【Rockman.EXEA】
貴方だけのパフィー・チョコレート
)バレンタイン甘イチャえっち
【クリスマスケーキよりも甘くして】での思い付きをバレンタインで実行するヒノケン(笑)
パフィーニップル/チョコレートプレイ/ハート使用



二月のアツキは、普段と別の意味で落ち着きが無い。
その主な原因となっているのが、バレンタインデー。
ヒノケンへ贈るチョコレートを何にしようか考え悩む、ごくごく普通の女の子になる時期。
あれこれPETで検索を掛けてチョコレートを調べ、バーナーマンもアツキと一緒に選んで。
そうして、いっぱい考え悩んで決めたのに。
ヒノケンの家へ向かい、リビングのソファに並び座って、いざヒノケンにチョコレートを渡す!…となったところで素直になれない「普段」が顔を出す。

「えっと、け、ケン…ぃ……オッサン!オラからチョコやっから、ありがたく受け取るだ!」

名前を呼んで今日くらいは恋するまま。
そう脳内で何回も渡す練習をしてきた筈なのに、本人を前にしてしまうと恥ずかしくて。
普段通りの態度で、チョコレートを差し出すアツキ。
頭の中ではぐるぐると「違う、こうでねくて…!」という思いが渦巻いているが、引っ込めてやり直しというのもまた違うと、最早どうしようもない。
だが───そんなアツキの事は解っている。
ヒノケン自身もまた、アツキに対しては普段から素直に気持ちを向ける事は難しいから。
だから目が泳いでしまっているアツキを茶化さず。

「ありがとよ嬢ちゃん、嬉しいぜ」

余計な事は加えずシンプルに受け取るヒノケン。
チョコレートが自分の手から離れ、キチンとヒノケンの手に渡ったのを見て、まだ少しぐるぐるしているけれど安心もした様なアツキの口唇へ。
もっと安心させる、優しく触れるキスも忘れずに。

「…へへ…いーっぱい悩ンで決めたチョコだかンな、テキトーに食べたら承知スねかンな」
「分かってらぁ」

とす、と。
ヒノケンの肩にアツキは頭を寄せ。
満点には程遠い渡し方だったけれども、二人の間ならばコレが一番しっくりとしていて。
静かな恋人たちの時間が流れる…のだが。
アツキには、ヒノケンの家の玄関が開かれた時から、今日に因んで気になる事があった。
それは家の中から既に仄かなチョコレートの香りが漂っていた。…ような、気がする事。

「(…最近ズっとチョコで頭ン中パンパンだったス…オラ変に過敏になっとるンかな…?)」

あれだけ、自分に素直になってヒノケンへチョコレートを手渡す脳内練習をしたにも関わらず上手くいかなかったのは、この先客チョコレートの気配を感じ取ったのも原因のひとつ。
自分の他にも貰ったのかと、動揺してしまったのだ。
けれど考えてみれば、ヒノケンには学園での教師間だとか電脳世界の研究者間だとかがある訳で、付き合い上の断る理由も無い義理チョコを貰うかもしれない。
余計な事を聞いて、折角こうして丸く収めてくれたのに再びおかしな空気にするのはアツキの本意でも無いから、きっとそうだと結論付け。

"ヤキモチを仕舞い込み、オッサンと過ごそう!"

…そう決めたアツキは、夜になって。
もっともっと深い恋仲の時間を迎えた時に。
その、先客チョコレートの正体を知る事になる。

───…

「…このオッサン…何の準備スとるかと思ったら…」
「クリスマスの時に約束したじゃねぇか」
「オラは約束とかスてねぇだ!勝手にオッサンが言い出スて、勝手に進めてるだけだべ!」

既に二人とも裸身のベッド上。
チョコレートを渡した後からの時間を掛けて、素直になれないなりにも甘く高めあって。
身体を重ねる…という段になったところで。
ヒノケンは仰向けになって見上げるアツキに覆い被さりながら、妙なモノを取り出した。
いや、場所がキッチンならば何も妙ではないのだが。
絞り袋と、そこにみっちり詰まるチョコレートのホイップクリームはベッド上では場違い。
しかしソレを見たアツキはクリスマスの時のやり取りを思い出した。アツキの乳首にクリームを盛ったプレイをしてみたいだとか、そんな事を。
ヒノケンはしっかり覚えており、実行する気だ。

