【Rockman.EXEA】
白猫が黒猫に化けるハロウィンの夜
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)ローションガーゼ│メスイキ│ハート・濁点(少)
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「ヘヘン! コレどうだべなオッサン、トリック・オア・トリート! …ちゅうンだっけ?」
「…黒い布を寄越せとか言うから何かと思えばよ。へっ、ハロウィンの為に準備したのか」
可愛らしい魔女やお化け達が闊歩する夜。
10月31日のハロウィンが、どうやらヒノケンの家でもささやかながら催されている様子。
しかし猫のアツキは当初、ハロウィンの事をどんな内容の日なのか知らなかったし興味も無さげだったが、お菓子を貰えるという点を知った途端に目を輝かせ。
その日からヒノケンが学園へ行っている間にテレビのハロウィン特集を熱心に眺めるなどしており、数日前にはそんな熱心さを知らないヒノケンに黒い布が欲しいと頼んで入手して。
一体、何の仮装を完成させたのか。
真っ白なアツキの猫耳と尻尾は、不器用ながらも精一杯の加工をして作ったらしい猫お手製の黒いカバーに覆われて、ハロウィンの黒猫に化けていた。
「…だがよ、"Treat"ならやったじゃねぇの」
アツキのハロウィンへの熱心さは知らなかったが。
自分の猫が甘いスイーツ好きな事は解っている。
故にヒノケンはアツキへ特にハロウィンの事を伝えたり聞いたりしなかったが、学園から帰って来た手には、アツキお気に入りのスイーツ店のハロウィンデザインケーキのお土産。
デザートとして嬉しそうに尻尾を揺らしながら食べたのだから。確かにトリック・オア・トリートとは言われなかったものの、お菓子は渡したと言って良い筈。
「貰ったのは白猫のオラで、黒猫のオラは貰ってね」
「なんつう屁理屈だ」
「屁理屈なら、オッサンの方が得意でねぇのか」
呆れた様なヒノケンだけれど、本心から悪い気はしていない。何故なら「黒猫のアツキ」は単純に追加のお菓子が欲しくて、こんな事を言い出している訳ではないと気付いているから。
───今の状況はハロウィンの夜のベッド上。
とっくに全裸となり、何故か「用意」があると言って後から寝室に入って来たのがアツキで、黒猫の仮装をして今夜の問い掛けをしてきたという事は。
望んでいる「お菓子」とは、そういう事。
「へっ…ま、とにかく…こっちに来な」
「ン、そだなオッサン。…へへ」
寝室に入ったドアのところで黒猫を披露していたアツキはヒノケンに呼ばれ、首輪代わりに緩く結ばれた赤いリボンを揺らしながらベッドへ駆け寄り。
ぽすっと、腰掛けていたヒノケンの隣を陣取って。
覗き見るよう控えめにチラと送った視線。
ヒノケンもまたアツキを見れば、白に赤も良いが黒に赤も悪くない。近くで見れば不器用な出来がより際立つけれども、それもまた愛しく見えてしまう。
「…それで? もし"お菓子"を渡さなかったら、黒猫ちゃんはどんなイタズラをするんだ?」
「もし、渡さねッちゅうなら勝手に貰うべな」
「…それはハロウィンの主旨と違うんじゃねぇか?」
「ま、エエでねぇか…ッ、と」
スル…にぎ…にぎ…きゅっ…
どうやらハロウィンの事を学習したのだとヒノケンも分かってきたが、お菓子への興味が高過ぎてイタズラの方を理解していないのか。それとも。
理解はしているが、それならば強引に奪えば良いという生来の性格が優先されているのか。
きっと、後者なのだろう。
