【Rockman.EXEA】
アツいサンタガールと過ごす夜
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)サンタコスプレ│対面座位│ハート使用
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クリスマス・イヴの夜にはサンタクロース。
貴方へのプレゼントを届ける為に。
時には、貴方からプレゼントを貰う為に。
「ジャーン! どうだべ、折角だからオラがオッサンのサンタクロースになってやっただ」
「何がどうして折角なんだか分からねぇが…風呂から上がったのに遅いと思ったらよ。…へっ、サンタな嬢ちゃんに着替えていたのか」
12月24日を迎えたヒノケンの家。
今年のクリスマス・イヴもヒノケンとアツキは二人で過ごし、ちょっとしたパーティー気分の間は二人のナビ達も交えて楽しいひと時を過ごしたが。
夜の時間を迎えて、ナビ達はスリープモード。
どちらから言い出す等という事は無く、自然と互いに察し合う…深い、恋人としての時間。
また後で入り直す事になるのだろうけど、二人で一緒にお風呂へ入って気分を高めるようにスキンシップをしながら睦みあって。
いざお風呂を後にして寝室へ、というところでアツキはヒノケンに「先に上がって待ってるだ!」といった旨を言い出し、追い出す勢いで上がらせてしまった。
ハロウィン時のアツキを思えば、何かを仕込んでいるに違いない。ヒノケンは大人しく先に上がり、掛布団を除けたベッドでアツキを待っていると。
パタパタとした足音から、バタンと元気良く扉を開けて現れたのは…サンタ姿のアツキ。
「ふふーン、めンこいッちゅうたらどうだべな」
ヒノケンが居るベッドに近付き、くるりと一回転。
サンタクロース、といってもアツキが着ているのは一般的に想像される男性のモノではなく、いわばサンタガール的な女性用にアレンジされた衣装。
ツンツン頭を隠すサンタ帽子こそ共通であるが。
身体は、冬には寧ろ合わないと言えそうな露出具合。
セパレートの上下、上は肩や腕にお腹周りも出ているし、下はミニスカートといった丈。
それに衣装と同じく赤と白で構成された手袋と、流石に室内でブーツは遠慮した結果なのかロングソックスを履く事で覗かせる太もも。
正直に言ってヒノケンもキライではないし、何か仕込んでいると考えた中ではストレートな登場でもあり、可愛らしいサンタガールに薄く口角を上げる。
「ほーお、俺にもサンタが来るモンだな」
「む…それより先に言う事があンべ」
「へっへっ…可愛いぜ、似合うじゃねぇの嬢ちゃん」
「……へへ。なら、良(い)がっただ」
ぽすっ、とヒノケンが居るベッドにアツキは乗り。
"可愛い"という言葉を引き出せた事に笑顔を浮かべ、するりと当然のようにヒノケンの身体に跨ると口唇を重ね合わせ、まずはキスのプレゼント。
…ちゅ、ちゅっ…ちゅむ…っ…
「…ン……ふ…ッ…
」
短い啄む様なキスから、じっくりと味わう様なキス。
色々な口付けだが主導はアツキ。
サンタガールからのプレゼントという主旨なのだと解っているヒノケンは、自分からは動かずアツキの口唇に総て委ね、愛らしいキスの数々を受け取って。
キスの雨が降り止み、かち合う互いの瞳。
情交を求める炎と焔の火が、既に灯っていた。
「…プレゼントはキスだけか?」
「欲張りなオッサンだなや。…ンでも確かにキスだけでねぇだ…オラが、プレゼントだべ」
キスで少し蕩け始めているアツキの表情。
普段からは想像がつかぬ程に妖艶さを秘め。
良い子へのプレゼントではない。
ちょっとズルくて、なのにわりと大人気なくて、けれど炎への信念は揺るがず真っ直ぐで。
そんな恋人へ贈るたった一つの大きなプレゼント。
受け取り拒否なんてありえないでしょう?
