【Rockman.EXEA】
まっしろな想いにモモイロを添えて
!
)ホワイトデー&ヒノアツ69えっち第3弾
シックスナイン/お尻愛で/寝バック/ハート使用
+
「オッサンの事だから、マシュマロを返スてくると思っとっただ。…偶々なンだべけンと」
そう話すアツキの手には、プレゼントのお菓子。
今日は3月14日・ホワイトデー。
ヒノケンの家に呼び出されたアツキが訪れたところ、バレンタインのチョコレートのお返しとして手渡されたソレは、キャンディとマカロンだと告げられ。
そこで出た、アツキの台詞。
「マシュマロ返すと相手がキライだ、ってヤツか?」
「えっ。な、なンね…オッサン知ってるンか」
「一応な。…何でかそんな解釈されてるが、本来はホワイトデーならマシュマロ返すのが正しいんだぞ、後から勝手に曲解されて悪く取られてるだけだ」
「そ、そーなン…か…?」
どうせヒノケンには疎い事だろうと。
マシュマロをお返しにしてきたら、ちょっと嫌味を言ってみようかなと考えていたアツキなのだが、ヒノケンは理解した上でキャンディとマカロンを選び。
更にはホワイトデーでのマシュマロについて、知らなかった立ち位置の変化を聞かされる事にもなり、寧ろアツキの方が遅れを取る展開になっている。
「大体、コレでも嫌われてるって思うか?」
「わ…えっ、コレ…マシュマロだか?…めんこい…」
言いながらヒノケンがアツキに見せたモノは。
スケルトンのパッケージに収められている、華やかなピンク色をしたキューブ状のお菓子。
四角いフォルムであっても柔らかさが目から伝わり、感触を想像するとウキウキしてきて。
「ま、正しくはギモーヴだけどな」
「ぎもー
?」
「マシュマロに似てるが根本的に材料が違う。…だが、由来になってるのが一緒だから生マシュマロとか呼ばれてるみてぇだし、まぁ近いモンだろ」
ピンク色はフランボワーズの色。もっちりだけれど軽く、甘酸っぱさが広がるに違いない。
そんな女の子のスキが詰まった様な愛らしさ。
贈られたら───きっと純粋に、嬉しく思える筈。
「…これ貰ったらオラ喜ぶだ。ちゃんと考えて選んでくれたんだべなって…思えるかンな」
「へっへっ…だろ?意味とかそんなの気にしねぇってんなら、コイツも嬢ちゃんにやるよ」
「えっ!良いンかオッサン!やっただ〜!」
お返しのお菓子が増え、はしゃぐアツキ。
"キライ"なんて意味を気にする様子は全く無く。
愛おしげにプレゼントを抱えて笑顔。
「…オラ実は、飴っこ食べるンが不得意で…舌ば切ったりスっから、そげな意味でもマシュマロの方がそもそもスキかもスれね。…あ、オッサンからの飴は別だから大丈夫だべ!」
「何だ、そうだったのかよ。まぁ、俺もマシュマロは"色んな意味で"スキだけどな。…それより、もしその飴で舌を切っちまったらすぐ言えよ」
「?…な、なスて?」
「ソイツを贈った責任を取ってやるぜ」
「ちょ…オッサ…ン…」
するりと、当たり前に重ねられた口唇。
アツキの口が僅かに開いたままだったのは、咄嗟に反応が出来なかったからか。それとも。
咥内に侵入するヒノケンの舌。
もし、甘いキャンディが舌を傷付けてしまったら。
こうして優しく癒やすから。
交わる舌同士の感触にアツキはぞくりと身を震わせ、ぎゅっとヒノケンの服を強く掴んだ。
───…
スベスベ…スリッ…
…むにむに…
…モチモチ…っ
「
〜っ…マシュマロが"色んな意味で"スキとかぬかスとったのって、こげな意味なンか…」
「そりゃあそうだろ、嬢ちゃんのケツは相変わらず俺好みだな。やっぱり型取ってスクイーズでも作ってみてぇモンだ。へっへっ…」
「っと、アホなオッサンだなや…」
舌を重ねる深い口付けから火が点き、情交の時間。
シャワーを浴びる間も何度もキスを交わし、互いの身体を肌と肌で触れ合い火種を焔にし。
二人裸身でベッドにもつれ込んだ…ところで。
ヒノケンから今日の前戯はシックスナインをしたいと提案され、アツキはその体位に少し躊躇ったけれど、寝そべるヒノケンの上にお尻を向けて身体を預け。
すぐ目の前のヒノケンの自身にドキドキして動けずにいると、そんなアツキの事はお構いなしにヒノケンはアツキのお尻を当然のように愛で始め。
"色んな意味"の、意味を知る事に。
ぐに、むに…むに…ぐにっ…
…クチュ…くぱ…っ
「〜〜〜…っ!」