「イイだろ、特別なチョコレートをくれよ」
「…オラがたーっくさン考えてオッサンの為に贈ったチョコは、特別でねぇっちゅうンか」
「おっと、そんな訳は無ぇよ。嬢ちゃん以外からは誰からも受け取っちゃいねぇ、特別だ」
「…えっ…そ、そなン…か…?」

ヒノケンの言い方に不満を漏らしたアツキだけれども、予想外の言葉が返ってきてしまう。
義理チョコくらい許してやろうなんて、余裕なフリ。
本当は全然、余裕なんか無くて。
だから、こんな状況でそんな事をサラッと言ってくるなんて、とってもとっても…ズルい。
バカな思い付きも許してやっても良いかな、だとか。
嬉しさで絆されてしまうのだから。

「…こげなアホな事、これっきりだかンなオッサン」
「へっへっ…それじゃあ、有難く戴くとするか」

実質的にアツキの許可が下りたヒノケンは。
絞り袋の口金をアツキのプックリしたパフィーニップルな乳輪に優しく添え、チョコレートホイップを絞り出して乳輪から乳頭まで覆い隠してゆく。

ニュ…ニュルルル…ッ……ニュル、ニュルルッ…

「よっしゃ、まずはこんなモンかな」
「うう…っとに…こっ恥ズかスぃでねかコレ…」
「俺しか見ねぇんだしイイだろ、スゲェ美味そうだ」
「えっ、ちょ、ちょっとオッサ…ンっ…!」

れろおっ…はみ…じゅ、じゅうっ…!

「ひゃうっ…いき、なり…そげに吸うとか…ッ

チョコレートホイップで見えなくなった自分の両の乳首に恥ずかしさを覚える暇も無く、片側の乳首をヒノケンにガッつかれて舌が這い。
すぐさまチョコレートホイップが剥げて乳頭が露わになり、まだ残るホイップごと口唇で食まれて強く吸い上げられ、アツキは思わず甘い声を漏らす。

じゅっ…れろ、れろ…

「ンっン、ん…ぅッ

その声と反応具合に気を良くしたのか、ひとしきり乳頭を吸い上げて味わったところで。
ヒノケンは改めて舌を這わせ、すっかり勃ってしまった乳頭とフカフカの乳輪とを舐める。
まぁるいチョコレートを舌で転がす様に。

…ちゅぱっ…

「ふ、ぅン…
「へっへっ…まだ片方を可愛がってやっただけで蕩けちまって。…もっと溶かしてやるよ」

れろっ…にゅる、にゅるっ…れろ…
…にちゅ、クニッ…クニ…

「い、いっぺンにっ、両方は…ダメっ、ンんっ

チョコレートホイップが盛られた、もう片方の乳首にもヒノケンは舌を寄せてホイップを舐め取りながら乳頭や乳輪も先と同じく舌で愛でてやり。
その上でホイップが剥げた側の乳首には指を伸ばし、僅かに残るホイップを指先に纏わせてツンと勃つ乳頭を摘み擦ってやると。
アツキは両の乳首からの刺激に身体を捩らせる。
とうに全身で感じてしまっているが…特に。

モゾ…よじっ…

「…へっ。下が疼くか?嬢ちゃん」
「えっ…あ、うぅ…そンの…う、ン…」
「もうちょいハッキリ聞きてぇが、まあイイか」

…クチュ…ン…ッ

「ふ、ぁっ…
「とっくに濡れまくりだな、へっへっ…」

腰を捩る頻度が増した事からアツキの状態を察し、一度ヒノケンは身体を起こすとアツキの下肢へと手を伸ばして熱い割れ目に指を軽く沈めれば。
慣らしもせずに、そのまま飲み込む程に濡れ。
にいっと上がるヒノケンの口角。
どうせなら───'"ココも"甘く愛でてやろう。

……ニュルルルル…ッ…

「ひゃ?!…なっ、ナニをスとるだオッサン!」
「ナニってまあ…ココもチョコで戴いてみるのも良さそうだな、と思っただけじゃねぇの」
「あ、アホー!オッサンのヘンタイ!」