「へっ…サンタ自身がプレゼントか、悪くねぇ」
「あ…ッ…!」
ぐん…っ…!
アツキの言葉を聞いたヒノケンは、自分に跨り乗り続けているアツキの身体に腕を回して抱き寄せ、完全に自分へとその身を預けさせ。
ヒノケンの胸元に顔を埋め、耳を寄せるアツキには。
きっと、行為へ期待をしてくれている───そんな気がする、普段よりも早い心音が届く。
スル……スリ、スリ…むに…
「もッ…いきなス、どっこ触っとるだ!」
「プレゼントされたんだから、もう俺のモノだろうが。どこを触ろうと俺の自由だろ?」
「む、むぅ…そ、そだけンとも…」
もっとヒノケンの心音に聞き入りたかったアツキだったが、抱き締めてきた腕がスルリと下がったかと思うと、ただでさえ丈の短いスカートを捲り上げられ。
ヒノケン好みだという、お尻を撫で回されて。
その手の感触は決してキライではないのだけれど。
反したくなるのがアツキの性質。
…それはそれとして、気になる事が。
「…つうかよ、乳首浮いてたからブラしてねぇよな」
「…め、目ざといオッサンだなや…」
「だから下も履いてねぇのかと思ったんだが…」
話すヒノケンの手のひらに伝わるのは尻の柔肌。
だから履いていないと予想したのは合っているものだと思ったのだが、少しばかり手を滑らせてみると、肌とは異なる…布の質感に辿り着く。
つまり下に関しては履いている、ものの。
かなり布面積の小さいセクシーランジェリーな模様。
…クイ…キュッ
「ひゃッ?!」
「紐みてぇだな、俺の為に買ったのか? コイツ」
「…こ…こげなのが…スキなンかなッて…ン、ンだからオラの趣味でねぇかンな! オ、オッサンがスキそうだから…ちっと…試スに着てみただけ、だべ…」
既にアツキのお尻の割れ目に食い込んでいるだけで、下着としての機能は無いに等しいソレをヒノケンは軽く掴むと、上に引いて更に食い込みを深め。
割れ目や陰核へ刺激が伝わったのだろう。
ビクリと身体を跳ねさせ声を上げ、愉しげな声色で質問を投げ掛けてきたヒノケンに、あくまでこのセクシーランジェリーはヒノケンに合わせたのだと返し。
真っ赤な顔を隠すよう、より胸元へ顔を埋め。
そんなアツキの様子にヒノケンの口角が上がらぬ筈はなく、片手は直のお尻の感触を一層に堪能しつつ、下着を掴む手は時に緩急を付けて引っ張れば色は黒色だというのが見えつつ。
小さく喘ぎ鳴くアツキの声を引き出す。
「確かに俺好みだぜ、黒ってのも悪くはねぇし」
スリスリ…むに、むにっ…
…クンッ…キュ、キュウッ…
「は、ンッ…
ジンジン、スる…だ…
」
「へっ…クリがか? こういうのイイんだな」
グイッ…! …ギュウゥッ
「アッ、あ…ンッ…強く引っ張るで、ねぇ…
」
より強く下着を引かれて割れ目と陰核に与えられた刺激は大きく、アツキは甘い声を上げ。
とうに溢れ零れ始めている愛液。
クロッチ部分は溺れたように濡れてしまって、ビクビクッと震えた身体は甘イキした証拠。
「…はっ、はー…ッ
」
「おっと…軽くイッちまったか。今日はスイッチ入るのが早ぇな…へっ、燃えてくるぜ…」
ゴロ……とさ…っ…
「……ッ、は…ケンイチ…」
最早、自分に縋り付くといった状態になっているアツキの事を、ヒノケンはゆっくりと抱き締めたまま転がしてアツキをベッドに仰向けにさせると。
自らは身体を起こし、着ていた服を脱ぎ払う。