「おっと、もう濡れちまってるみてぇだな」
「ば、バッカ!ひろっ、拡げたりスるでねぇ!」
「へっへっ…ちょいと確認しただけだっての」
マシュマロのようなアツキのお尻の心地を手のひらで堪能していたヒノケンだったが、アツキが動かないのを急かす意味合いも含めてか。
双丘を開いて軽く割れ目を拡げてやると、既に濡れているであろう水音が熱っぽく漏れ。
アツキに抗議されたヒノケンは今は引き下がり割れ目から指を離したが、悪いと感じている様子は無く、再びスベスベとアツキのお尻を撫でる。
「イイねぇ、ケツを愛で放題だ。こんなマシュマロを悪く考える方が、どうかしてんだろ」
「…本物のマシュマロとは違うでねか、もう…」
呆れるアツキだが、それでも自分の身体に魅力を感じてくれている事への嬉しさもある為。
どうにも強くは言えない。
ちゅ
ちゅっ
と太ももにキスも落とされ。
既に自分が濡れている事を理解したアツキは、いよいよ自らも進んでヒノケンの自身へ。
…ぺろ…ちゅっ…
ちゅ、ちゅ
…ぺろ、ぺろっ…
「ちったあ飴を上手く舐める練習になるか?」
「こげな…
〜…お…おっきい飴っこなンか食べる事ば無(ね)っから、練習になンねぇべ…」
「そーかそーか、そりゃあ悪かったなぁ」
「ぐぐ…言うんでねかっただ、こンのオッサンは…」
目の前で屹立するヒノケンの自身。
その亀頭にアツキは口唇を寄せてキスを降らせたり舌を這わせ始めると、ヒノケンからキャンディを舐める行為と重ねられるかを問われ。
深く考えず、ほぼ反射で答えようとした事がヒノケンをより調子に乗らせると途中でアツキは気付いたものの、他の答え方が瞬時に浮かばず。
結局そのまま答えると。
ヒノケンからはやはりどう聞いても悪いとは思っていないし、何ならやけに機嫌の良くなった声で返され、アツキにはしてやられた悔しさが滲む。
…はむ…くぷっ…
くぷぷ…ちゅぷ、じゅ…っ
「(おっ…へっへっ…)」
滲んだ悔しさからか、アツキは本格的なフェラチオに及んでヒノケンの自身を咥え始め。
ゆっくりだが竿まで咥内に含み、大きい等と言ったからといって怯んではいないのだと。
そんな意地も窺え、ヒノケンは心中で笑む。
アツキが行為に積極的になったから。
くぷっ、じゅっ、じゅぷ…
「ンっ…ンむ、ンふっ…
」
「よしよし、そのまま続けてくれよ嬢ちゃん」
ツツ…さわ…さわっ…
「…!…ン、むぅ…ッ…
」
自身を咥内で奉仕し始めたアツキに、ヒノケンは愛でる想い半分に悪戯な想い半分でアツキの形良いお尻の曲線に指を滑らせ、手のひらは時に掠める程度に撫でる。
そんなささやかな刺激でもアツキは反応し。
小さく震えたお尻に、また愛しさと悪戯心が灯され。
にぃっ、と上がるのはヒノケンの口角。
「嬢ちゃんが口でやってくれているんだから、俺もクンニしてやりてぇんだが…身長差でちょいとキツいから指になっちまうが、勘弁してくれな」
ぬぷ…クチュ、クチュッ…
…ニチュッ、チュクッ、プチュ
ニチュ
「ふ…
…ふぅンっ…ン…
」
アツキのフェラチオに応じる為、シックスナインなのだから自分もクンニリングスを…というつもりだったヒノケンなのだが、身長差からアツキの割れ目を舌で愛でるのは難しく。
そこは予定外になってしまったけれども、代わりに割れ目に指を沈めて愛液を纏わせると陰核を集中して擦り始め、淫らな水音が室内に。
擦られた陰核はすぐさま剥かれて一層に敏感になり、ぷっくりと露わになった紅い主張を滑りながら何度も指を行き来されてアツキは大いに感じ。
次々に愛液を溢れさせ、それをヒノケンの指が纏ってアツキの陰核を更に愛でる事になり。
ヒノケンの自身を咥えたまま、陰核への刺激から与えられる快感でアツキの瞳は薄く涙を浮かべてトロンと蕩け、下半身はビクビクと跳ねてしまう。
「……む…ぅ
…ふっ…ンっ、ン…
」
じゅぷっ…ぢゅ、じゅぷ
…くぷ、じゅっ…
「…へっ。…イイぜ、嬢ちゃん」
陰核からの悦で止まり掛けたフェラチオ。
しかしアツキは快感に蕩けながらも行為を続行し、ヒノケンの自身にも快感を与えようと。
昂る熱塊の如き剛直を口いっぱいで受け入れて。
鈴口から溢れ出た先走りに喉を鳴らしながら懸命に果てさせようという、どこまでも意地。
健気だけではないからこそ、ヒノケンの炎も盛る。
クチュ…にゅぷぷ、にゅぷぷぷ…
…ぷちゅっ、ぷちゅ
じゅぷっ、ぐちゅっ
「ンん…ッ!