アツキはヒノケンの自身に手を伸ばすと、ゆるく熱を帯び始めていた亀頭や竿を軽く握って刺激を与え、徐々に勃ち上がらせていく。拙いけれど懸命な手コキ。
…にぎ…っ…シュッ、シュッ…ムク…ッ…
「へへー、おッきくなッてきただなや」
「オモチャ感覚で扱うんじゃねぇよ。…まあ、そう考えりゃイタズラっちゃイタズラだな」
「そンならオラは正しいッちゅう事だべ」
にっ、と。アツキは一度ヒノケンに笑顔を見せ。
それは何時ものアツキらしい生意気な笑みだったが、ヒノケンは決して見逃さなかった。
瞳の奥で揺らぐ青い焔に、窺える性交への欲求を。
「…そンじゃ、イタズラもスながら貰うべかな」
シュッシュッ…クチュ…
…ギッ……きゅむ…
…ペロ…ペロッ、さり…さり…ペロ…ッ
アツキの手コキで熱く硬く勃起した、ヒノケンの自身。
手のひらに伝わる熱さにアツキは少しうっとりとした表情を浮かべ、その熱が離れるのは惜しいが自身から手を離し、一度ベッドから立ち上がるとヒノケンの正面にしゃがんで。
改めて自身に手を添えながら舌を這わせ始めた。
ペロ…レロ…ッ
さり、さり…
レロ…レロッ…
「へっへっ…上手に舐めるようになったじゃねぇの」
「ンむ…イ、イタズラ中なンに喜ぶでねぇだ!」
「そうだったそうだった、いや困ったモンだなぁ」
どう聞いても全く困っていないヒノケンだが、アツキもある程度は分かった上での事。すぐに舌を這わせ直して、勃起した自身に更なる刺激を与えれば。
亀頭は膨れ、鈴口から溢れ零れ出す先走り。
裏筋に対して数回のキスから、ねっとり舐め上げ。
自身がビクビクと反応し、アツキはヒノケンに快感を与える事が出来ているのだと思うと、まるで本当にイタズラが成功した時のような気持ちで満ちる。
ちゅ…っ…はむ…
…くぷ、くぷぷぷぷ…っ…
「ン…ふッ…ぅむ…ッ…」
「ちょっとガッつき過ぎじゃねぇの? へっ…ま、イタズラ中に言う事じゃねぇだろうがよ」
完全に盛ってしまった様子のアツキ。
舌の刺激で剛直と呼んで差し支えない程に屹立させた自身を目にして我慢出来ず、亀頭へ軽く口付けた後、ゆっくりと咥内へ含み竿まで咥え込んでゆく。
しかし、確かにいきなり一気にという性急さではなかったものの、喉元まで咥え込むのに躊躇いがなく、アツキは少しばかり苦しそうに呻くが。
始まった交わりが、それで止まる訳が無い。
アツキは自身を咥えたまま僅かに時間を取って落ち着くと、フェラチオの「イタズラ」を。
じゅっ…じゅぷ、じゅぷっ
くぷっ、くぽっ
くぽくぽっ
じゅぷじゅぷっ
くぷぷっ
「…ンふッ…
ンむ、ンふ…ッ
」
「おっ…へっへっ…随分イタズラ好きの黒猫だな」
特別、上手いフェラチオという事はないのだが。
ヒノケンが想像したよりも積極的な咥えぶりと咥内での抜き挿しに、思わず声を漏らして堪えるように目を細めてしまい、誤魔化すべく普段の余裕を続けた。
けれどもピクンと反応したアツキの「今は」黒い猫耳。
もっと好くしてやろう。
それがヒノケンへのイタズラで、アツキにとっては夜のお菓子を貰える事になるのだから。
じゅぷ、じゅぷっ
じゅぽっ、じゅぽっ
…ピンッ…フル…ッ
フルッ
「ふぅッ…
ふッ、ン
…ンむッ…
」
フェラチオを続けるアツキの尻尾がピンと立つ。
嬉しい気持ちや甘えたい気持ちを示し、加えて立てられた尻尾を震わせているという事は、猫が殊更ご機嫌である時の尻尾。喜びで興奮しているのだ。
咥内で熱く膨らむ男性器を感じ取り、アツキは射精を行わせるべくスパートをかけてゆく。
ぐぷっ、くぽっ、くぽっ
じゅぷっ、じゅっ
…ふに
ふにっ
…じゅうううううっ
「…クゥッ…! お前っ、この…出すからな…っ!」
「ンッ
んンッ
」
ぶびゅるるっ! ぶびゅる〜っ!