先程まで顔を埋めていた逞しい胸板が現れ、下まで脱げば上を向いて勃つ自身がブルンと現れ、その勢いにアツキは目を反らせずドキドキしながら見上げ。
ジュン…
と、愛液がまた溢れるのを感じた。
「さて、どんな下着かキチンと御対面ってな」
「え…あ…ッ…」
服を総て脱いだヒノケンはアツキのサンタ的なスカートに再び手を掛け、捲り上げると。
そこにはアツキらしくない黒のセクシーランジェリー、殆ど紐と言って構わないようなデザインであり、クロッチの面積も陰核と割れ目を多少隠せる程度。
これをヒノケンが喜ぶかも、と考えてアツキは選び着てくれているのだと思うと、ヒノケンのココロには目の前の「彼女」に愛しい火が灯り。
太ももを軽く撫でながら下着へ手を寄せ。
「…へっ、嬢ちゃんには早いが…イイぜ」
「……ほ、ホントだか…?」
「ああ、コイツも俺へのプレゼントなんだろ?」
「は…えっ、な、何言ッ…わひゃッ?!」
…スルル……スルン…ッ
セクシーランジェリーを身に付ける自分の事を直に見て、「似合わない」などとは言われず肯定してくれた事にアツキが安心したのも束の間。
ヒノケンはアツキの身体からその下着を器用に引き下ろし剥いて、アツキの性器を辛うじて隠していたモノはヒノケンの手に渡ってしまい。
アツキの温もりが残り、クロッチに真新しい愛液の跡が付く下着は厭らしくもソソられる。
「そ、ソレはプレゼントでねぇだ!」
「イイじゃねぇの、ちゃんと洗って保管するからよ。そんで時々、眺めて今日の嬢ちゃんの事を思い出すのに使うだけだっての」
「アホかオッサン! …ッとに、もう…」
愉快そうなヒノケンに、言っても無駄と観念したか。
何時もより噛み付くのは短めに済ませたアツキ。
プイ、と赤らめた顔を背けてしまったけれど。
捲り上げられたスカートは正さず、下着を剥かれて無防備な下肢をそのままヒノケンに晒しているのは。下着に構うよりも、早く触れて欲しい表れでもあって。
「へっ…ま、今は本命のプレゼントを貰うのが先か」
「…ン、ん…ッ…!」
クチュ…チュクッ、ニチュ…ッ…
そんなアツキの事を察したヒノケンは下着を手放し。
望み通り露わになった熱の宿る割れ目へと指を寄せて濡れ具合を確かめると、軽く沈めただけでナカは溢れる愛液に満ちていると分かる程。
にぃ、と。口角を上げてしまうのは性。
割れ目と浅い箇所に指を這わせて往復し、ヌラヌラとアツキの性器を更に鈍く輝かせて頃合いを図り…奥へと指を挿入してゆく。
…ぬぷ…ずぷ、ぷぷ…
「は…ア、ン…
」
「…こんだけ濡れてるし、痛くは無ぇよな」
「う、ンっ…平気だべ…ンだから…」
「へっへっ…アツく、気持ち良くしてやるよ」
ヌチュッ
クチュ、グチュッ
プチュ、プチュン
「ひゃ、ン…
アッ、あンっ
」
「もう蕩けまくりだな、追加するぜ」
…すぷ…ぬぷぷっ…
プチュッ、グチュッ
ジュプ、ジュプッ
「指、ぃ…そげに、ナカ…ぁ
」
一応の気遣いは見せたものの。
ヒノケンのアツキを欲する火は盛り点き。
指の一本などすぐさま咥え込み、抜き挿しも容易な事から二本、三本目の指を追加して。
ナカを掻き回し乱すような抜き挿しの連続。
アツキは一度の甘イキで行為へのスイッチが入ってしまった身体を制御出来ず、ナカと同じく蕩けた声を漏らして善がり、小さくイキ続ける。
ぬぷ…ん……プチュ…
ヌチュッ、ヌチッ
「あァ、あンッ
オラ…ソコ責められッと…
」
暫し三本の指をアツキのナカで抜き挿した後、ヒノケンは往復を止めて指は咥えさせたまま、親指で愛液塗れの陰核を弄りだし。