ふぅ、ンっ
ンぅうっ…!
」
陰核を擦る指は残しながらヒノケンはアツキの熱く濡れたナカへ指を挿し入れ、愛液で満ちてスンナリ受け入れた事を確かめるや次々と指を増やし。
淫らな音をわざと立てて、浅い場所から指の根本に至る深い場所まで挿れた指を抜き挿す。
それまで集中的に擦られていた陰核への刺激は少し控えられたが、思い出した様に指を深く咥え込ませたところでニチュ
ニチュッ
と親指で捏ね回され。
受ける快感は増す一方。
ビクッ
ビク
跳ねるお尻を空いている手で掴み揉まれもして、甘い快感が背を伝い続け。
……ずる…ちゅぱっ…
「っ、ぷぁっ…ら、だめッ…
オラもぅっ…イクっ、イッツま…あッ、あ〜〜〜…ッ
」
ビクンッ
ビク…ビクッ…!
…トロ…トロ、トロッ…
「へっへっ…潮吹きとまではいかなかったか。しかし派手にイッたみたいだな、嬢ちゃん」
「はっ…あ…
…ふ、ぁ…
」
悦楽の波に抗う事が出来ず、アツキはヒノケンの自身から口を離して嬌声を上げてしまい。
とうとうヒノケンの指で達して一際大きく身体を跳ねさせると愛液がナカから溢れ、その様子を熱と欲を孕んだ眼差しでヒノケンは見る。
「さて……よっ、と」
「…え…?」
…トサ…ッ…
まだ身体が落ち着かないアツキの事を、ヒノケンはなるべく刺激しないように自分の身体の上から下ろし、アツキはベッド上でうつ伏せに。
正直、ベッド上の方が身体を投げ出せて落ち着く。
しかしながら、アツキからしてみればまだシックスナインを終わらせるつもりは無かった。
何故なら。
「…お…オッサン、まだイッてねぇでねか…そンの…オラ、確かにそンな上手くねっけど…」
うつ伏せたままヒノケンの方は見ず、ぽつり。
故にヒノケンがその表情を窺う事は出来ないが、恐らく果てさせる事が出来ない悔しさと。
それ以上に、口での行為の拙さに不安を抱いているであろう気弱な表情が…見える様な声。
ギシッ…
「…今日はよ。勿論ゴム越しだが嬢ちゃんのナカに全部出してぇから耐えたってだけだ、嬢ちゃんのフェラは確かに上手い訳じゃねぇが…俺を燃えさせる、他には無ぇ良さしてるぜ」
「…ほ…ホントだか…?…へへ…」
ベッドを軋ませて軽くアツキに覆い被さり表情を覗き込んだヒノケンは、やはり柄にもなく憂いを帯びたアツキの瞳と目が合い。
心配する必要は無いのだと諭しながら頭を優しく撫でてやると、アツキは撫でられた嬉しさも含め安心したのか、瞳の憂いを払って焔が灯り戻って。
ふわり、笑顔をヒノケンに。
「えっと、オッサン…そンなら後ろっか…ら?」
「そうだな。…丁度良いし寝バックにすっか」
「寝バック?」
「普通のバックなら嬢ちゃんに四つん這いになってもらうが、寝バックは膝だの腕だの立てず嬢ちゃんにはうつ伏せてもらったまま、そこに俺が後ろから挿入するとかそんな感じだ」
「ふ、ふーン…そげな体位…なンか…」
「嬢ちゃんのカワイイ割れ目は、どうやら下向きみたいだしな…寝バック向きだと思うぜ」
「そっ、そこいらはオラ…よく分かんねけンと…」
ヒノケンの説明に、自身の性器の向きがどうのという事まで出てきて恥ずかしさが湧き上がったアツキだけれど、拒否する様子は見られず。
寝バックをしてみたいとヒノケンは受け取り、アツキに覆い被さっていた身体を起こす。
「そいじゃ、挿れるのだけ少しケツを上げてくれ」
「ン…こう…で、イイだか…?」
指示通り少しだけベッドからお尻を浮かせ。
達して濡れそぼる割れ目をヒノケンに向けるアツキ。
今すぐにでも挿入したい光景だけれど、逸る気持ちを抑えて傍に置いていたコンドームの封を切ってヒノケンは自らの自身に装着すると。
待ちかねる割れ目に先端を宛てて、ゆるりと挿入を。
ぷちゅっ…