沈められた指がナカを掻き回す。
そんなアツキの想像とは裏腹にヒノケンの指は離れ。
代わりに我が身に何が起きたかと思ったら、アツキの陰核や割れ目に目掛けてチョコレートホイップを搾り出されてしまい。
ヒノケンに抗議するも一向に気にする様子は無く、アツキの両足を問答無用で開脚させると膝裏に手を置いて閉じられないように掴み。
逞しくビンと屹立している自身の竿部分を濡れる割れ目に添い当てて、律動を開始した。

ニュル…ズリ…ズリ、ズリ…ッ

「あッあンッ、だめっそれッ…!
「って事は、気持ちイイ訳だ」
「ちが、あっあっ、ンああッ、あー…ッ

竿にチョコレートホイップを塗り付けながら、アツキの割れ目に加えて陰核も擦り上げ。
愛液とホイップで滑りながら刺激された陰核は、すぐに剥けて敏感な部分が露出してしまい、尚もズリズリと竿が行き来してアツキの身体が跳ね。
裏筋で陰核を擦られると、喉を晒して仰け反り喘ぐ。

ズリュ…ニチュッ…

「はーっ…はー…
「…俺も気持ちイイんだが、ちょいとおっかねぇな。このまま挿れたくて堪らなくなるぜ」
「はぁっ…オッサン…もう終わり…だか…?」
「……へっ、ダメとか言ってて嬢ちゃんは欲張りなんだからよ。…そうだ、俺ばっかりってのも何だしな、嬢ちゃんにもチョコレートをやろうじゃねぇの」
「…っ、え…?」

理性が残る内にヒノケンは律動を止めると。
どうやら甘イキしたらしいアツキだが、ヒノケンには物足りなさそうな視線を向けてきて。
その眼差しに宿る焔に惹き付けられるままに、自身をアツキのナカへ挿れたい衝動を抑え。
ヒノケンは中身の減ってきたチョコレートホイップの絞り袋を持ち直し、口金を自分の指先に向けてホイップを出すとアツキの口元へ。

「嬢ちゃんの方が甘いのスキなんだろ?」
「ンっ…

チュ…チュプッ…

口元まで近付けた指先だが無理にアツキの咥内には入れず、柔らかな口唇に触れてみれば。
アツキの方からチョコレートホイップ塗れのヒノケンの指を咥内へ含み、ホイップを舐め取りながら時折、ちゅっちゅとリップ音を響かせ吸い付く。

ちゅぽっ…

「へっへっ…もうちょい欲しいか?」
「う、ン…甘くって、うンめ…
「へっ…そらよ、嬢ちゃん」

アツキはすぐ指のチョコレートホイップを殆ど舐め取ってしまい、まだ満たされない様子。
一度アツキの咥内から指を引き抜いたヒノケンは、今度は先程より多めに指へ絞り出し。
甘いモノをねだる口唇へ。

ぺろ…ぺろっ…チュ、チュプ…

美味しそうにホイップを舐め、素直に指を含み。
その甘さから、うっとりとした瞳のアツキ。
もっと、蕩けさせてやりたくなる。

…クチュ…ぬ、ぷ…ぬぷぷぷ…っ

「ん、ンんっ…んぅ…ッ…

咥内に指を与えながら、ヒノケンは空いている手をチョコレートホイップに塗れたアツキの割れ目に伸ばし、今回はナカに間髪入れず三本の指を埋め込む。
不意を打たれた挿入の感覚にアツキは身を震わせて喘ぎたいが、咥内にもヒノケンの指が入れられている為に、口端からくぐもった声だけが漏れ。
だが、そんなアツキの声と姿が扇情的で。
ヒノケンは、アツキのナカを掻き回し始めた。

ぷちゅっくちゅ、ぐちゅっぬちゅ、ぬちゅっ

「ふぅッうンっ…ん、ンッ…
「指三本がスンナリ入った時点で察しだが、これだけ濡れてりゃじっくり解すって必要は無ぇか。どれ…軽くイかせてやるとするかな」

じゅぷ、ぬぷっじゅぽ、じゅぽっ…じゅぷッ

「ン〜〜〜ッ…!ふ、ぅンっんぅう…

既にビキビキと音がしそうな程に勃っているヒノケンの自身を受け入れさせる意味も込めて、アツキのナカを掻き回したヒノケンだが。
その濡れ具合はとうに出来上がっており。
円を描いていた指を勢いの有る抜き挿しに変えてやると、アツキはすぐさま甘イキして。
達した時にヒノケンはアツキに咥内へ入れている指を反射的に噛まれたが、そんなのは痛みを感じるよりも可愛いものだという想いしか抱かない。
指に吸い付き締めるアツキのナカが次第に落ち着き始めたところで、漸くヒノケンはアツキの咥内とナカから指を引き抜いた。