ヌチヌチと厭らしい音を立てて集中的に擦られてしまい、アツキが上げる声の艶が増す。
ビク
ビクッ
と甘イキがずっと止まらず、それでもなお陰核を擦り上げられるを止めてはもらえず、背を仰け反らせて天井を仰ぎ───
ヌチッ
ヌチュ
プチュッ、ニチュ
ニチュッ
「はッ、あッ
イクッ、オラ…ぁ…イクぅ…っ
」
ビクンっ
ビクッ
ビクビク…ッ
アツキが達するのが近いと見たヒノケンは、陰核を擦る往復を早めて刺激を強め追い込む。
程なくしてアツキの身体は絶頂を迎え。
甘イキとは比べ物にならない程の快感に包まれ、全身を大きく震わせ悦の炎に焦がれて。
ベッド上でぐったりとしながら荒い息を繰り返す。
……にゅるるる…にゅぽ…っ
「…は、アン…
はっ…はぁ…はー…ッ…
」
「へっへっ…指で盛大にイッたみてぇだな、サンタ嬢ちゃんのプレゼントはココまでか?」
「……ン、む…ぅ…
」
ちゅう…っ…
アツキのナカから指を総て引き抜き。
身体を投げ出したまま余韻に浸るアツキにヒノケンは静かに覆い被さり、口唇を重ねる。
先程のキスはサンタガールからのプレゼント。
今度は、ヒノケンからサンタガールへのプレゼント。
…ちゅっ…ちゅむ、ちゅく…っ
「…ぷ、は…
はぁ…ふ、ぅ…」
「…それで、どうなんだ? サンタ嬢ちゃん」
「……オラがココでお終いっちゅうたら、オッサンの…その、ソレをどうスるつもりだべ」
深いキスから解放されて再びヒノケンから問われ。
アツキは少し躊躇いながらもチラリと目を向けた先には、ビン!とそそり勃つヒノケンの自身。コレをお預けにしてお終いには出来そうもなく。
サンタからのプレゼントは、まだまだ。
「へっ…つまり、プレゼントは貰えるって訳だ」
「オッサンが良い子だったらだべ」
「良い子ねぇ、なかなか難しいなそりゃ」
「…ンで、特別にワルいオッサンにもあげるだ」
アツキの言葉に笑みを浮かべたヒノケン。
覆い被さっていた身体を起こして、ベッド傍のナイトテーブル上に出しておいたコンドームの箱に手を伸ばし掴むと、中から無造作に一つ取り出し。
封を切ろうとした時。
「…ソレ…オラが着けてやンべ」
「嬢ちゃんが?」
思わぬ申し出にヒノケンがアツキに目を向ければ、まだ息も整わぬ様子なのにも関わらず…ゆっくりと起き上がり、ペタンとベッド上に座り。
寄越せと言う風にして手を差し出していて。
「……なら、頼むとするかな」
断る理由など特に見当たらない。
座りながらヒノケンはアツキの手にコンドームを渡すと、受け取ったアツキはピリリと封を切り、取り出した中身を剛直と呼べる程に屹立した自身に被せ始め。
ぎこちない手つきに加え、どぎまぎした表情。
濃密な情事の中での、アツキの初々しさをを目にしたヒノケンは情欲を昂ぶらせてゆき。
チロリと舌を覗かせアツキを見詰める。
…スル、スル……ピチ…ッ…
「…こンで…だ、大丈夫だべか…」
「イイんじゃねぇの。…さてサンタ嬢ちゃんよ」
「う…オ、オラ…どンな体勢スればエエだ…?」
「へっ! 話が早いな。…そうだな、対面座位はどうだ? サンタ嬢ちゃんを抱き締めてぇ」
「……分かっただ。えっと、そンなら…」
…ギシ…ギッ……
ぎゅう…っ…クチュ…
ヒノケンの自身を受け入れる為。
アツキは一度ベッド上で立ち上がり、座っているヒノケンに跨るべく腰の脇をすり抜けて足を通すと、ヒノケンの頭を抱き締めるように首へ腕を回し。