びゅぶるるっ!
…ドプドプッ
トプッ、トプンッ
「お、おっ…クゥウッ…やるじゃねぇか小僧…へっ」
「ンンん〜…ッ
ンぅッ、ンふ…ぅ…
」
勢い任せで巧みさは乏しいフェラチオならば、最初は戸惑ったヒノケンだがすぐに慣れ。
もう暫らく猫の奉仕、ではなくてイタズラに身を任せてやろうかと思っていたのだが。深く咥えられたところで急に強く吸い上げられてしまい高まる射精欲。
丁寧に睾丸まで揉まれてマグマの如く沸き上がった精を制御など出来ず、アツキの咥内へ今夜の初めての射精に及び、濃く多量の白濁を注ぎ込む。
アツキは精を決して零さず、鼻から悦に塗れた声を抜けさせながら射精が終わるのを待ち。
漸く鎮まったところで咥内から自身を引き抜いた。
…ずる…るるるっ…
…ちゅぽっ…
クチュ…
クチュ…ごくんっ
「ンはッ…ヘヘンッ、オッサンにイタズラもスてやったス、"お菓子"も貰ってやッただな」
咥内の精を嫌がる事無く自ら「ごっくん」と飲み込み。それでいて、ヒノケンに対して向けた表情には「やってやった」という普段のアツキらしさを覗かせる。
今夜のアツキは、とてもヒノケン好みの猫。
口角が、にいっと釣り上がり笑む。
「…それだけで満足なんかしねぇんだろ? 解してやるから、ベッドに上がって足を開きな」
「ふふン、よッく分かっとるでねか。…よいせ!」
ヒノケンからの誘いにアツキは素直に乗り。
すぐさま立ち上がるとピョンとベッドに飛び乗ってスプリングを軋ませ仰向けに寝転び、ローションでアナルを解し易いよう、足を開いて待ち構えた。
そんなアツキを見たヒノケンは、ベッド脇のナイトテーブルからローションを取り出すと開かれたアツキの足の間に位置取り、目にしたアツキの自身は。
ビンと先程の尻尾みたいに上向きピクピクと震え、これからアナルにヒノケンのモノを挿れられ、性交に耽り射精されるまでの期待に満ちているのが窺えたが。
釣り上げた口角の意味。イタズラ返し、だ。
…ツツー…ッ…トロトロ…トロッ…
「うにゃッ…掛けられッ時、ちょっとシャッこいのは慣れねぇだな。すぐ温くなッけども」
「なら良いじゃねぇか。…解してくぜ」
アツキの自身に目掛けて流し落とされたローション。
粘性だがアナルまですぐ流れてゆき、何となく何時もより量が多い気はしたがアツキは特に気にせず。冷えていたローションにぶるりと身を震わせるも。
ヒノケンの指が自らのアナルに伸びるのを感じ、冷えなど吹き飛ばして身体に焔を灯す。
…ぷちゅ…
ぬちぬち…くにくに…っ
ぷちゅ、ぬちゅっ
くにっ、くにくにっ…
「は、ンんッ…
」
アナルのヒダから丁寧に揉み解していく指先。
アツキから漏れる甘く熱い息。
時間を取って解される事に微かに腰を捩っていると、頃合い良しと見た指が侵入を始めた。
ぬちぬちっ…つぷ…
…ぬ、ぷ…ぬぷぷぷ…っ
「にゃ、は…ぁッ…
」
まだ指一本だがアツキは歓喜を含む声を上げ悦ぶ。
ぬぷぬぷ
とナカをゆっくり拡げ、掻き回す指。
抜き挿しがスムーズになる度に増えてゆく。
ぬちゅっ、ぬちゅっ
ずちゅっ
…つぷ…ぬぷぷぷぷ…っ
ぐちゅっ、ぷちゅっ
「はにゃあッ
アッ、はぁッ
気持ち、エエッ
」
三本目の指が挿入されてナカを蹂躙されているアツキには、既に自身を挿入されたような心地になっているのだろうか、目を閉じて解される感覚により没頭し。
淫らに鳴いて悦に溺れた言葉を紡ぐ。
だが、それを聞いたヒノケンの口角が更に上へ。
「…こんなのでイイとか言ってらんねぇぞ」
「は、ぇ…? そら、どういう…」
「なぁに、ちょっとした"イタズラ返し"だぜ」
ファサ…トロトロトローッ…ぬちゅ、ぬちゅり…
「にゃ…ッ? オッサン、何スて…」
ヒノケンの言葉の意味が解らないでいるアツキを他所に、アツキの自身に何かが覆われ。
覆った何かに足されたローションと、片手で器用に馴染ませているらしい音。イタズラ返しとは何なのか、アツキが「ふにゃ?」とハテナを浮かべた次の瞬間。
…ヌリュッ、ヌリュッ
二チュッ
クチュッ
ヌチュヌチュッ
プチュッ、ヌチュッ!