…ちゅぽん……にゅぽ…っ…

「っ、は……はっ、はぁ…ケンイ、チ…
「へっへっ…すっかりトロットロのチョコ嬢ちゃんになっちまったみてぇだが、まだ終わりって訳にはいかねぇぜ。…嬢ちゃんも、お待ちかねだろ?」
「うン…っ…ケンイチ、の…ほスぃ…だ
「よーし、言えたな良い子だぜ」

蕩けてヒノケンを求める言葉が出た事に。
ヒノケンはお決まりの口角を上げて傍に置いていたコンドームの封を切り、手早く装着し。
アツキの脚を大きく開いて自身を割れ目へ宛てがう。

ニチュ…

「ふ、ぅっ…ケンイチ、ぃ…
「…へっ。…挿れるぜ、アツキ」

ず…ぷずぷっ、ずぷぷぷ…ずちゅっ…!

「は、あっあッ、あ〜…ッ
「挿れただけで、またイッたみてぇだな」
「……ッ…く…ぅ……っ、か…」
「…あん?……おい…アツキ?」

熱く濡れ火照った割れ目に亀頭を埋め、ゆっくりと竿を飲み込ませていたが。根本近くまでアツキのナカに入ったところで、ヒノケンは奥を突く様に強めに穿ち。
快感を伴う衝撃にアツキは再び軽く達してしまい。
これから、もっと大きな悦をアツキに与えようとしたヒノケンは。しかし───アツキの様子が、何処かおかしい事に気が付き。
ナカに自身を埋めたままアツキの顔を覗く。と。

「……ううぅ……けっ、ケンイチのばか!バカばか!」
「はぁあっ?何をいきなり…」
「あぁあ、もうバカ!オラ…好きだべ!ケンイチが!」
「……は…はぁ?」

突然の罵倒、かと思ったら好きだと告げるアツキに。
流石にヒノケンも理解が追い付いていない状況。

「うぐぐ…悔スぃ…けンど、でも!好きだ!…オッサンが…こげなアホみてなチョコ塗れにスてくるオッサンだけンと…ケンイチが好きだ…ンでも!これはケンイチのせいだかンな!」

どうやらアツキは、トロトロに溶かされ溜め込んでいた想いが遂に決壊してしまった様で。
罵倒と、ヒノケンのせいであって自分のせいではない旨を交えながらではあるものの、根底に灯し続けていた…とても明快な「好き」という想いの火を伝える。
快感と共に押し寄せる、その想いに屈した気がして悔しいとも口にして。だけれど、好き。
それは、どうしたって変わらなかったから。

「(…って…お、オラ何を言ってるだ…!)」

はた、と。
我に返ったアツキは、自分が何を言っていたのか…急激に冷静になり、逆に黙ってしまう。

「(オラから好きっちゅうて…うぅ…オッサン、絶対に調子サ乗ってくるに違いねぇだ…!)」

ヒノケンの事だから愉しげに笑み、「そうかそうか俺が好きかぁ」とでも言うに違いない。
そう思ったアツキだが、何故か互いに沈黙状態。
決壊した際にヒノケンから顔を背けたアツキだったが、ソロソロと首を戻して見上げると。

「……」
「…え?…ちょ、け、ケンイチ…?」

そこには予想に反して、「急に好きだと言われてどう返すべきか固まるヒノケン」が居た。

「……バ…バカヤロウ!」
「は、はぁー!?」
「そんなモン…俺もお前が好きだけどなぁ!お前のせいであって、俺のせいじゃねぇよ!」
「なっ、なンねオラのせいって!オラがケンイチを好きなンはケンイチのせいだけンと、ケンイチは素直にオラが好きって言えばイイでねか!」
「っだぁ!何を言いやがる!お前こそ、俺のせいとか言わずに素直に俺が好きって言え!」

