひらに乗せながら、アツキは自分の左手の薬指に赤いリボンの姿が見えている。
以前のクリスマス、目覚めた自分の指に結ばれていた赤いリボンの姿。とてもハッキリと。
「…オッサンのクセに、らスくねぇンだべ」
赤いリボンは今、アツキの大切な宝物。
ヒノケンには絶対に伝えないけれど。
だから、そのお返しをしないと気が済まない。
布団を少し捲り除けて、先程までアツキの身体を愛でていた左手の指先を橙色の光の元に。
薬指にそっと触れ、結ぶ青色のリボン。
「オッサンは、これからもオラのモンだかンな」
契には、まだ少し先の話。
お互いにとって互いの薬指を互いの炎の色に染めるのは、所有欲や独占欲や優位を示す意味合いの方が強いけれど、こんな感情を抱く相手は互いだけ。
アツキは目を細めて青色のリボンを撫で。
布団を被せ戻すと、赤色の火を持ち眠る恋人にキスを贈って、再びの眠りに就いていった。
───リボンが結ばれたヒノケンの左手が、すぐ眠ったアツキの右手を優しく握ったのは。
寝ながらにしてだったのか、それとも。
きっと、クリスマスの祝福だったに違いない。
■END■
2023.12.24 了
◆ヒノアツ4種でローションガーゼ第4弾。完走!
そして昨年に続いて、サンタガールなアツキちゃんでのメリークリスマスでした(*´∀`*)
clap!
- ナノ -