「ひにゃあッ?! にゃあ゙ッ
あア゙ッ
なンねッ、コレッ
待つだ、こげなの、お゙ッ
」
びゅぶっ、びゅるるっ
びゅるるるっ!
アツキの自身を覆ったのはガーゼ。
そこにローションを追加して始められたイタズラとはローションガーゼであり、アツキは未知と言える快感に突如として襲われ、あっという間に射精した。
しかしながら、これで終わらせては貰えない。
ヌチッ、ヌチュッ
ニュポ、ニュポッ!
ぶぴゅっ
びゅぷるるっ
びゅくるるるっ!
「お゙ァあアッ
やめねッ、か
イッとるッ、オラもうイッとるからッ
ゔぁあ゙ッ
」
ズリュズリュッ!
ヌッチュ、二チュッグチュッ
ぴゅっ、ぴゅるるっ
ぴゅっぴゅっ
「ひぎッ
裏筋ッ、無理ッ
射精
射精スつまッとるだぁ
もう、出ね、出ねッ
」
睾丸の中に詰まる精を総て吐き出させる気でいるヒノケンのローションガーゼは続き、アツキは止まらない快楽に連続で射精し、ガーゼはローションとアツキの白濁に塗れた有様。
ナカを解していた三本の指まで、ズポズポ
とすっかり蕩け解れたアナルを行き来しだす。
「あ゙ー…
にゃあ゙ー…ッ
」と、最早まともに言葉も紡げず自身に与えられる悦でビクビクと身を跳ね震わせる玩具のようになったところで、漸く。
…ヌチャ…
ズポッ、ズポッ
…にゅるるる…ぬぽ…っ
「あ゙ッ、はッ、はあ゙ッ
はあ゙…ぁ…ッ
」
精を出し尽くした自身からガーゼが離れ、ナカを嬲っていた指も総て引き抜かれ、実際はそう時間は過ぎていないのだがアツキにとっては相当に長かったであろう悦から解放された。
だからといって身体はすぐには落ち着かず。
ベッド上で、黒となった猫耳や尻尾ごと快楽の余韻に打ち震え、舌を出して荒い息を繰り返し、涙に濡れた瞳は放心した様に天井を見詰めるのみ。
ただただ、無防備な───
「……へっへっ…」
…ぐいっ…ぷちゅ…
「え゙、な…ッ…まッ…オッサン待たねッか…!」
ぐぐっ…ぐぷんっ!
ずぷぷぷぷぷ〜…っ…
ぱちゅんっ!