アツキの想いの決壊が伝染ったのか。
ヒノケンも迷った挙句に想いを吐露したが。
どうにもこうにも…何時もの二人。
だけれどきっと、これで良い筈。

「……」「……」

「……へへ。…っとに、強情なンだかンな」
「そりゃ、お前…いや、お互い様だろ」
「そだなケンイチ。…ケンイチ、続き…オラの事がキライでねぇなら、続きをスてほスぃ…」
「……へっ…」

素直な好きは、まだ二人には早かった。
それにはもう少し時間が掛かるから。
今は、キライじゃないなら。それで良いから。

……ず…ずちゅっずちゅ、ずぷっじゅぽっ

「ふぁンっあッ、あきもち、いっ…

何だか、おかしな間が出来てしまったけれども。
互いにちゃんと想い合っている片鱗を知れて、安心した気持ちの方が二人とも上回って。
ヒノケンはアツキのナカを力強く、けれど愛しさを込めた律動を開始しアツキを善がらせ。
ぱちゅぱちゅと腰を打ち付け穿つ度。
上がった熱で二人の周囲には濃厚なチョコレートの香りが充満しているかの様で、甘い香りと想いに酔いしれながらセックスに耽る。

れろ…れるっ、れろちゅ、じゅうっ
…とんっ、とちゅっとんとんっ

「ひゃっう、奥ッ、とんとんスながら、乳首…ッ

そんなチョコレートの香りに充てられたのか。
ヒノケンは目の前でプックリと膨らむアツキの魅力的な乳首に口を寄せ、乳輪から乳頭まで余すこと無く舐めしゃぶり、律動は緩められたが。
深い場所までぐっぷりと埋め込んだところで奥を短く突き、甘い波がアツキの全身を巡り。
瞳にハートの焔を灯して快楽に溶け喘ぐ。

ちゅぷっ…

「へっへっ…たっぷりチョコレートを貰っちまったな。こりゃ来月まで待たせるのは悪いってモンだ…今から、沢山"お返し"してやンぜアツキ」
「うン…ケンイチのっ、いっぱい寄越スべ…
「…へっ!」

じゅぽっ、じゅぽじゅぷっずちゅ、ずっ
ぱちゅぱちゅんっぱん、ぱんっ!

「はっ、あッ、あっあ、あンっ

ヒノケンは改めて身体を起こしてアツキの腰をガッシリ掴むと、アツキの願いに応えるべく、浅い場所から奥までナカを自身で満遍なく行き来して打ち付け。
奥まで結合した弾ける音が鳴るとアツキの口からも短い嬌声が上がり、熱は高められて。
決壊した想いが、きゅうきゅうと疼く。

「ケンイチっオラ…くるっ、来てる、ぅ…
「ああっ、俺もだ…焦がす程に熱くしてやるぜ…!」

ぬぶっ、ぬぷずぷ、ずぷッ…ずちゅんッ!

「〜〜〜…ッアッ、あンっ…アア〜〜〜っ

きゅんっ…きゅううぅっ…!

「クゥっ…!どんだけ締め付けやがる…!」

びゅぶるっ!びゅるるるるっ…びゅーっ!
…トプトプ…トプッ…

甘イキとは比べ物にならない大きな悦に包まれ、アツキはヒノケンに深く突かれて達し。
ヒノケンもまた、達したアツキのナカの強い締め付けに自身を果てさせ射精に及び、コンドームの中へ多量の白濁を注ぎ込む。
その勢いたるやコンドーム越しでも心配になる程。
けれどアツキは、ヒノケンがそれだけの熱を自分から得てぶつけてくれているのだと思うと、達した余韻の中で多幸感にも包まれ薄っすらと笑みが浮かぶ。

「……アツキ」
「ン…?…あ…ン、う…

そんなぽやぽやとした状態のアツキの顔を覗き込むヒノケンの表情にも、自然に浮かんでしまっているであろう幸せそうな笑みが見え。
重ね合わせる甘く蕩けた口唇。
貴方だけのチョコレートを、最後まで受け取って。