ソロソロ腰を落としてゆけば、割れ目が鈴口に触れ。
互いに吐き出す熱い息、ひとつ。
両腕が使えない状態のアツキに代わってヒノケンは自らの自身に手を添えて固定し、直接の言葉は掛けないが、これである程度まで埋め込めという事。
意図に気付いたアツキは、ギュッと抱き付く腕の力を強めながら腰を落とし進め、アツキを待ち焦がれている熱塊の如き自身をナカへと導く。
…チュ、ク…ッ…くぷ、ぐぷ…ん
ずぷ…ずぷぷぷ…ずちゅっ…
「はァ、ンっ…
奥サ…入った、だぁ…ッ
」
亀頭を呑み込み、竿のある程度まで咥え込んだ辺りでヒノケンは自身に手を添えるのを止め、あとはアツキの意思に任せて二人は繋がり。
体重を掛け、アツキはぐっぷりと奥まで自身を咥え。
みっちりと支配されるコンドーム越しでも解る自身の熱さ、しかし負けじと応じるかの様にナカはキュウキュウと吸い付き締め付け始めていて。
互いに繋がる箇所へと意識は向けられ、互いの持つ炎と焔で情欲に浸り身体を焦がし合う。
…ぐいっ…ぷる…っ
れろ…
…ちゅ、ちゅっ
れろ…れるっ…
「ちょ、ッ、何スてるべ、えッ
」
「ブラをしてねぇのが分かってる上に目の前だ、サンタ嬢ちゃんの胸も可愛がらねぇとな」
「バカぁ、アっ
そげに舐められッた、ら…
」
…れろれろっ…じゅうぅうっ
「や、アンッ…
吸うのも、ナシだべ…ッ
」
ヒノケンの頭を抱き締める形になっているアツキ、という事はヒノケンの眼前にはアツキの胸がある訳で、セパレートのサンタ服上をヒノケンは捲り上げ。
慎ましいけれども形は良く、何よりパフィーニップルと呼ばれる魅惑的にプックリとした乳輪を持ち合わせているのがアツキの胸であり、普段のアツキからはギャップのある胸。
それが現れたのだから可愛がるのは当然。
フカフカの乳輪を乳首ごと舐めて舌を這わせ、時には啄むキスを乳首に贈り、かと思えば口唇で優しく食んだ上で強く吸い上げアツキを翻弄。
可愛がられる度にナカはキュウッ
キュンっ
とヒノケンの自身を締め、甘い疼きが身体中を巡り火照らせて、無意識に腰を揺らし悦をもっと得ようと。
…ずぷ、ずぷっ
じゅぷ…ずちゅっ…
「はッ、はァッ
オラ、勝手に動いッツま、う
」
「へっへっ…サンタ嬢ちゃんは積極的だな」
激しくは動けないが、縦への抜き挿しに加え。
ぐちゅ
ぐちゅ
と腰を捩る動きで結合する箇所から卑猥な音を漏らして、自身を味わい。
ただただ、今のアツキはヒノケンの熱に夢中で。
そんなアツキの事をヒノケンは動きを阻害しない程度に抱きとめ、ヒノケンはヒノケンでアツキの愛らしいパフィーニップルにむしゃぶりつき。
アツキの拙くも懸命で自分を求める腰使いに、ぐつぐつとした滾り猛る自身の熱を心地好く受け止めている───最中。
突然の冷静、それは。
「(……良い子、なんてな。俺は)」
何気なく、アツキがサンタとして口にした言葉。
そもそもそんな歳でもないとか、それとは別の。
WWW団員として犯した罪が消える事は無いから。
" あと一年でも早く出会えていたら "
" 罪で穢れた手で "
" アツキを抱き締めずに済んだのかもしれない "
後悔を想う事は滅多に無いヒノケンが、たったひとつ…時折、冷えた思考が囁く「もしも」。
アツキを愛しく想えば想う程にのし掛かってきて。
だが、それでもヒノケンは決めたのだ。
アツキと共に歩みながら償うと。
…ずぷっ!