「ふぅっ…! へっ、イイな燃えるぜ…!」
「お゙ぉお゙おッ
オッサンのチンコがぁッ、オラの奥まで来とるゔッ
ゔぁあッ
」
そこにヒノケンは無遠慮にアツキの足の間へ身体を入り込ませ、フェラチオでの射精からとっくに回復して勃起した自身をアナルに押し付けると。
ローションも含めてグズグズに蕩けた孔は簡単に膨れた亀頭を飲み込む。そのまま奥へ奥へとナカを拡げ進み、腰を打ち付ける迄ぐっぷりと埋め込んでしまう。
突然の挿入にアツキは目を見開き喘ぎ。
はっ
はっ
と、整わぬ息などお構いなしで、すぐさま正常位でのセックスが強要された。
ぬ゙るる…じゅぷっ!
じゅぽっ、じゅぽっ!
ぱんっ!
ぱちゅんっ
ずちゅっ、ぱちゅっ
「お゙あ゙ッ
アッ、ア゙ッ
イグッ
もう出せねッけど、オラまたイクッ
おお゙ッ
」
ビクビクンッ…
キュンッ
キュウンッ
アナルはヒノケンの自身の抜き挿しを阻害せず、大きく引き抜いては腰がぶつかるまで挿入されるを繰り返され、アツキは再び絶頂の連続に陥る。
けれどもローションガーゼで搾り出された自身からは、薄い薄い精と呼べるかどうかといったモノしか鈴口から出なくなってしまっていたけれど。
襲う快感からヒノケンの自身を締め付け、乳首をビンビンに勃てながら何度もメスイキを。
ずぷっ、ずぷっ
ずちゅっ、じゅぽっ!
…にゅるるる〜……ぬぽん…っ
「…え゙…えッ…? な、なス…て…」
奥を穿つ自身が引き抜かれていく様な感覚。
アツキは、そこから一息にまた奥まで挿入されるに違いないと即座に思い、最早それは衝撃にも等しい悦だろうと身構え、背中をゾクゾクさせたのだが。
まさかの自身は総て引き抜かれてしまい、突然の喪失に困惑した声をアツキはヒノケンへ。
あれだけ射精をして、精を出せなくなってもメスイキさせられているのだから、アツキの意識の中にはこれ以上の快楽は止めてほしい気持ちも当然。
けれども身体の疼きが止まらない、それは単なる悦への貪欲さという事ではなく。ヒノケンと交わった証を、まだ身体のナカで受け止めていないから。
「…終わりじゃねぇから安心しな」
「…そ、そンなら…」
「あんだけ射精してメスイキして、それでも俺が欲しいって発情してるメス猫ちゃんならよ、正常位よりお似合いの交尾スタイルってのがあるだろ?」
「…オラはメスでねぇだ! …ンでも…」
…ゴロ……ギッ、ギシッ…ピンッ…
「ほ…ホレ…こンで…エエだか…?」
イキ過ぎて怠い身体だけれども、アツキはベッド上で緩慢に身体を仰向けからうつ伏せにしてから四つん這いになり、ヒノケンへ尻を向け黒い尻尾を立てた。
ヒノケンの目には散々に嬲られたアナル、それでも物足りないとヒクヒク
蠢く厭らしさ。
舌を覗かせ舐めずり、にいっと笑むと。
その孔へ再び自身を埋め込む。
ぷちゅっ、ぬぶ…ずぷんっ!
ぬぷぷぷぷぷ〜っ…
どちゅんっ!
「ぉ、お゙ッ
また、来たッ
オッサンのチンコぉッ
今度は種付けスるだぁッ
」
「へっ! やっぱりメス猫じゃねぇかよ」
「ンくぅ…違うッけど…口から出ツまうべぇッ…
」
「へっへっ…望み通り、お前のナカで出してやらぁ」
ぬ゙るるるっ
じゅぽっじゅぽっ!
ぱちゅんっ
どちゅっ
どちゅっ
ずぽっ、ずぽっ!
「お゙あ゙ぁッ
激スィッ
あ〜ッ、あ゙〜ッ
もうッ、オラ何回イッとるだ、あ゙
」
アツキの腰をガッチリ掴み、交尾そのものの交わり。
屹立した自身がアツキのナカを蹂躙し、竿が見えては再びナカへと消えるを繰り返して。
孕ませようという雄の本能を伴う射精欲が高まる。
じゅぽっじゅぽっじゅぶっ!