ぬぷ、ずぷぷ…
「はっ…
あっ、ン…
」
「ココまで入れば大丈夫か。…嬢ちゃん、少しずつケツを下げて下半身をベッドに付けな」
「う…ンっ…」
ギッ…ぺた…ん…
…ずぷ、ずぷっ…
…ギシ…ぎゅう…っ
「えっ…あ…オッサ……ケ、ンイチ…」
「こんな感じが寝バックだぜ、気に入りそうか?」
「ン…オラ、これ…スキか、も…スれね…
」
半分ほどアツキのナカへ自身を埋めたところで、ヒノケンは再びアツキに指示を出し、浮かせたお尻を今度は下げるように促す。
アツキは素直に言う事を聞き、ナカに埋まる自身が抜けないか気にしながらお尻を下げて。
下半身がベッドに完全に付くと、ヒノケンはアツキのナカに根本まで自身を挿入しながらアツキの背中に覆い被さり、耳元へ口唇を寄せて寝バックの形が出来た事を告げてやると。
アツキからは、どこか恍惚とした色を含む声。
どうやら、気に入ってもらえそう。
「重くて苦しくねぇか?そんな流石に嬢ちゃんに全体重は掛けねぇが、加減が分からねぇ」
「こンっ…くらいでイイべ…」
「ホントかよ、キツかったら言えよ」
「大丈夫だべ…ちっとくらい、重みが感じるっくらいの方が…キモチイイ…気がスるだ…
」
きゅうっ…
ぎゅう、きゅん…
「…へっ!確かにそうみてぇだな…」
腕や膝を立てる後背位ではない点でアツキの負担は少ないが、深く挿入して寝バックの密着感を出すとなると、ある程度はヒノケンの重みがアツキに掛かる為。
ヒノケンが加減を問うと、平気だと返しながら。
アツキ自身で制御は出来ていないのだろうが、ナカがきゅう
きゅうっ
っとキツくヒノケンの自身を締め付けてきて、この体位で感じている事を示し。
その心地に思わずヒノケンは唾を飲む。
…ずっ…
ぬぷ、ぬぷ…
ずぷ…っ
「あ、ン…ケンイチ…っ
ふ、あッ、あ…
」
「激しく抜き挿せる体位じゃねぇからどうかとも思ったが…へっへっ…こんなのも悪くねぇモンだな、嬢ちゃん…アツキも、かなりイイだろ?」
「う…ンっ…
ゆっくり、なンが…かえってケンイチの、分かって…
それに、後ろっからのケンイチも近く、て…何か…ドキドキが、止まんね…
」
アツキのナカが欲するのに応えて、ヒノケンはアツキを軽く抱き込むと抜き挿しを始める。
何時もの四つん這いでの後背位と比べたら勢いは付けられず、抜き挿し出来るのも短く緩慢としているが、二人の繋がりを深く感じられる動き。
荒く激しく燃え盛る様なセックスが互いに似合いだと思っていたが、密やかに芯を燃やす様なセックスも───決して、悪いものではないと知って。
重なり睦み合う行為に没頭して。
ずぷっ、ぬぷっ
…ぷちゅ…ぬぷ、すぷっ…
…ちゅっ…ちゅ…っ
…はみ…
「ひゃ、う…っ
…うなじ、サ…食むでね…っ
」
「へっへっ…キスだけじゃ物足りなくてよ。うなじも愛でてやれるし、お前のケツの感触も腰で感じられるし…もっと早くに試すんだったぜ」
「ンも…ぉっ…
オラ、いっつもと違って…ンっ
ふっ…
奥っ…じンわり熱くなって…
」
「何時でもイきな。…俺も近いからな」
「な、ら…一緒にイくだ、ケンイ…チ…
」
ぬぷ…ッ…
ぎゅううっ…きゅん
きゅん…ッ
「っ…!アツキ、お前…そんな締めやがるんじゃ…!」
「くうン…っ
ケン、イチの…感、じる…だ…ッ
」
スローなセックスだが、密着は確実に互いを高め。
繋がる部分は、コンドームの隔たりなど有って無いと思える程に蕩けてひとつになりそう。
アツキのナカを小刻みに突くヒノケンも限界が近く。
しかし今一度アツキをイかせてから、と思っていたのだが。奥へ突き挿れたところで…今度は明らかにアツキの意思を伴い、キツく自身を締め付けられ。
ギリ、と音が立つ程に歯を食いしばるが───
…ぶびゅるっ!