ずちゅ、ずぷ
ずんっ、ずっ
「ひゃンっ
ケンイチ、まで、動くでね…ぇ
」
アツキへの確かな想いをぶつける様。
体位的な不自由はありながらもヒノケンはアツキの動きに応じて、下から穿ち突き上げる。
それとて大きな律動ではないけれども。
蜜に抱き締め合いながら想い合う二人分の交わりは、互いを果てさせようとするに充分。
ずぷ、ぬぷっ
ぐちゅっ、じゅぷ
じゅぶっ
「あっ、アッ
オラっ、またぁッ
奥からクるっ、奥からおっきいのでイッツまぅ…
」
「へっ…! サンタ嬢ちゃんに俺からのプレゼントだぜ…そして俺にもな、最高に熱くイかせてやるから、その姿を焼き付けさせなアツキ…!」
「うンっ
ケンイチっ…ケンイチ…ぃ
」
ずちゅっ
ずぷっ、じゅぽ
ずぷ…ずちゅんっ
……ぶびゅるるるるっ! びゅーっ
びゅくるるっ
「〜〜〜…! ふ、アッ、アン…あ〜〜〜…ッ
」
「ッ、く…クゥウッ…! 止まんねぇ…!」
互いに自然と息を合わせて律動し、性感を貪り。
深々とナカへ自身を埋め込まれ、アツキは達した。
ヒノケンに抱き締められながらも背を大きく仰け反らせてイき、サンタ帽子が外れ落ち。
イッた衝撃でギュウウ
とナカを締め付けられてヒノケンも射精に及び、コンドーム内に多量の精をびゅるびゅる叩き付け、長く長く吐き出す射精。
痙攣したように悦に震えるアツキに…まるで縋り付きながら、吐精が終わりを迎えるまで。
「はっ、はっ…はぁッ…はー…」
「…ちったあ落ち着いてきたか? …アツキ」
「ふぇ…はぁー…ッ…へ、平気だべ…」
「どこがだよ。……へっ」
熱く荒い息を幾度も繰り返し、余韻の中の二人。
頃合いを図りヒノケンがアツキへ声を掛けてみると、とても平気とは思えぬが普段通りの強気さと意地を張ってくるアツキに笑みを浮かべてしまう。
「…ベッドに転がすぞ、そのまま大人しくしてろ」
「え…う、うン…分かっただ」
まだ繋がったまま、ヒノケンはアツキを抱き締めたまま押し倒す形でアツキの背をベッドに付けさせると、自らは身体を起こし。
ゆっくりと名残惜しげにナカから自身を引き抜く。
……にゅるるる〜っ……にゅぽんっ
「ンんっ…
……は、ふ…」
濃密な情交の終わり。
アツキはベッドに寝転べた事で、より余韻に浸り易くなったのか、とろんとした眼をして全身を無防備に投げ出してしまっている…が。
そんな、あられもない姿なんかでいたら───
スルル、スル…ピチッ…
…ニチュ…くぷ…
「ひゃっ?! ちょっ、オッサン何をスて…!」
ずぷ…ずぷぷぷぷっ
どちゅっ
「ッ、あ、ァア〜〜〜ッ…!