ずぷっ、ずぷ
ぱちゅ、ばちゅっ!
ぱんっ、ぱんっ!
「お゙お゙ッ
イクッ
ズッとイッとるけンどッ、そンでもまた、おッきいのでイグッ
」
「そらよ、お前が欲しいお菓子はコイツだ…ろっ!」
ずちゅ、ずちゅっ!
…ずぷんっ!
ぶびゅるるるる〜っ!
びゅるるる、びゅぶっ
…ドプン、ドプドプッ…
トプトプ…
「あ゙〜〜〜ッ!
ァ、あ゙…ッ…熱ッ…
お゙ッ、お゙ッ…
イグ…イッとるぅ…
」
「ふぅうぅ…っ…ふーっ、ふー…へっ」
最高に高まった熱に任せてヒノケンは腰を打ち付け。
完全に自身をアツキのナカへ埋め込んで至る射精。
一度、フェラチオで出しているにも関わらず量も濃さも勢いも上回り、アツキを支配する。
注がれる熱さにアツキは大きくイキよがり、やっぱり精は出せないけれども自身はビンビンと揺れ震えて快感に対する反応を示し、悦びの様相。
互いに強過ぎた快感と悦から浸る余韻は長く。
熱に満ちた寝室内が秋らしい空気を取り戻すまで繋がり、ハロウィンの夜は深けていった。
───…
「はぁ〜あぁ〜…ッ…」
「何だよ、その溜め息はよ」
「…分かンね訳がねぇべ! オッサン!」
ハロウィンの夜…だったが、既に日が変わった時刻。
情交の跡が残る寝具を洗うのは起きてからにするとして、新しい物に取り換えられたベッドでは、普段の威勢が戻ったアツキが大きな大きな溜め息ひとつ。
原因が自らである事だとか、どこ吹く風といった態度を返すヒノケンにカチンときたアツキが、隣のヒノケンに顔を向けて抗議している。何時もの光景。
アツキの猫耳と尻尾も、真っ白に。
「オラのハロウィンが台無スだべな…」
「アレはお前だってセックス前提だったじゃねぇか、俺はちゃんと付き合っただけだろが」
「そ…そだけンと…オッサンの"イタズラ"が度を越スとるだ! ちゅうか、オッサンは仮装もスてねぇのに勝手にイタズラとか無スに決まッてンべ!」
ガバッと身を起こし、枕をポスポス殴りながら。
アツキは憤慨するけれども、ヒノケンは変わらない。
寧ろ、そんなアツキを可愛いモノだといった風。
「まぁよ、ハロウィンも過ぎたんだし落ち着いてさっさと寝ろよ。疲れてるんじゃねぇの」
「…ンだから、誰のせいだッちゅう…」
…ぐい…っ…ぎゅうっ…
「! …ッとに…スッかたねオッサンなンだかンな…」
起こした身体など気にせずアツキの肩に腕を伸ばして、胸元へ抱き寄せてきたヒノケンに。
怒る気力も失せて、大人しくなるアツキ。
白い猫耳を外側に向けてピクピクと動かし、ヒノケンの心音を聞こうとしている様だったが、やがて猫耳は横へと傾き少し下げられて。安心している猫の証。
この腕の中、きもちいい。セックスの時とはまた別の、この飼い主からしか得られない熱。
「……ふにゃ…う…にゃう…」
気怠い身体に沁みる体温、とろとろに蕩けて。
開けていられなくなった目を閉じ、夢へと向かう。
ふわふわした中で聞こえた声は。
「…やっぱり、俺の猫は白猫じゃねぇとな」
そう言って猫耳に優しくキスしてくれた、筈。
アツキはふわりと嬉しそうに笑み、よりヒノケンの胸元に身体を収めて眠り落ちていった。
■END■
2023.11.03 了
◆ヒノアツ4種でローションガーゼ第3弾でした
遅刻したけれどHappy Halloween!
clap!
- ナノ -