びゅるるるっ
びゅるる…っ
びゅーっ…びゅく…
…トプ、トプっ…
「くっ…クゥウ…っ!」
「ふ、あッ…ゴム越スでも、分かる…べ…
…いっぱい…っ…アッ、あンっ、ア〜〜〜ッ…
」
ビク
ビクッ…ビクン…ッ
コンドーム内にヒノケンは多量の白濁を迸らせ。
アツキもまた、ナカに射精されたのだと理解するや達してあられもない声で喘ぎ、全身を跳ねさせて更にヒノケンの自身を締め付け精を残らず搾ろうと。
ヒノケンはシーツを掴むアツキの手首を掴み、押さえ付けるとも堪えるとも取れる支えに縋りながら長く射精し。漸く、漸く終わりが。
「はーっ…はー…っ
」
「ふ、ぅっ……まったく、このお嬢ちゃんはよ…」
……にゅ、るるるる〜…ぬぽんっ
「ンひゃう…っ…
…もっ、抜いッツまうだ…か?」
「あまりにも好くてバカみてぇに出しちまったから、ゴムしてても心配なんだよ。…へっ」
「……そだか、へへー…」
本当はもっとアツキのナカに居たいけれど。
互いが多少は落ち着いたところでヒノケンは惜しむ想いが強くなる前に、自身をアツキから引き抜き身体を起こし、装着していたコンドームの処理を。
口を縛ったソレをプランと垂らしてみると、何時もより中に溜まる白濁の重みを感じる気がして、自嘲する様な笑みを浮かべつつティッシュに包み捨て。
うつ伏せたままでいるアツキの隣にヒノケンもうつ伏せでベッド上へ身体を投げ出し、そっとアツキの肩に手を置き軽く抱き寄せる。
静かに流れる濃密な情交の余韻。
アツキがヒノケンの方に顔を向けると、ヒノケンはずっとアツキを見ていてすぐ目が合い。
何だか恥ずかしくなったアツキはシーツを"きゅっ"と握るが、顔は背けずに見詰め合う。
「なンか…頭ン中、ふわふわ…フカフカ?で…マシュマロが詰まってるみてな気分だべ…」
「どんな気分だそりゃ。真っ白になっちまうくらい好かった、って事なんだろうけどよ」
まだ、ぽやんとした顔でそんな事を言うアツキが。
可笑しくて、愛しくて。
思わず抱き寄せていた肩から手を離し、白い肌の中にほんのりとモモイロが差すアツキのマシュマロなお尻を、ヒノケンは優しく揉む。
「バッカ」とか、アツキは言った気がするが。
アツキのくすぐったい様な笑みの前に掻き消えた。
■END■
◆2022年のホワイトデー&ヒノアツ69第3弾でした。
加えて今年はホワイトデーと同じくちょこっと早め更新となりましたが、ヒノアツに再燃して復帰1本目のお話を上げたのも3月14日だったので。
ヒノアツ再開2周年記念でもあります◎
2年経っても、まだヒノアツと火野家で書きたい事は有るんですよね。リアルタイムの時よりも寧ろ書きたい気持ちが濃くなっている気が(*´∀`*)
えっちなお話も、日常のお話も…引き続き。
取り敢えずアツキちゃんは、もっちりでむにむにでプリンとした桃尻であると伝えたい(笑)
2022.03.12 了
clap!
- ナノ -