」
ひっそりと、コンドームを付け替えていたヒノケン。
何故なら、あれだけの射精を行ったというのに…アツキを求める自身は全く萎えない為に。
一度は引き抜いたアツキのナカへ次は正常位で押し入り、奥を一際強く打ち付けて辿り着くと、未だ敏感なアツキの身体はビクビク跳ねて再びの絶頂。
「やっぱ、アレじゃちょいと物足りねぇんだよな。シケた気分が残るまま終われねぇよ」
「……な…ッ…こンのオッサンは…どンだけプレゼント貰う気なンだべ……も、う…1個残らずケンイチにやっから……持ってけばイイだ…」
「へっへっ…そいじゃ、遠慮なく…な」
…ずるるる…じゅぷんっ
ずちゅっ、ずぷっ
ぱちゅん、ぱちゅ
じゅぷっ
「あン、アンッ
激スぃっ
オラまたぁッ…イキっぱなスになッツまうでねぇか…ぁ
」
どうやらまだまだ性なる夜は終わりそうになく。
勝手知った正常位で更なる交わりを。
寝室内はヒノケンが腰を打ち付ける度に鳴るじゅぷ
じゅぷ
という淫らな粘性の水音と、止まぬアツキの甘い甘い嬌声で満たされていった。
───…
心ゆくまで身体を重ね、情欲の場だった寝室は静寂。
日付はクリスマス・イブから当日へと変わり、情交で気怠い身体は睡眠を欲している筈。
なのだが…ふと、目を覚ましたヒノケン。
「(……何か、起きちまったな)」
時計を見ずとも…まだ深夜だろう。
再び眠りに就こうとしたが、その前に隣で眠るアツキの事が気になり、そっと窺い見ると。
「スー…っ…スーっ…ンん……ケンイ、チ…」
「(! …いや、寝てるよな。寝言かよ…へっ)」
そこには、ぐっすりと眠るアツキ。
名を呼ばれて起こしたのかと思ったが、ほんのりとした常夜灯が照らすアツキにその気配は無く、寧ろ揺すっても起きないのではないかと思う程にこんこんと眠り。
あれだけの情事の後だ、お風呂を済ませるのもアツキは億劫といった様子でいたし、身体を清めてパジャマに着替え、ぬくぬくの布団に入ってしまったら疲れた身体は睡眠へ一直線。
多少、ヒノケンが動いたところで起きる気配は無い。
「…ンや…ぅ…スかー…スゥ…」
「(…何時もの嬢ちゃんに戻っちまったか)」
アツキはもうサンタガールの衣装ではなく。
ヒノケンが以前プレゼントした、モコモコパジャマ。
才葉の冬など東北の地元に比べれば寒くない等と言いつつも、贈られた事が嬉しかったのだろう、冬らしい寒さの夜にはモコモコのアツキが出来上がり。
そしてヒノケンも「モコモコのオッサンを抱き締めたい!」というアツキの要望から、一緒に探し選んで買ったメンズのモコモコパジャマ姿。
コレを着て眠っていると、時折アツキが今の自分のように目を覚ました際、密かにギュッと抱き着いてきている事をヒノケンは知っていたりする。
ただ、アツキには言っていないだけ。
どうして、どうして───自分と等しい炎を持つ彼女の事が、こんなにも愛しいと溢れて。
「(全く、このヒノケン様を変えやがってよ)」
起きないとは思うが、アツキを気にしながらヒノケンはベッドから抜け出て寝室を後に。
真っ直ぐリビングへ向かうと、一先ず置きっぱなしにしていたクリスマスパーティーの名残が有り、そのラッピングの中から細身の真っ赤なリボンを抜き取ると。
すぐに踵を返して戻る寝室。
アツキが眠り続ける布団を静かに捲り、現れた左手。
「(だから、責任取るんだぜ。…アツキ)」
薬指に細身のリボン。
それはプレゼントの様で、所有を示す様で。
目覚めたアツキが薬指を見た時、何と言うだろう?
考えただけでココロの炎が燃え上がるを感じる。
「……なんてな、へっ……」
らしくない様な自分自身に笑みながら。
リボンの赤が彩られたアツキの左手を優しく握って。
焔の揺らめくクリスマスプレゼントを受け取った。
■END■
◆ヒノアツ4種で対面座位えっち第3弾◎
…対面座位以外の方が多かった気もしますが…(苦笑)
今年もヒノアツを書けた想いを込めて。
メリークリスマス!(*´∀`*)
2022.12.25 了
clap!
- ナノ -