───…

ザァ───ッ…

「…はぁあ〜、やっとベタベタが取れただ」
「もう少し、チョコ嬢ちゃんを堪能したかったがな」

あまりにもトロトロに愛されて、胸どころか全身がチョコレートになった気分のアツキ。
ベッドでの情事を終えて、二人でお風呂に入り。
程好い温度のシャワーを浴びて身体を洗い流したアツキは、漸くサッパリしたといった様子だけれども、ヒノケンの方は少し残念そうにしている。
ボディソープの香りで、チョコレートは掻き消えて。

「スっかス、ホントこれっきりだかンなオッサン!オラの胸やらに食べ物とか…もちっと、その、愛でるっちゅうならフツーに扱うだ!フツーに!」
「この位だったら、まだ普通だろ」
「オッサンには普通でも、オラには普通でねぇだ!」

洗い場から湯船に移り、ちゃぽんと湯に入る二人。
先にヒノケンが浴槽へ座ったところに、アツキが背中を預ける形で湯の中へ浸かってゆく。

「っとに、なんちゅうオッサンなンだか…」
「イイじゃねぇか。…どうやら、可愛がってやってる成果はちゃんと出ているみてぇだし」
「…はぁ?成果って、そげなの…」
「気付いてねぇのかよ。胸に谷間、出来てんぞ」
「……へっ…?」

恐らく、ヒノケンの言葉を反芻しているアツキ。
視線を落として確認する様子が窺え。
確かに───今もアツキの乳房は大人しめなのに違いないが、谷間だと呼べなくもない程の膨らみが、何時の間にか出来ている。かもしれない。

「……ほ…ホント!?オッサン、コレ谷間?谷間だか?オラの胸、おっきくなったンだなや!」
「えっ。…お、おう。そう言っただろ」
「おおお〜!やっただ!もっと大きくなっかな!」
「……」

ヒノケンの下心としては。
"だから、もっとハッキリ谷間を作ってやろう"なんて言ってアツキの脇から腕を通し、もちゃもちゃと乳首や乳輪を含め揉みしだきたい等と思っていたのだが。
想像以上にアツキが喜んだ為に伸ばし掛けた手を引っ込めて、はしゃぐアツキを見詰める。

「よース!おっぱい体操もキチンと続けるだ!」
「(…そんな事してんのか…)」

思わぬ努力まで聞かされ、ますます下心は失われ。
代わりに、とてもとても…素直な想いが湧く。

「…嬢ちゃん」
「ンー?何ね、オッサン」
「……良かったな」

ざぱ、と湯の中から腕を出し。
嬉しさが残る声で返事をしたアツキの頭を撫でる。
あまり濡れてしまわない様、とてもふんわりとした撫で方だけれども、アツキには伝わり。
くるり、ヒノケンの方に顔を向けて笑い掛け。
とっくにチョコレートは洗い流されたのに。
アツキの笑顔を見るヒノケンのココロには───先程までのチョコレートホイップよりも、ずっと甘い想いの炎が灯っていた。

■END■

◆2022年のヒノアツ♀でバレンタインでした◎
クリスマスでのヒノケンの思い付き、チョコレートホイップをアツキちゃんのパフィーニップルに盛り付けて美味しく食べちゃうプレイを実行(*´∀`*)
いや、ヒノケンの思い付きというか自分のですけど…折角、パフィーニップル設定を出してみたのだから、活かしたえっちなお話を書きたいな!と。

それに加えてヒノアツは基本的に好きとか言わない…というか、言ったら敗けだみたいなトコロがあるから殆ど好きも愛してるも出ない感じなのですが。
アツキちゃんでバレンタインなら、言わせてみて良いんじゃないかと思って書いたけれど。
作中の通り、好き好きとバカバカ交互からの悔しい!オッサンのせい!ってヒノケンのせいにしながら、それでも好きとバカを繰り返すアツキちゃんしか浮かばなかったのですよ(笑)
これはコレで可愛いかなーと思う(*´ω`*)
絶対にこんなのオッサンに馬鹿にされる…!って思っていたら、アツキの「好き」が完全に刺さっちゃって固まってるヒノケンなんてのも…イイかなって。
で、やっぱり好きなのは相手のせい!ってなっちゃうのがヒノアツ。自分で決めておいてからに偶に面倒ですが、コレがヒノアツだなって思うのです◎

2022.02.12 了
clap!

- ナノ -